昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
羊
先週の木曜日は
朝からスタッフ全員が浮き足立っていた。
何故かと申しますと
この日は院内のレセコン関連で
ほぼ丸1日、ある業者の方がいらしていたわけなんですが
彼がもう…うちのスタッフの間では大人気のK氏。
写真中央のK氏の両脇に
神社のコマ犬の様に位置するのは
お馴染みの関とナカジ。
「Kさんが座っていると受付も雰囲気が変わりますねぇ。
コンシェルジュみたいじゃないですかぁ」と、ナカジ。
やはりオンナばっかりの職場にですね…
長身でハンサムの…ましてや
超がつく程のジェントルマンの殿方がいらしたらですね…
まぁ…浮き足立つわな…。
しかし
一番浮き足立っていたのは
何を隠そうこの私なんですけどね♪
やれ「大丈夫?喉が渇いてない?」やら
やれ「お腹すいていない?オニギリでも食べる?」と
珍しく甲斐甲斐しい私。
「どうでもいいけどさ…あんたらにチョロチョロされると
全く仕事が進まないんだけど…」と、K氏は言いたかったろうが
そこは優しい彼ですから
終始デレデレする我々の対応をしっかりしてくださいました。
まぁ…この日の彼は
狼の群れに投げ込まれた羊状態でしたよ…。
ただ、K氏は私が開業準備からお世話になっている大切な方ですから…
大切に扱わせて頂きますよ…うっひっひ…。
果たして
狼達に襲われる事もなく
無事仕事を終え帰路につかれました。
ロリータ
可愛いデニムを穿いていらっしゃる患者さんにお会いすると
ついついデニム談義に花が咲く。
先日
20歳のKちゃんが穿いていたデニムが気になり
「それ可愛いねぇ…どこの?」と、聞くと
「ロリータだよ、先生。知らない?」と、言う。
オバチャンは知らないなぁ…。
何でも韓国のブランドなんだそうだ。
早速ネットで調べてみると…
あるわあるわ…ワンサカある…。
可愛いじゃぁん。
ちなみにですね
ネットでデニムを購入する場合
試着が出来ない分サイズが不安…というのがありますよね。
これはストレッチ素材の綿98%等のものは
絶対に試着しないと駄目だと思います。
これはSLYのショップの方に教えていただいたのですが
特にスキニーなんぞは
出来るだけ小さめのものがいい。
試着して腿のあたりでデニムが止まっちゃって
小さすぎてこれ以上、はけませんっ!ってのが
丁度いいサイズなんだそうな。
これをショップの方二人がかりでひっぱりあげてもらい
途中で遭遇する贅肉やらセルライトなんかも
ドンドン押し込んでもらいつつ
なんとかウエスト部分までもってくる。
正直…かなり苦しい。
「う゛ぐっ」なんてうめき声が漏れてしまい
「やっぱーっ!無理ですーっ!」と
叫び声をあげる私。
そんな時
ショップのオネエサン達は
「ゴイサン!もうちょっとですよぉう!頑張ってくださぁい!」と声をかけつつ
「ヨイショッ!」と言って
デニムを更に引き上げる…頼もしい。
出産風景に近いかもね。
そしてやっと穿けたデニム。
しかしウエスト部分…閉めようとしても
どうみても10cmは足りないだろ〜ってのがいい。
太い紐をボタン穴に通し
ボタンに引っ掛けて
その紐を器用に使って無理やりウエストを閉める。
あれが不思議と穿けちゃうんだなぁ…。
最初は苦しくて「も…もう死ぬ…」って感じがしますが
だんだん馴染んでくる。
ストレッチ素材のスキニーはこうやって穿いて
はじめてきれいなラインが出る…そうな。
ですからストレッチ素材のものは絶対に試着しないとだめですよ。
(ちなみに109系のショップの商品を入れる紙袋。
とっての紐が太いでしょ?
あれはデニムを穿くときに使うんだそうな。感激!)
しかし
私はストレッチの無い綿100%の固めのストレートが好きです。
これはヒップサイズを参考に買えば
ネットで
試着無しで買っても殆ど失敗が無い。
また自分にはどんなラインが似合うか…という事は
デニム歴が長い我々オバチャンは
歴史という点からお若いお嬢さんより有利っすからね。
そんなわけで
オバチャンもあやかりまして
ロリータのデニムを購入いたしました。
実際のトコロ、ややチープな感じも否めませんが
お値段もリーズナブルだったし
更に30%オフで送料無料だったのでラッキーでした♪
落ち着く…?
私はよく「先生、ホント…若いですよねぇ…」と、言われる。
しかしこれは
肉体的に若いという事ではなく
オツムの中身がいつまでたっても成長しないという事を
やんわりと尚且つ失笑を含みつつ言われるわけですよ。
確かに
周りを見渡してみると
皆それぞれ歳を重ねるとともに
それ相応に落ち着くところに落ち着いているよう。
お酒の席でも
以前は朝まで飲み明かした仲間も
「じゃ…そろそろ…明日も早いから…」と、言い
早々に帰り支度をはじめる。
実際、最近は翌日にまで疲れが残るのだそうだ。
そっかなぁ…。
私は仕事も遊びも大好きだから
どちらも精一杯やってもちっとも疲れないけどなぁ…。
電話で話していても
「もう歳だしさ…」と言う。
そっかなぁ…。
「お前もいい歳なんだから
いい加減に落ち着けよ」と言われるけど。
何となく腑に落ちない。
ちなみに
西陣の神様と呼ばれた
機織り職人の兄弟は
100歳過ぎるまで生涯現役を貫かれ
弟さんの方がテレビの取材で
「5歳の時から毎日仕事をし
気がついたら100歳を過ぎていて
兄貴が常々“90歳を過ぎるとガクンと肉体の衰えを感じるぞ”と言っていたが、
本当にその通りだった。」という様な事を仰っていた。
また女優の森光子さんも
今年はもう無理だろうな…と思っていた『放浪記』も
上演が決まりましたよね。
こんな人生の大先輩が頑張っていらっしゃるわけですから
40代なんて
まだまだ若いっしょーっ!
ガンガン働いてガンガン遊んだらいかがですかーっ!という思いがある。
そんなある日
朝ごはんを食べ終わり
仕事の準備をしていたら
携帯電話が鳴ったわけです。
電話をみると
「K」となっている。
私より一歳年下の友人。
はて…?こんな早朝にどうしたのかな…?
「もしも〜し♪」と電話に出てみると
ヤギです…と、聞きなれぬ若い男性の声。
事情を聞くと
ある飲み屋さんで
酔いつぶれて寝てしまったKが全く起きないので
困ってしまったヤギクンは
Kの電話の通話履歴を頼りに
片っ端から電話をかけているらしい。
迎えに行ってあげたいけど
私はこれから仕事なのよ。
Kの彼女のSちゃんに電話して迎えに来てもらいなさいよ…と言って
電話を切った。
しっかし何だな…朝ですよ。
こんな時間まで飲んじゃって酔いつぶれるヒト、好感持てるなぁ…
学生時代みたいで懐かしいな…。
変なトコロで感心する。
私だけじゃないんだな…なんて
ホッと胸を撫で下ろす。
そこで私は夫に
「ゴイサン…いつも苦労ばかりかけてごめんね。
Kが落ち着いたら
私もいよいよ年貢の納め時なので落ち着きます。
それまではどうぞ今後とも宜しくお願いします」と頭をさげておいた。