昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
ネタバレ注意です…。
映画「トレヴィの泉で2度目の恋を」について。
映画を観ると
必ず、レビューの星をチェックして
星1つの人の感想を読む事にしている。
「もっと大人の恋愛が、み(ら)れると思ったのに期待はずれ。
老醜としか感じなかった。」
私に言わせて頂くとですね…
この作品はYouTubeの予告編を観た段階で
おおよそ…いや殆どの内容は想像できるわけですよ。
隣に越してきた偏屈で人生を諦めてしまっている80歳の男性と
74歳のチャーミングな女性が恋に落ちて
ローマのトレヴィの泉に行って
最後は女性が病気か何かで
死んじゃうんだろうな…というあらすじは
容易に想像できる…し
観ましたけれどもやっぱりその通りだったわけですね。
「期待はずれ」と、仰いますが
そもそもあの予告編を観て
期待する方がおかしいと思います。
また、映画冒頭で
フェリーニ監督の名作「甘い生活」(1960)が流れますから
「甘い生活」の有名なシーン、
アニタ・エグバーグが
トレヴィの泉の噴水で水を浴びる美しいシーンがありますけれども
それも、やっちゃうんだろうな…という事も想像出来てしまうわけです。
余談ですが
ダイアン・レイン主演の
「トスカーナの休日」(2004)でも
「甘い生活」の台詞を言いながら噴水で水を浴びるシーンがあります。
(私も死ぬ前に一度は浴びておこうと思っております…マジで。)
さて…映画「トレヴィの泉で2度目の恋を」ですが
あれに関しましては
観る映画ではないんですよ。
拝む映画なんですっ!!!!!
シャーリー・マクレーン(81歳)と
クリストファー・プラマー(85歳)という
もう…芸歴60年以上の
大ベテランの役者さん同士の共演ですから
「ありがたやぁ…ありがたやぁ…」と
拝みながら拝見させて頂く映画であり
別に内容なんかどーでもいいんです。
今日の昼休みにiTunesで観ましたけれども
恐れ多くて星なんか付けられません。
どうぞいつまでもお元気でご活躍下さい…と、切に願います。
つもり
「だくだく」という噺(はなし)があります。
ドジな泥棒が
ある家に盗みに忍び込むと
豪華絢爛が家具や置物がズラリと並んでいる。
しかし近寄ってよ〜く見てみると
豪華絢爛な家具や置物は
絵に描かれた物だった。
そこの住人は
家財道具一切を質屋に入れてしまって
”決まりが悪い”(かっこ悪い、体裁が悪い)ものだから
見栄をはって
絵に描いた豪華絢爛な家具を置いているんだな…と
泥棒は理解するわけですね。
盗む物が何もなければ
「せめて盗んだ”つもり”になって帰ってやるか…」と、
絵に描いた箪笥の引き出しを開け
上等な着物や金の時計やら掛け軸なんかを
盗んだつもりで風呂敷に包む。
寝ていた住人が泥棒に気づき
”つもり”で盗まれているわけですけれども
面白くない。
そこで
描かれている槍をとり
グーッと泥棒に刺したつもり。
刺された泥棒も
「う”ーん、無念。血がダクダク出たつもり」
という落語なんです…ざっと言うと。
これを名人の噺で聞くと
非常に面白いのですが
私が書くと
なんだかちっとも面白くはないのですがね。
私はこの噺は粋だなぁ…と、思うんです。
そもそも
貧乏で何もないけれども
壁に豪華絢爛な家具を描いて
当人は豪華な屋敷に住んでいるつもりなわけです。
貧乏を楽しんでいる様じゃありませんかね。
また
泥棒も粋。
盗んだつもりで盗むわけですからね。
つもりなんだから
何でも盗めますからね。
ハリー・ウィンストンのダイヤモンドでもいいですし
パティックフィリップの時計でもいいわけですよね…3億円の。
「つもり」ってぇのは
生活に取り込んでみると案外と楽しいかもしれませんね。
古いタヌキの置物みてぇになっちまった亭主でも
イケメン俳優の「つもり」で、眺めてみれば
おかずの一品でも増やしてやろうかな…とも思えますし
チキンラーメンでも
高級中華料理店で注文したフカヒレラーメンの「つもり」で食べれば
これが案外美味しいわけですよ。
「だくだく」に出てくる家の主は
家具一切を質屋に入れてしまう程、貧乏だけれども
ちっとも辛そうではないんですね。
もしかしたら家主は本当は辛いのかもしれませんが
そこは江戸っ子の心意気でもある「粋」で補うわけですね。
素敵だなぁ…と、思います。
「つもり」な生き方…見習いたいですね。
一輪車
Ninebot Oneってご存知でした?
私は初めて知りました。
要するに次世代型電動一輪車らしいですね。
お値段が定価が約20万円という事ですが
Amazonだと10万円をきっていますね。
ふぅぅん…。
犬の散歩の時にいいな…。
というか、まず痩せろ!という話なんですけれども
ちょっと面白いかも…と、思った。
しかし
製品のプロモーションビデオを拝見致しましたら
何とも言えない…微妙な感じと申しますか
若者向けにカッコよく作っている(つもり)なのでしょうけれども
冒頭に出てくる、このお兄さんの↓
レトロ感が否めず…やや違和感あり…という印象。
AppleやNIKEあたりのPVを作っている
製作会社に頼めばいいのになぁ…なんて思ったりして。
ところがですね…
これ、公道では禁止なんだそうです。
公園でもダメ。
となると、うちの駐車場か
リビングで乗るしかないわけですよね。
また乗りこなすには
ちょっと(かなり?!!!)練習が必要らしい。
駐車場での練習は…恥ずかしいわぁ…。
交差点の角地に位置しておりますから
練習する私を見た患者さんが
「あれチコ先生じゃない?
今度は何を始めたのかねぇ…。
また全然サマになっていないねぇ…あぁっ!転んだっ!
危なっかしいねぇ…。
まぁ…どーせ、すぐに飽きるからね。」
なんて言われるでしょうな。
友人のみっちゃんにLINEで
「これどーよ?」と、聞いてみたら
「却下。飽きるし。」で終了。