昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
とんがりコーン
昨夜はふと目が覚めると
ソファの脇の床の上で寝ていた。
ソファに座りTVを観ながら
犬のマツをひざに乗せ
そのまま眠ったのでしょうね。
しかし
犬も30キロ以上ありますから
長時間のだっこはきつい。
おそらく無意識に
犬ではなく
私がどいて
床に寝てしまったのだと思います。
目が覚めて
コーヒーテーブルを見ると
夫が買ったのでしょうね。
「とんがりコーン」が置いてあった。
ソファで高いびきをかくマツをどかし
ソファに座り
とんがりコーンをしばらくみつめ
1つ取り出しては指にはめ
1つ取り出しては指にはめ
結果的に5本の指に全部はめ
シザーハンズの様になったのを確認してから
それを口元に持っていて食べる…のが
私の流儀なのですね。
これは
私だけかと思っていたら
スタッフに聞くと
「えぇ。一応は指にはめちゃいますね」と、言う。
何なんですかね…あれ。
何故、指にはめたくなるんでしょうね。
むしろコンビニなんかで袋を見かけると
「あぁ…最近、指にはめてないなぁ…」なんて思い
ついつい買ってしまう。
むしろ
指にさして食べるのが
正式なんじゃないか…なんて
思ったりしちゃうんですけど…
その辺はどうなんですか…?ハウス食品さん。
シェヘラザート
映画を観ていたら
「まさに”シェヘラザート”だよね」という台詞があった。
シェヘラザート?
早速メモを取り
Wikipediaで調べたら
要するに千夜一夜物語の1つなんですな。
シャフリアール王は
妻の不貞を知りショックを受け
その怒りから
処女と結婚して翌日にはその妻を処刑する…という事を
繰り返していた。
処刑した妻の数が3000人になった時に
めとった妻がシェヘラザート。
彼女は王と結婚すると
寝室で王に面白い物語を語った。
ところが
その面白い話を途中でやめ
「続きは明日ね」と、言う。
今までは翌日には
妻を処刑してきた王だったが
どうしても話の続きが聞きたいので
翌日も…その翌日も…という事になり
結果的に王は彼女を愛する様になり
この夫婦には3人の子供が出来て
幸せに暮らしましたとさ…という話。
この話の作者は誰だろう…と、調べてみたが
不明なんですな。
私が思うに
この作者の方はとても素直で
心の綺麗な人なんだろうなぁ…と、思った。
私なんぞはひねくれていますからね。
うそだぁぁん!と、思っちゃう。
シェヘラザートが
夜な夜などんな話をしていたのかは知りませんがね。
相手の男性は3000人の妻を殺している人ですよ。
松本人志の「すべらない話」の小藪さんクラスの話を
毎晩、何年間もし続けたんでしょうかね。
不可能っ!
(小藪さん=吉本新喜劇の座長。
私も夫も大ファン)
こんな事を考えていたら
ある女性の書いた本の事が脳裏をよぎったわけですが
その女性の名前が思い出せなくて
イライラしちゃっているんですがね…。
あるイギリス貴族で実業家の男性に嫁いだ女性の話。
彼女の生い立ちは
とても苦労をした方で
お金持ちでリッチなご主人と知り合い結婚したという
シンデレラストーリー。
彼女曰く
夫が他の女性に目移りしない様にする秘訣は
夫が自宅に戻ったら
最高の宝石をつけ
最高のドレスを身にまとい
夕食を共にして
謎めいた会話を楽しむといい…みたいな内容の話だったと思う。
それって違うんじゃねぇかなぁ…と
当時、思ったんですよね。
例えば
高級ブランドのショップの最上階のフロアーって
イワユル、オートクチュールクラスの服が
ズラーッと並んでおりますよね。
そこでご婦人がお洋服をフィッティングしている間
ソファに座って待つご主人は
退屈そうに座っておられますよ。
(かなりの高確立でご主人は子犬を抱いていて
その犬はダイヤの首輪をしていて
お洋服を着ていて
奥様のワンちゃんだと思われる)
ご満悦な奥様がフィッティングルームから出てきて
「どう?」と、ご主人に聞く。
するとご主人はニッコリと微笑み
「似合うよ、ハニー」
うそや〜〜〜〜〜ん。
退屈そうにしてたや〜〜〜〜〜〜ん。
「どうせ、あれでしょ?
よそに若いブロンドの愛人でもいるんでしょ?
それがバレない様に
今回は奥さん孝行しているんでしょ?」という
ちょっとイジワルな目線で
ご主人を見ちゃいますな。
要するに
シェヘラザートにしても
貴族の本を出版した奥様にしても
共通しているのは
自分の旦那様をリスペクトして
飽きさせない様に日々、努力しなければいけない…という事でしょうか。
アホくさ…。
出来ませんっ!
「すべらない話」の小藪さんみたいな
毎晩、毎晩、夫が爆笑する話も出来ませんし
高級な宝石を身につけてドレスを着て
“謎めいた会話”なんて出来ませんよ。
疲れちゃって。
こっちだって仕事をしていますしね。
仕事を終えて2階の自宅に戻ると
「腹減った」と、言われるだけでも
イラッとするのに
それ以上の事は
とてもじゃないけど無理ですってば。
非現実的ですね。
先日、BSで
イタリアで美しい薔薇園を作る老夫婦の特集をやっていた。
お二人とも70歳は過ぎているでしょうな。
2人で薔薇の苗を植えて
せっせと毎日手入れをするのが生き甲斐だというお二人。
ご主人は元バスの運転手さん。
50年前
奥様に一目惚れしたご主人が
兵役を終えたあとプロポーズをして結婚したという
ごく普通のご夫婦。
このお二方がとても素敵なんですよねぇ…。
若い頃の写真を見せてくれたり
結婚前にご主人が奥さんに送った
数々のラブレターを見せてくれたり。
当時はラブレターというのは
男性からだけが送るものだったそうで
奥様が読み上げると
ご主人は恥ずかしそうにしながらも
懐かしそうに目を細めて聞いておられました。
「あら…。この手紙はあなたには見せられないわ。
だって、他の男性から送られてきたものだから。
私ってモテたのよ」という奥様が
とてもチャーミングでした。
長靴をはいた2人は
来る日も来る日もバラ園の手入れをする。
寄り添って歩く2人の後ろ姿のショットが
とても綺麗で素敵でした。
これが現実の理想的なご夫婦だと思います。