2人ともいい大人なんだけどね…⑬

もう…ライフワークになっちゃってるぅ?という程
真剣にやっている
「2人ともいい大人なんだけどね…」シリーズ。

世直しチコ
飯塚ブレ子
チコトラマン
きっちりゆう子

毎度
それぞれのキャラクターに合わせた
アベッチとの打ち合わせ会議はハクネツする。

そして後日…
深夜に互いにメールのやり取りをして
完成させていくわけですね。

内容はすご〜く浅くて馬鹿馬鹿しいんですけどね。

それを真剣にやるわけですよ。
いい大人がね。

私の立ち位置は楽なんですね。

ある程度のストーリーをアベッチに伝え
映画の1シーンの様に
「こんな感じでさぁ〜」と、
ざっくりと絵のイメージを伝えるわけです。

するとアベッチは
その原案を更にパワーアップしたラフを送ってくる。

私はそれを見て爆笑した後
「これでいいと思います。
では、とっとと仕上げて下さい」と
メールをする。

しかし
最近…アベッチに言わせると
段々私の要求が高度になってきて
絵を書く方も大変らしい。

彼女も昼間は働いていますからね。

しかし
私のやんわりとした催促メール
「遅っ!早く仕上げろ!のろまっ!(←全然“やんわり”ではない)」が
彼女の元に頻繁に届く様になると

「す、す、すいませんっ(汗)。」というメールと共に
童話の「うさぎとかめ」の
のろまな亀が敏速なウサギに変身する絵を送ってくるから
笑ってしまう。




この辺のセンスが小気味いいし
才能があると思うんだなぁ…。

シャネルやフェンディのデザイナーの
カール・ラガーフェルドのデザイン画って
全くわからないんですよね。

アート過ぎて。

そのデザイン画を見て
パタンナーや縫製の職人さん達が
実際の形に仕上げていくわけですが
これをイメージ通りにドンピシャと
仕上げてくる職人さんというのはとても少なくて
だからこそ彼は
長年、一緒に仕事をしてきた職人さん達を
大切にするのだそうな。

カール・ラガーフェルドが
「私のイメージをきちんと形にしてくれるのは
彼女しかいない」と、コメントしていた
ドキュメンタリー映画がありましたもん。

わかるわぁ…彼の気持ち。(←巨匠気取りかよっ!

アベッチの絵とセンスは本当にすごいです…。

今朝も早朝から
細かい修正案のやりとりを
しておりました…2人ともいい大人なんだけどね…。

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2人ともいい大人なんだけどね…⑫

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ロンググッドバイ

ロバート・アルトマン。




アルトマンといば
米で有名な名監督の1人。

アルトマンの映画はとにかく観て!って言いたい。

全部いいですから。

と、普段から豪語しておりましたが
観ていない作品があった!!!

「ロング・グッドバイ」1973年の作品。





これは夫に聞いたら
「長いお別れ」という小説で
レイモンド・チャンドラー原作のハードボイルド小説で
後に日本でも村上春樹が訳して出版されたという
超有名な作品なんだそうな。

それすら知らなかった自分が
ちょっと恥ずかしかった。

さてこの映画は
主人公の
私立探偵であるフィリップ・マーロウが
事件を解決していく…という作品。
(原作とはかなり異なっていて賛否両論あったらしい)

しっかし…私…
アルトマンのこの作品を知らなかったとは
もう…ありえないな…と反省し
色々と調べてみたら
この映画にインスパイアされた松田優作が
これを元に作ったのが「探偵物語」!

私もこの映画の主人公フィリップ・マーロウを観ていて
「探偵物語」の松田優作みたいだな…と、思ったんで、す、よ!

ちょっと感動…(涙。

この映画が公開された1973年という時代背景を考えると
これは非常に画期的な映画だったのでは?と、思った。

この当時のハードボイルドの主人公といえば
ハンサムで沈着冷静で女にモテるんだけど
女性に対してもクール…というキャラクターが
ベタだったわけですね。

しかし
この主人公のフィリップ・マーロウは
かっこいいんだけど
すごくハンサムというわけではなく
ヨレヨレの黒の細身のスーツに細い赤のネクタイ。
終始煙草は絶やさずに
どちらかといえば
清潔感!とか健康的!とは真逆のキャラクター。

今でこそ色々な主人公のパターンはアリですけれども
いかんせん40年前ですから
当時としては
これはとてもインパクトのある主人公だったんじゃないかなぁ・。





まさに松田優作の探偵物語にそっくり。

そもそも探偵物語の松田優作のキャラクター作りも
あの時代は衝撃的でしたからね。





「ロング・グッドバイ」は
今、観てもとても新鮮でかっこいい作品ですな。

また挿入曲がいいなぁ…と、思い
調べてみたら
スターウォーズ等名作を多数手がけている
映画音楽の第一人者である
ジョン・ウィリアムズ!!!!!!

しかしこの映画での曲は
全然、彼っぽくないんですよ!!

すごくジャジーなのね。

彼も若かりし頃はこんなのもやっていたんだ…なんていう
観点から観てもこの作品は面白い。

毎朝高齢の映画鑑賞。

いい映画に出会うと
その日一日がちょっと幸せな気分になれますね。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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