多忙…②

以前も書き込み致しましたが
弟のタケのクリニックの打ち合わせが
どんどん押し迫っておりまして
もう週に1度の定例会議では間に合わなくなってきており
通常の昼休みも
各々の業者さんとの打ち合わせが増えてきた。

何で一日は24時間しかないのかな…と、思う程
慌ただしい今日この頃。

昨日の昼休みは
照明の設置位置と種類
そして水回りの設備系が殆ど決まりました。

こういうのって
あらかじめ決めてあった事でも
最終打ち合わせの時に
全く異なるイメージがわく事があり
案外そちらの方がよかったりする…。

自宅部分の洗面所に関しては
往年のハリウッド女優のメイクルームをイメージしておりましたが
「結局、使うのはお嫁さんのあゆみちゃんだよな…」と、思うと
キャラ的に違うな…と、判断し
現代風のモダンな物に急きょ変更。

あらためて見直してみると
結果的にはよかったな…と。

設置してしまってから
「やっぱり違うな…」では
本当に困りますし
人様の物件ですから
真剣に対応しておりますです…ハイ。

「今週の金曜日までに、
天井の色を全て決めておいて下さい」という宿題を頂戴し
頭が全くまわらない事に気がついた。

ここ暫く、図面を見過ぎていて
そちらの方の思考回路がフリーズ。

色見本帳を眺めてみるも
いいアイデアが全く浮かんでこない。
久しぶりに行き詰まった。

早速
あゆみちゃんに電話。

「どうなのよ?廊下!どんな感じがいい?」唐突に。

「いやぁ…お姉さんにお任せします」

「出たっ!あんた、そればっかりじゃんか!
何かあるでしょうよ!」

あゆみちゃん曰く
また何か彼女が言うと
私にボロカスに言われるので
警戒しているらしい。

…そ、そうね…。
確かにボロカスに言いますわな。

「どうなの?」と、聞いておいて
彼女が口を開くと
呆れた口ぶりで
「ありえねぇな…」と、私が大きなため息をつき
ボロカスに言う…という構図。

また
人間というのは
選択肢が増えると迷うんですよね。

なので
最近は彼女に聞く時には
二者択一方式にしている。

また二者択一にしても
「アプレンティスじゃないけどさ…
トランプタワーのドナルド・トランプの部屋みたいなダーク色か
ダイアン・フォン・ファステンバーグの部屋みたいなライト色か
どっちがいい?」と、聞いても困る様なので

「白っぽいのか黒っぽいのかどっちがいい?」と、聞いた。

「白で♬」(即答)

左様でございますか。

では白系という方向で考える事にした。

その後、彼女と雑談をして
テレビ番組のビフォーアフターのナレーションの人は
サザエさんなんですよ…という
びっくりする様な情報を教えてもらい
電話をきった。

サザエさんか…。

日常生活には全く必要のないプチ情報…って
嫌いではなく…いや、むしろ好きですが
私とは違う引き出しを彼女は持ってくるから面白い。

後で思い出して
ちょっと笑ってしまった。

さて…
ここ暫く、ずっと忙しく
昨夜はさすがに頭の中が疲れていた。

矯正のゆう子先生の
「たまには自分だけの時間をつくりなさいよ」というアドバイスを思い出し、
夜に友人がくる予定だったのですが
日にちを変更してもらい
のんびりと過ごす事にした。

最近は夫の食事の支度もおろそかにしていたので
食事の下ごしらえをした後
イザベラ・ロッセリーニ主演の映画
「最高の人生をあなたと」と
E・ベアールとB・ダル共演!の
「嫉妬」を観ました。

「最高の人生をあなたと」は
大人の女性にはお勧めの映画でした。

ふと気がつくと
自分が60歳である事に気がつくが
気持ちは昔と変わっていない。

気持ちだけは若いつもりでいたけれども
肉体的には老いていくわけですよ。
そこで主人公は葛藤するわけですね。

老眼用のメガネをつけてまつ毛をチェックして
メガネ外してマスカラを付けようとするが
老眼だから見えない…ので
またメガネをする…が、メガネをつけていると
マスカラが付けられない…試行錯誤するわけです。

そんなコミカルなシーンが随所に盛り込まれていて
面白い映画でした。

その後はぐっすり眠り
すっかり頭の中の疲れもとれました。

しっかし…なんですな…。
やはり本業と映画が一番いいですなぁ…。

建築関係を生業にしている方というのは
すごいと思う。

さすがにこの規模になってくると大変なんだなぁ…と、痛感。

しかし
おかげさまでとてもリフレッシュできましたから
金曜日までには宿題を仕上げようと思います。

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50歳

昨夜は13日にあった
ゴールデングローブ賞授賞式をTVで観ました。

この時期になると
ゴールデングローブ賞授賞式→アカデミー賞授賞式という流れが
私にとっての一大イベント。

今回は
映画界に大きな貢献をした人に与えられる
セシル・B・デビル賞を受賞した
ジョディ・フォスターが素晴らしかった。

2人の息子と共に出席した彼女でしたが
今回、初めて公の場で同性愛であることをカミウングアウトした事は
ちょっと話題になりましたよね。

まぁ…これは昔からの周知の事実でしたけれども
現在50歳、役者人生47年の今の彼女だからこそ
堂々とカミウングアウト出来たのでしょうなぁ…。

精子提供者は誰?という様な憶測が
飛び交う記事が多かったですが
そんな事より
とにかく彼女は素敵でした。

私が初めて映画館に行ったのは6歳の時。

通学路の途中に
今で言う選挙ポスターの様に
上映中の映画のポスターが
貼ってある場所があったわけです。
交差点のところにね。

映画館別に広告が貼ってあり
オリオン座、スカラ座という2つの映画館が
所謂、ハリウッド映画の様な有名な物を上映する映画館で
そのポスターを眺めながら
オリオン座、スカラ座の横に貼ってある別の映画館の
ポルノ映画の広告を
子供心に「これは観てはいけないものなんだよなぁ…」
なんて思いながらも
どうしても気になって
横目でチラッと見ては
家に走って帰ったものです。

その頃からジョディ・フォスターは
見慣れた役者さんでしたから
「私は50歳よ!」と、ガッツポーズをする
生き生きとして美しい彼女を画面で見ながら
私の映画人生(?!)も
彼女と共に歩いて来たな…なんて
勝手に思い込んでしまって
役者人生47年と聞いて
感無量な思いが致しました。

話はちょっとそれますが
私は色々な方から相談を受けます。

少し前になりますが
ある40代半ばの女性から
「どうしても50歳までには結婚したいんです」という
相談を受けた。

その手段として
地域でやっているお見合いパーティーに出るつもりだという。

私は「無理だと思うわよ…今のあなたはね」と、言ったんです。

「きつい物言い」なのはわかっていましたけれども
せっかく私の所に来て下さったわけですから
いい加減な事は言えませんからね。

まず、勝手に50歳という線引きをしてしまうのがおかしい。

50歳を過ぎてしまったら
結婚できないんですか?と、言いたくなる。

また外見的にはとても若く見えるし
美人な彼女ですが
外見ばかりにこだわる彼女は
年齢のわりには
事を成し遂げていない中途半端な印象を受け
聡明はわりには世間知らずだなぁ…と、思い
尚かつ、「結婚したいっ!」という鼻息が荒すぎて
ちょっと怖いんですけど…という様な事を
彼女に全て率直に伝えた。

聡明で美人な彼女だから非常にもったいない…と
思ったわけです。

ですから
50歳までに結婚!なんて線引きはせずに
頓挫しかけていた自立への準備の為に
頑張るべきなのでは?と
お伝えしました。

頭のいい彼女は
私の言う事をすぐに理解してくださり
「本当にそうですねぇ…。
すぐに着手します…」と、切り替えも早い。

そういったトコロが小気味いい。

ジョディ・フォスターの正直で赤裸々な
スピーチを聞きながら
会場内では若手女優が目頭を拭くシーンが映し出される。

認知症のお母様への愛情や
これからも
たとえどんな小さな劇場でも
実際に自分が舞台に立つ事は少なくなったとしても
ジョディ・フォスターとして
残りの50年も
パフォーマンスをする人間として頑張りたい…
というスピーチは素晴らしかったし
「50歳」という彼女をみていて
私の所に相談に来た女性の事が脳裏をよぎりました。

自信に満ちあふれたジョディ・フォスターは
会場内にいる大勢の若手女優さんより
はるかに美しくて魅力がありましたからね。

50歳までには結婚…という線引きは
やはりもったいない。

「20歳の顔は神様がくれた顔
50歳の顔は自分が作った顔」というCoco Chanelの名言。

これは大好きな言葉ですが
本当にそうだなぁ…と思いました。

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調べもの…


リッキー・ジャーベイスは
私の大好きな役者兼プロデューサー、脚本家で
彼の作品の
ジ・オフィスやエキストラズは
永久保存版として私のDVDコレクションにあり
時々、無性に観たくなると
深夜に1人…大爆笑させてもらっている。

彼の作品は
イギリス独特のブラックユーモアが面白いのと
彼の人柄なのか…
彼のコメディー作品には
ちょい役で超大物俳優が出演するから凄い。

ジョニー・ディップ
デビット・ボウイ
ロバート・デニーロ…もう数え上げあげたらきりがない。

さて…先日からWOWOWで
彼のプロデュースしている
Life is too short という番組が始まり
夫と2人で大笑いしながら観ていたら
これまたちょい役で
あのリーアム・ニーソンが出たわけですよ。

これはどうも本当の話らしいのですが
彼は役作りをする時にリストを作るらしい。

それをスピルバーグ監督に話したら
「シンドラーのリスト」に主演してくれ…という話になって
あの映画に出演し
アカデミー賞ノミネートされましたよね。

「へぇ…、そんな裏話があったんだ」
なんて言いながら観ていて
「シンドラーのリスト」か…と、
何となく頭の隅に残っていたわけです。

私は三度の飯より映画が好き!と
豪語する程の映画好きで
気に入った物は何度も観る。

しかし
あの「シンドラーのリスト」だ、け、は
映画館で観て
当時はもちろん感動しましたけれども
二度と観たくないな…と、思ったわけです。

だって
ナチスの殺戮シーンがリアル過ぎて
胸が苦しくなっちゃったわけです…当時。

そんな話を夫にしたら
「オスカー・シンドラーに対しては
賛否両論あるんだよな」という。

詳しく聞いてみると
彼は戦後まもなく奥さんと離婚して
その奥さんは最近まで生きておられて
晩年…
シンドラーの暴露本を出版したらしい。

オスカー・シンドラーという人は
私財を全て投じて
1200人のユダヤ人を救ったという事で有名で
結局、その為の莫大な出費で
彼は破産しちゃうわけですけれども
離婚した奥さんに言わせると
彼は女遊びが激しくて
経営能力は全く無くて
映画では彼だけが英雄視されているけれども
奥さんもユダヤ人救済の為に
奮闘したらしい。

女遊びが激しかったというのは
どうも本当の様で
とにかく女性にモテたみたい。

若かりし頃の写真をやっと見つけたけれども
確かにハンサム。

また彼は色々と起業するんですけど
確かに失敗が多かった様ですな。

そんな彼は皮肉な事に
ナチス政権下で莫大な冨を得るわけですけれども
その財産を全てユダヤ人救済に投じたわけです。

まぁ…奥さんの出版した本に関しては
まだ読んでいませんから何とも言えませんが
いかんせん、夫婦の事ですからねぇ…。

ましてや
女性問題で相当苦労されたでしょうから
客観性に欠けるのでは?という思いもあり
買ってまで読む気にはなれないのですがね。

ただ賛否両論ありますけれども
なかなか私財を全て投じて
人様の助けるというのは出来る事ではありませんからね。

彼によって命を救われたユダヤ人の方々のインタビューでも
「彼はとにかく酒と女が好きだった」
「賄賂、恐喝…手段を選ばなかった彼は
“汚れた聖人”だった」
「我々に得に厳しかったナチス親衛隊の女性隊員達と
片っ端から肉体関係を持つ事で
親衛隊員が我々に厳しくしない様に取りはからってくれて
守ってくれた」等の発言。

要するに、ユダヤ人を救う為には
手段を選ばなかったみたいですね。

NHKで「シンドラーとユダヤ人 ホロコーストの時代とその後」という
番組が放送されたらしくて
現在、それを探しています。

ただ、基本的にTVでの情報というのは
その放送局の主観がはいりますから
そういった情報はそのまま信じない様にしている。

父の口癖は
「歴史を知る上で作家の書いた本は
その作者の主観が入るから
まず色々な文献を読むべきで
一番いいのは
例えば2.26事件なんかも
裁判記録を読むのが一番いいぞ。
主観がないからな。」というものでした。

ですから色々な角度からチェックする必要がありますよね。

そんなわけで
昨日の昼休みは久しぶりに自分の時間が取れたので
映画「シンドラーのリスト」をあらためて観て
ちょっと彼の事が知りたくなり
色々調べ始めました。

この類いの…例えば以前も書き込みした事がありますが
「ゴッホは実は他殺だった?!」とか
「ピラミッドを20年で作ったというのはウソ?!
そもそもあれって墓じゃない?!」とか
今までは歴史的に真実とされていた事に対して
色々な新説が出ると
「えーっ?!マジでーっ?!」となり
「こうしちゃいられないっ!」と、パソコンの前に座り
片っ端から調べ始める癖がある。

頭の中でその時代にタイムスリップして
色々と想像するのが好き。

そうなると頭の中ではその事で一杯になってしまい
夫に「腹減ったな…。飯は?」なんて言われると
「あのね…ゴイサン。呑気に飯とか言っている場合じゃないのよ。
ピラミッドって20年で建築されたってウソらしいのよね…。
調べなきゃ…。
だからご飯を作っているヒマはありませんっ!
ほ〜んと、アナタって呑気よねぇ…。
勝手にお蕎麦でも食べて来なさいよっ!」となるのが
我が家の常。

しかし…よくよく考えてみると
一番呑気なのは私なのよね…。

世の奥様方は
ご主人、お子様の世話、お仕事…
日常の生活に忙しくされておられますからなぁ…。

要するに私はヒマなんですな。

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