外見

夜9時。

最後の予約の患者さんの治療を終え
待合室を見ると
知人の男性が座っていた。

「あれ?どうされたんですか?」と、伺うと
相談があるという。

あまり面識のない私の所に来るというのは
何か重大な事なのかな…と思い
オフィスにお通ししてお話を伺った。

お話の内容は営業のお仕事に
行き詰まっているらしい。

全くサイズのあっていない
ダボダボでヨレヨレのスーツをきて
猫背気味でボソボソと話す彼。

仕事はうまくいかないけれども
プライドが邪魔をして
ご自分の殻から抜け出せないようだった。

全く自分自身に自信が持てない様なんですな。

しかし…
私は一見、野暮ったい(ごめんねー)彼の
いい所は沢山あると思ったんです。

まず頭がいい。
真面目で誠実。
背も高くスタイルが抜群にいい。
顔もよく見ると
所謂、雑誌のレオンに出てくる様な
ちょい悪系のいい顔をしている。

そして一番感心したのは
面識の少なかった私の所に
ご自分の恥をさらけだして
相談にいらしたという前向きな姿勢が素晴らしいと思った。

営業のお仕事で成功されている友人は大勢いるが
基本的に共通しているのは
フットワークが軽く
聞き上手で誠実で
安心感を与えてくれる…ということ。

彼はその要素はあるな…と、みた。

色々と私なりにお話をさせてもらい
「まず外見から変えましょう。」と
翌日の昼休み、
一緒にお洋服を買いに行った。

所謂、紳士服のナントカという系の
お安くスーツが買えるお店。

私は初めて行ったのですが
案外、品揃えも豊富で
カッコいい物も多いんですねぇ…。

驚きました。

長身で細身の彼には
プラダっぽいラインの細身のスーツがあう…と判断し
数点選んで着てもらったら
もう…別人の様にかっこいいわけですよ!

「1着買うと2着目からは半額です」という店員さんの
驚く様なお話を伺って
「えー?!そんな事ってあるわけー?!」と
結局3着購入…人様のお金なんでねー。

そして職種柄、ある程度シャツも遊び心を取り入れてもいいと思い
そのスーツにあう
ちょっとエッジの効いたカラーシャツを4着購入…人様のお金なんでねー②。

翌日
彼はそのスーツを着て
挨拶におみえになった。

スタッフも「別人みたいにカッコイイですねー!」と驚く程
完全にミラノを闊歩するダンディな男性に変身していた。

すると彼自身もおのずと姿勢も伸びて
笑顔が出る様になり
「仕事が出来るオトコ」オーラが出ていた。

そして数日が経ち
昨日はクリニックにいらして
「色々とお世話になったので…」と
プレゼントを持ってきてくれた。







「うちのカミサンがこうゆうのが好きなんですけど
この植物は幸運を呼ぶらしいんですね。
手間もあまりかかりませんから。
お気に召していただけるかわかりませんが…」

嬉しい!

こういった細かい気配りが出来て
頭もよく誠実で
ダンディな彼が
今後は絶対に仕事が出来ないわけがない。

「また何かあったらちょこちょこと顔をだしなさいよ」と言って
彼の背中を見送った。

母は
「人間は外見じゃないのよ。
中身が重要なのよ」と、昔から言っていましたけれども
一応、仕事上では外見も重要なんだな…と
あらためて痛感いたしました。

あの彼には
今後…是非頑張ってもらいたいと
切に願います。

pagetop

クリスマスに!!!

クリスマスシーズンですが
毎年の如く
私にとってはあまり縁のない話でございまして
夫に
「クリスマスプレゼント、何か欲しい物あるか?」と、聞かれても
私は薄笑いを浮かべて「ん?帯のついた壱萬円札の束だね」と
可愛げのない発言をし
嫌な顔をされる有様。

今年も特別に予定を入れるつもりもなかったのですが
久しぶりに友人のみっちゃんと会う事になった。

ここ1〜2年
殆ど仕事、仕事と猪突猛進してまいりまして
ほぼ引き込もり生活をしていましたから
ちょっと慌てましたね…。

「何を着ていこう…」ってヤツ。

このみっちゃんと会う時だ、け、は!!!!
お洋服選びにかなりの気合いが入る。
普通じゃダメなんですから…。
彼女と合うと
互いのファッションチェックをするのが習わしなんでね。

彼女は歯科業界の人ですが
もしアパレル関係のバイヤーになったら
超一流になれるんじゃないかな…という程
ファッションには先見の明がある。

老舗なんだけど
あまりブレイクしていないブランド物なんかを買って
私に「何それ?いくら?えーーーっ?!」と、指摘されても
必ずそれが数年後には大ブレイクするんですな。

あの先見の明は天性の才能だと思う。

私のファッションアイコンは
SEX AND THE CITYのスタイリストとして有名な
パトリシア・フィールドと
VOGUE ではお馴染みの
アンナ・デッロ・ルッソ。

年齢には関係なく
着たい物を着る…という信念が好き。

いつもエッジの効いたそのスタイリングは
参考にさせて頂いております。

余談ですが…
これは私の一番大好きな女優さんの
メリル・ストリープと
パトリシア・フィールドの
映画「プラダを着た悪魔」での
打ち合わせ中の2人のツーショット。





わたしにとって宝物的写真なんです。

さて…
現在ダイエット中ですが
更にそれを強化させて
洋服に体のサイズを合わせないと…まずね。

そして私は基本的には
ハイ&チープでちょっとエッジの効いた装いが好きなのですが
最近ではちょっと
今まで全く縁のなかった
コンサバもいいかなぁ…なんて思っておりまして
仕事が終わると
クローゼットに引き込もり
あれやこれやと組み合わせいる次第です…。

pagetop

ドレッドミル…その後

犬の雨の日の散歩用に買った
トレッドミル(ルームランナー)のその後。

ラブラドールのマツは
最近はリードなしで喜んで乗る様になり
1時間程時速4㌔で走っております。











ただラブは股関節が弱いですから
ドクターのアドバイスを仰いだりしております…。
いかんせん、犬に関しては超過保護な者で…。

ボーダーコリーの早雲は
私と一緒でないとダメな様で
年齢的にも高齢ですから
スローペースで私と一緒に
ゆっくり歩いて練習しております。

しかし…
ラブの道三は相変わらずの向上心なし…。

時にはマツの側で寝転んだり
時にはソファから見守ったりして
完全にオッサン化しておりますです…。









アメリカのカリスマドッグトレーナーの
シーザー・ミラン氏の事は
何度も書き込み致しましたが
犬には
運動→しつけ→愛情の順番が重要だと
常日頃から言っておられますが
あれって犬種にもよるのでしょうが
本当だなぁ…と、最近は実感しています。

マツのソファ等の家具や
リモコン類の噛み癖が
悩みのタネだったのですが
最近は晴れている日の外での散歩の他に
毎日トレッドミルに乗せて
運動させる様になってから
本当にいい子になってきたんですよねぇ…(出たっ!犬バカ!)

犬を飼っている方ならご存知かと思いますが
耳をやや後ろに倒し
大きなあくびをして「ふぅ…」とため息をする時って
犬が一番リラックスしている状態なんだそうですね。

今までは毎日、散歩はさせてきたつもりですが
運動量が全然足りてなくて
エネルギーが有り余って噛み癖等の問題行動が
出ていたんだな…と、反省…。

私は数年前に第五腰椎分離症を患ってからは
ランは怖くてやっていなかったのですが
弟のタケに骨の薬を投薬してもらい
最近は自分でも楽しんでやっています。

音楽用のスピーカーもついているので
主に70年代のロックを中心に
ガンガンと大音量で聞きながら
走っています。

バラードだとダメね…。

とっととランをやめて
お酒を飲みたくなっちゃいますからね。

話はちょっとそれますが
漫画のサザエさんは
長谷川町子さんによって
昭和21年に4コマ漫画として登場したのが始まり。

その時代のお掃除は「ほうき」を使って
ゴミを掃き出していたわけですが
その漫画に
棒の両側にほうきをつけて
棒をクルクル回せば合理的にゴミが掃き出せる…というシーンがありました。

あくまでもゴミは「ほうき」を使って掃き出す…という
固定概念があったわけですね。

しかし
アメリカ人はそのゴミを「吸ってしまえばいい」と考えた。

そこで登場するのが掃除機ですね。

私はこの合理的発想がすごいな…と、思うわけです。

トレッドミルもアメリカでは
犬が使うのは比較的メジャーな事なんだそうですよ。

我々は
トレッドミル=スポーツジムで人間が使う…という
固定概念がありましたから
私自身も最初は驚きましたし
おみえになるお客さんにも驚かれますが
これ…非常に合理的だと思うんです。

実際にこれを使い始めて
マツに運動を沢山させてからは
終始落ち着いてリラックスする様になったわけです。

合理的…という言葉、大好きなので
我が家のトレッドミルはヘビロテで使用しています。

pagetop

昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

MENU

Calendar

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
<<前月 2012年12月 次月>>

New Entries

Mobile

Archives