昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
パンくん
「天才!志村動物園」に出演している
チンパンジーのパンくんが
動物園の女性職員に噛みつき
けがをおわせた…という記事。
「チンパンジーはもともと凶暴な動物だ」という
Y ahooの記事を読んで
「ん…?」と思った。
チンパンジーに限らず
動物はその動物の本能に従った
生き方をするのが
一番自然なわけで…。
パンくんは凶暴だ!というパンくんバッシング(?)…。
チンパンジーは噛みますよ…だってチンパンジーですもん。
犬だって噛む…だって犬ですからね。
もともと群れで生活する種族なわけですから
群れというのは
必ずリーダーがいる。
リーダーは外敵から群れを守るために
また群れのバランスをとるために
噛むという習性はもともとDNAに組み込まれていますからね。
「パンくんは凶暴だ!」って…
「!」びっくりマークつけてますけど…
例えばですよ…
『チコ先生が動物園でチンパンジーを噛んだ!!』
これは凶暴。
しかしチンパンジーが噛んだ…のは
凶暴なのかなぁ…。
だってチンパンジーなのに
TV出演させられていたわけですからねぇ…。
習性じゃないのかなぁ…。
なんかこう…釈然としない。
自然破壊等よくよく考えてみれば
世の中で
一番凶暴で残酷なのは
人間なんじゃないのかなぁ…と思う。
恋愛相談
20歳の女の子Kちゃんの恋愛相談を受けた。
要約すると
Kちゃんと彼氏は別れて
彼は他の女性と付き合ったが
結果的に彼はK子ちゃんの元に戻ったわけですが
それに付随した諸々の人間関係に頭を悩ませている…との事。
小さいコミュニティの中で
男女がくっついたり離れたりしているようで
色々としがらみがあるらしい。
「7月5日に付き合い始めてぇ〜
一ヶ月記念日の8月5日に別れたんですけどぉ〜
その後、彼は私の“友達”の“友達”と付き合ったんですけどぉ〜
やっぱり彼は『俺が今まで生きてきた中で
K子が一番俺にはあっている』って思ったらしくぅ〜
私のもとに戻ってきてぇ〜
今日(9月5日)よりを戻したんですけどぉ〜
“友達”の“友達”の“友達”がぁ〜
それに“ブチ切れて”ぇぇ〜」
という類いの話が延々と続いたわけですね。
5日、5日、5日…
「5」という数字は
このKちゃんのラッキーナンバーなんかな…なんて
考えたりもしながら
終始無言で彼女の話をきいていた。
ここで聞く側としては…
「あほらし…」と、思ってはいかんのですよ。
付き合いはじめて一ヶ月で「記念日」はいかがなものか…と
思ってはいかんのですよ。
「俺が生きてきた中でK子が一番俺にあっている」ってお前…
たかだか20年ですよね…そもそも
どんだけ「俺」「俺」って自己中なん!とは
思ってはいかんのですよ。
20歳の彼女にしてみれば
大変な悩みですからね。
皆さんだって20歳の頃を思い出してみて下さい。
今思えば、くだらないなぁ…なんてことも
真剣に悩んだ時期がございましたでしょ…。
彼女の話を一通り聞いた後
「Kちゃん、例えばね…『夫婦』。
よくあるのが
『あそこのご主人ってひどい人らしいのよね。
よく奥さんも我慢して一緒にいるわよねぇ…』みたいな話って
よくあるわけですよ。
でも『夫婦』の事は夫婦同士でしか
わからない事ってあるわけね。
だから周りが何と言おうが
当人同士がよければいいんじゃないの?」と、言った。
更に
Kちゃんの言うところの「友達」というのがおかしいと指摘。
どんな事があっても
時には喧嘩をしても
時には苦言を呈しても
結果的には「あいつがいないとな」と
お互い思い
むしろ血のつながった家族よりも
絆を感じる…というのが「友達」なんだよ!…と付け加えた。
だからKちゃんの言うところの「友達」は
「友達」ではない!とキッパリと断言。
人の恋愛問題に
「ブチ切れる」…
そんな者はいらないんじゃねぇか?
友達じゃないんじゃないか?
確かにあの年代は
大勢で誰かとつるんでいないと
不安になるのもわかる。
ですから私の言った言葉も
どこまでKちゃんに響いたかはわかりませんがね。
ただ無駄な経験というのはないと思うのです。
彼女の今、積んでいる経験は
彼女の将来、いつか役に立つ時がくるといいなぁ…と
切に願います…。
じゃがりこ
仕事が始まる朝の事。
アイスコーヒーの在庫がない事に気付き
受付のパートの平井ちゃんに
「コンビニで買ってきて〜ん♡」と、お願いした。
そしてふと
「じゃがりこ」が食べたくなり
「ついでに『じゃがりこ』のチーズ味もよろしく♡」と付け加えた。
彼女は勤め始めて3年経つが
非常にもの静かではであるが
挨拶、笑顔、返事の完璧な人。
ところが買い出しから戻った彼女は
「じゃがりこ」をうっかり買い忘れてしまった。
「先生、すいませんっ!」と
平身低頭して謝る彼女に
「いやいや…平井ちゃん、
『じゃがりこ』だからさ…、別に謝る事ないわよ。」と、笑った。
午前の仕事が終わり
彼女は午前中のみのパートさんなので
午後の2時半の仕事の時にはもちろん不在。
私が2時半の10分前にオフィスに行くと
私のデスクの上に
「本当に申し訳ありませんでした」というメモと一緒に
「じゃがりこ」が置いてあった。
胸が熱くなった。
彼女はタイムカードを押した後
わざわざコンビニに「じゃがりこ」を買いにいったのでしょう。
また「本当に申し訳ありませんでした」というメモ。
謝る程の事じゃないのに…。
かえって、「じゃがりこ」を頼んでしまった私の方こそ
申し訳ないなぁ…と思った。
でも…なんか…嬉しいな…こーゆーの。
有り難いなぁ…と、思った。
やっぱりスタッフは有り難いですね。
皆さん、いつもありがとうございます。