昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
お見合い?
この日曜日のランチは
とても素敵な出会いがございました。
弟のタケの病院と自宅の設計をお願いする設計士の先生を捜していたトコロ、
幼なじみの優子のご主人のシローちゃんから
「すごくいいヤツだからチコちゃんとあうと思うよ」と紹介してくれたK先生との
初ランチでございました。
予め、彼の会社のサイトをチェックして
彼の作品集を全てチェックさせて頂いていた私は
すっかり彼の才能に惚れ込んでおりました。
実を言うと
彼に会う前にちょっと緊張したのですよ。
家を建てるというのは
クライアントと設計士の先生との
長期戦の共同作業の部分がありますから
設計士の方に初めてお会いする時は
いわゆる『お見合い』の様な部分がある。
特にそのクライアントが
私の様なアクの強い者の場合
そのお見合いは失敗に終わる事もある。
こちらサイドの感覚とかビジョンを理解して下さるだろうか…。
そもそも『私』を理解して下さるかなぁ…と、
お会いする前に不安があったのね。
初めてお会いしたK先生は
私より一回り以上お若い青年で
長身のとてもハンサムな(テヘヘ♬)スッキリとした好青年という
第一印象の方でした。
彼の才能に惚れ込んでいた私ですが
彼の他の作品を見せて頂いたり
物作りに対する思いを聞いて
改めて惚れ直す。
私は少し緊張していたので
後で考えてみると
「建築にはズブの素人のくせに
よくもまぁ…一級建築士の大先生の前で
あれだけウンチクを言うのもどうなのよ。
“釈迦に説法だろ”と」と、反省してしまった程
終始そのインチキ説法を唱えていた。
彼はとても紳士的に私のウンチクに耳を傾け
時々共感した様に大きく頷いてみたり
「ほぉう」と、とても驚いた様な顔をしてみたり
とにかく聞き上手なのね。
調子に乗った私はどんどん喋る。
最後のK先生の
「ゴイサンは天才肌なんですねぇ…」というお世辞に対して
またいつもの様に全く謙遜せず
「えぇ…何をさせても天才なんですね。
自分の才能が怖くなる時ありますもん」と
ふんぞり返り、窓の外を眺めてポーズという
相変わらずバカ丸出しの私。
結果的には天才K先生とのお見合いは大成功だったと思う。
夜、焼き肉をつつきながら夫に経過報告。
「私とKさんの相性は完璧だと思うわ…。
今度、一緒に飲みに行く約束したのね。」と言うと
「飲みに行く時はお手やわらかにしなさいよ」と夫。
えぇ…。
12時までには彼を帰しますよ…最初はね…ウヒヒ…。
時間をかけてK先生にいいものを創って頂けたらと思います。
丁々発止
私の医院に通って下さる患者さんの中でも
とてもユニークな方がいらして
そういった方々との丁々発止のやりとりが楽しい。
そんな時は
「やっぱり開業してよかったな…」と、思う。
先日、開業当初から通って下さっている60代のHさんが
「先生、歯がゆらいじまって
どうしようもねぇんだよ。抜いてくれよ」と、いらした。
レントゲンを撮るまでもなく
歯がグラグラとゆれている。
「ここ2日間ばっかり、自分で抜こうと頑張ったんだけどさ
今回ばっかりはどうしても抜けねぇんだよ。
そんで姉貴に言ったらさぁ…
『そんなん、先生んトコ行ってきな!すぐやってくれるよ』って言われて
しょうがねぇ…来たんだけど」と、笑う彼。
「『しょうがねぇ』は余計だよ。
だいいちさ、歯を1本抜いて20万円かかるなら考えちゃうけど
2000円でたんまりとおつりがくるんだから
とっとと来りゃぁいいのに…。」
「何いってんだよ、先生。
2000円だって大金だぜぇ〜」
「あのねぇ…歯の治療はこっちの仕事なわけよ。
自分でやられちゃったら
こっちの商売があがったりだよ。
はっきり言って営業妨害だね、Hさん」と言ったら
彼は大笑いされていた。
群馬県という土地柄のせいなのか
たまたまなのか
とにかく歯に衣着せず
小気味いいリズムで物事を仰って下さり
こちらのズケズケした物言いも
笑い飛ばせるセンスのある方が多いなぁ…と思う。
こんな時は本当に楽しくなり
嫌な事も忘れさせて頂けるのです。
有り難い事でございますね。
けやきウォーク
「先生、この間“けやきウォーク”(地元のショッピングモール)で見かけたわよ」と、患者さん。
私を△△△で見かけた…という話は、よく患者さんに言われる事が多い。
しかし、それは私ではないのですよ。
うちのスタッフの関なんですよ。
顔が似ているのかよく姉妹に間違えられる。
日曜日の午後とエステに行く昼休み以外は
全く外出しない私とは対照的に、
彼女はフットワークが軽く
時間があるとあちこちに出かける事が多い。
ツイッターでも
「日光東照宮なう」とか「コストコなう」とか
神出鬼没というか「えぇっ?!」と、こちらが驚かされる事が多い。
しかしですね…
この界隈だったら
彼女の事ですから
おおかた行動範囲は見当がつく。
まず
けやきウォーク。
そして
やれマクドナルドだのケンタッキーなどで
大口を開けてナントカバーガーなんぞを幸せそうに食べる姿が目に浮かぶ…。
しかしそれは私ではないですからっ!
早速、昨日出勤した関にその話をした。
けやきウォークが大好きな彼女は
「へぇ…先生と見間違いされるのね…。
じゃあ、半額セールのパンとか買っちゃだめかしらね…うっひゃっひゃ」と笑う。
もう冗談じゃないわよっ!と、私は嫌な顔をして
「けやきウォークに行きたければ
現在の体重をグーンと落として完璧な装いでいくか
サングラスに帽子を深々とかぶりマスクをして変装するか
どちらかにして頂戴っ!」と、条件を出した。
彼女は大笑いしていた。
おそらく彼女は今日もけやきウォークにいるんでしょうなぁ…。