イルカ

IMG_3903.jpg
Wordを開けると
画面の右端に出てくるこのイルカ…
かなりうっとうしい…。


時々まばたきするでしょ。

気が散る…。


時々後ろ向きになったりするでしょ。

イラッとする…。


時々居眠りするでしょ。

「あんたはのん気でいいわねーっ!
向上心ってものが無いのぉ?!」と、言いたくなる。


Wordを閉じるとき
「キキッ」って鳴きがなら消えるパターンと
「ボンッ」って音を出して泡となって消えるパターンとあるでしょ。

「今回はどっちかな」なんて思ってしまう自分が嫌。


何のリアクションもなく消えちゃう時もあるでしょ。

「え?挨拶なし?確かにカーソルでキコキコ動かしたりして
遊んであげなかったけど…怒った?」なんて気にしてしまう自分も嫌。


何気にコイツに翻弄されている。

pagetop

俳句

私の夫と
私の母は仲がいい。

時々、彼は私の実家に顔を出し
諸々話をするらしい。

「私」という人間に苦労させられてきた者同士
理解しあえるのかもしれない。

先日、夫が母に
山に数日間入った時に焚き火をしている時の話をしたようで
その話にいたく感動した母が一句読んだ。

『深山に漢寡黙に榾を守る』

深山に漢(オトコ=男)寡黙に榾(ホタ=焚き火※冬の季語)を守(モ)る

何事も俳句にしてしまう傾向のある彼女で
いつもは質より量という感が否めないのだが
今回は(手前味噌で強縮ですが)
もともと無口な夫が
独り淡々と焚き火をしている風景が目に浮かぶ様で
なかなか上手いと思った。

pagetop

散骨

俳優の仲代達也さんは10年程前奥様を亡くされ
現在も納骨をせず
彼女が好きだった日当たりのいい部屋に骨壷をおき
仲代氏は毎朝手を合わせ語り合うのだそうだ。

彼の気持ち…すごくよくわかる。

私も夫も一応、家のナントカ宗のお墓はあるけれど
将来、納骨されて
念仏を唱えて頂いたところで…正直ピンとこない。

「私はもともと信仰心はない。
キリスト教徒でも仏教信者でもありません。
けれど神様は信じます」という
私にとっての名言を残してくださったのは白洲正子さん。

彼女の夫である白洲次郎氏の遺言は
「葬式無用。戒名無用」ですからね。

私が常々思っている事をズバリ適格に表現してくださっている。

つくづくかっこいいご夫婦だと思います。

私は常日頃から夫に
「絶対に私より先に逝かないで」と、言っているのですが
彼に言わせると
「俺はお前に対する心労で、多分…早く逝くと思う。」だそうだ。

そうなると後の諸々の事は
私の弟のタケ夫婦にお願いしなければならないので
お嫁さんのあゆみちゃんに
「最後に残った私にいよいよお迎えがきたら
お葬式は一切いりません。
とっとと火葬場で焼いちゃってね。
その時BGMにCRY MR A RIVERでも流して頂戴。
Diana Krallのがいいわね。彼女の歌声好きだから。
その後は
私の骨と夫の骨と犬三匹の骨を一つの骨壷に入れて
よ〜くシャッフルして
沖縄の海か
銀座の高いビルの屋上から散骨してね。」と、お願いしてある。

「はい。しっかりと承りました」と、あゆみちゃん。可愛い。

「でもお姉さん…、銀座で散骨したら警察に捕まりませんかね…?」

そりゃぁ、捕まるに決まっているでしょう、あゆみちゃん!と一笑する私。

「捕まりますよ。捕まりますけど大丈夫。
それに関しては
弁護士の稲ちゃんがすぐに出してくれるから安心して。
彼にも頼んでおくからさ。」

「あ…そうですか。稲山さんにお願いできるなら安心ですね。
それでは頑張って散骨します」と、彼女。

さすが頼もしいお嫁さんである。

pagetop

昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

MENU

Calendar

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
<<前月 2010年01月 次月>>

New Entries

Mobile

Archives