昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
何を着る?
先日書き込みした「オリビアを聴きながら」ですけど
さっそくダウンロードいたしましてですね
一日に30回は聴きながら熱唱して折る次第です。
自分のオフィスでパソコンをいじりながら
フルボリュームで聴いていたら
スタッフのエリちゃんが私の真後ろに仁王立ちし
何か怒鳴っている。
音楽の音で全く彼女の声が聞こえない。
音を消して「何よ」というと
「いい加減にしてくださいよっ!何回呼ばせるんですかっ!
患者さんがいらっしゃいましたよぉっ!」
ご、ごめんなさい。
さて、このおっかないエリちゃんですが
彼女の結婚式にむけて
何を着ていこうか…真剣に悩んでいる昨今。
ワンショルダーのシルバーラメのミニのワンピースが
自分の中では候補に上がっていたが
スタッフの関ちゃんに
「ありえませんよっ!先生!」と叱られた。
「先生、主賓の挨拶が控えているんでしょう?!
そんなワンピースじゃ、品格ってものが無いですよっ!」
確かにそうでございます。
夫やゆうこ先生、そしてスタッフの殆どに
「着物で行きなさい」と、釘を刺された。
唯一、スタッフの順子さんだけは
「先生、いいんじゃん♪そのワンピ」と言っていたが
他人事には「いっちゃえ〜!やっちゃえ〜!」の
無責任発言が多い彼女の意見は
全く参考にならないので除外させて頂いた^m^
そうなると
どんな着物で行こうかなと
本気で考え込んでしまった。
皆様、ご存知の通り
着物というのは格がありますからね。
結婚式などのフォーマルな場所では
訪問着などを着ていくのが常識。
色無地もいい。
しかしねぇ…
私はやはり小紋や紬が好き。
これは洋服に例えると
Tシャツにデニムって感じになってしまうから
結婚式などでは
着物をご存知の方が見れば
「あらぁ…非常識ねぇ…」って話になる。
しかし
最近では
例えば樹木希林さんがフォーマルな席で
黒の小紋に
赤の半幅帯を前でしめて
ハイヒールっていう
とても素敵な着こなしをされていたし
森光子さんも公の席で
大島紬をお召しになられていたし
何でもアリという感も否めない。
しかし
彼女達は
もうそれは着物を熟知されている達人ですから
周囲の方々も
「あぁ、あの方なら」という暗黙の了解もあるしね。
私クラスのヒヨッコが
それをやったら本当に非常識なヒトって思われちゃう。
うーん。でも渋〜いアンティークな小紋が着たいなぁ…。
自画自賛の様で強縮ですが
小紋を着てアルマーニのパーティーに出たとき
あのD夫人にも
「粋で素敵に着こなしてらっしゃるわね」と褒められた実績が一度あるしな。
着物好きのスタッフのナカジも
「先生の先日のブログの唐草の着物みをて
私も結婚式に唐草を着て行きたくなっちゃいましたよ」と、言っていた。
彼女も派手な個性的な柄の小紋がよく似合いますからね。
しかし
訪問着も
着方次第でどうにでもなるし
半襟や帯留めで遊ぶっていうテもある。
着物関連の本を眺めながら
ナカジと二人、悩んでいる今日この頃でございます。
またまた…
さて…今日はまたまた“ほぼ日手帳”ネタ。
先日、某所で夫とお茶をしている時の事。
となりのテーブルに
若いカップルが座っている。
いわゆる普通の大学生っぽい二人。
隣との距離が50センチ程しかなかったので
自然と隣の会話が耳に入る。
このオトコの子…よく喋るんですよ。
ちなみに彼は
池袋西口にあるR大学に通うA君。
A君は
同じ大学内の様々な友人の話を盛んにしているわけですね。
その都度彼女が
「へぇ…、そんな人がいるんだぁ。」と、答えている状況から推測すると
A君の語る友人達に対して
彼女はまだ面識が無いとお見受けした。
このいわゆる“友人の話”は
なかなか難しいんですよ。
例えば
「俺の友人が火星に行った」とか
「俺の友人がアフリカで素手でライオンと戦った」とか
こちらがビックリする様な話であれば面白い…けど
例えば
「俺の友人はカレーが大好物なんだよね」とか言われても
会ったことのない相手なわけだから
全然面白くない。
だからどうしたの?と、言いたくなっちゃう。
そしてこのA君の友人の話が
もうイライラするほど…つまんねぇ。
あまりにもつまらないので
逆に面白くなり
恒例の“ほぼ日手帳”を取り出し
さっそく彼の話をちくいち書き留める。
ついでにお顔もスケッチさせて頂いた↓
(ちなみに口腔内も若干気になった点がいくつかあったんだけど
それは専門的になっちゃうので省略します)
「俺の友達のTがさぁ…学食に行く度に
女の子をナンパするんだよね」
「俺の友達のHがさぁ…居酒屋に行く度に
他のお客と喧嘩になるんだよね。
“表に出ろよ”って感じで。ワイルドだからさ。
ま、俺も仕方が無いからつきあうけど」
「俺の友達のJがさぁ…女の子と付き合っても
すぐ飽きちゃうんだよね。
どんどん彼女を変えちゃうんだよ。」
一体全体彼はそんな話をして
自分の何をアピールしたいのかなぁ…。
『俺の友達』と称する方々に共通しているのは
オンナにもてて喧嘩が強い。(ホントかどうか知りませんがね)
「そうゆう連中と付き合っている俺って(A君)ワイルドなんだよ」
って事を主張したいのかなぁ…。
ってゆうか
A君のキレイにファイリングされて
ツヤツヤに整えられた爪先と
細長い指先をみると
とてもじゃないけどワイルドって感じはしないけどね。
そして最後に
唯一彼が自分の事を語ったのは
「俺って意外とジェントルマンなんだよ」
これには失笑しましたね。
ジェントルマンの本当の意味、知ってんの?
呆れる。
って事は
散々友人の話をしてきたのは
オンナ癖の悪い喧嘩っ早い連中の中で
唯一俺(A君)はジェントルマンなんですよ…って事を
アピールしたかったって事だな。
アホくさ…。
そんなA君の話にいちいち大げさに驚いてみせて
相づちを打つ彼女に
むしろ感動しましたね。
ちょいとオツムの足りないタレントの話を
熱心に聞くふりをする
レポーターの方のような風格さえ感じました。
偉いっ!
私だったら絶対無理。
余談ですが…
そもそもワイルドな男性といのは
野生的な部分の他に
知性と品格そして信念みたいなものを
兼ね備えていないとダメだと思うのですよ。
ワイルドだけならターザンでしょ。
ちなみに
私にとってワイルドな男性は?と聞かれれば
チェ・ゲバラですかねぇ…。
特にスティーブン・ソダーバーグ監督の
ベニチオ・デル・トロ演じるチェ・ゲバラは最高。
ベニチオ・デル・トロが私の好みのタイプの男性ですからね。
世界一セクシーなオトコですよ。
そしてジェントルマンといえば
白洲次郎でしょうなぁ…。
餅は餅屋
以前から申し上げておりますが
私はテリー伊藤さんのコーディネートが大好きなんですね。
そんなわけで
先日、夫と一緒にポールスミスへ行ってきました。
ネクタイとシャツとベストを色々と試行錯誤して組み合わせていると
男性の店員さんが寄ってきて
「何かお探しですか?」という。
うちのダンナをね
テリー伊藤的にコーディネートしたいのよねぇ…と言うと
「彼はですねぇ
うちの製品を気に入ってくださっておりまして
朝のワイドショーでもよく着てくださっているんですよ」と
ものすごい上から目線の物言い。
そんな事はわかってんだよぉう。
だからここに来てるんだってばさっ!
それからというもの
この彼…おそらく20代半ばでしょうか…
やれパリコレがどうの
やれ英国式はどうのと
ウンチクが始まったわけ。
色々と商品を持ってきて
「あえてここで80年代的にはずしてみるのも
オシャレですよ。
見る人が見れば“お?!専属のスタイリストでも雇っているの?”なんて
思うかもしれませんね。ま、わかる人にはですけどね。」
何だか知らないけど
この男性の言い方が鼻につく…。
挙句の果てには
「そもそも80年代テイストというのは…」なんて言い始めちゃったわけですよ。
ってゆうかさ、釈迦に説法って言葉知ってる?
80年代ってアンタ、オムツしてたでしょう?
と、言いたくなる私が
何故我慢してずっと彼のウンチクに付き合っていたかと言うと
この人…確かにセンスはいい。
なるほどぉ…と、こちらが感心するような物を合わせるのがお上手。
私が選んだネクタイに合わせて
面白いシャツとベストを持ってくる。
おみそれいたしました。
やはり餅は餅屋ですな。
今後は彼のアドバイスを
真摯に受け止めていきたいと思います。