UFO

チャァラァラァラァ♬チャァラァラァラァ♬
チャァラァラァラァ♬チャァラァラァラァ♬
ティ〜ンラ〜ン♬ティ〜ンラ〜ン♬リ〜〜〜〜ン♬

というイントロを口ずさむと
「UFO!」と、反射的に歌ってくれる世代…好きです。

私は今年43歳ですが(微妙〜にサバを読む…相変わらず)
時々、これ…口ずさむんです。

小学生の頃、流行った
ピンクレディーの「UFO」ですね。

先日も私より少し若い
受付の西澤ちゃんが
パソコン画面から目は離さず
「UFO!」と間髪入れずに反応してくれて
すごく嬉しかった。

ピンクレディー世代の女性は
振り付けも含め
いまだに完璧に覚えている方が多い。

うちの患者さんは
私が冒頭のイントロを口ずさむと
ユニット(診療台)に寝転びながらも
きちんと振り付けもして
一緒に歌ってくれるという
本当に律儀で
ノリのいい方が多い。

Hさんは
私と同じ歳で
開業当時から通って下さっている女性の患者さん。

いつも笑顔を絶やさない素敵な女性。

彼女も
ユニットに寝転びながら
私と2人で
UFOを最後まで振り付けつきで熱唱してくれた。

暫く、2人で大笑いした後
「この間も大学生の人達とカラオケに行って
『UFO』 を歌ってきたのよ。
すごく楽しかったわよ…先生。」と、彼女。

彼女は障害のあるお子さんがいる。

そのお子さんの
ケアーをしてくださっている学生さん達と
カラオケに行ったのだという。

彼女は
「うちの子はさ
“普通の子”じゃないけどね
一度も不幸だなんて思った事ないの。

むしろあの子が“普通の子”じゃないからこそ
今回も学生さん達とカラオケに行って
UFOを歌える機会をもらえて
むしろ幸せだなぁ…と思ったのね」と、言った。

私は涙をこらえるのに必死になった。

すごい人だと思った。

そもそも“普通の子”の定義なんてないんだよな。

「むしろ幸せだなぁ…と思ったのね」と
カラカラと笑いながら言える彼女の
圧倒的な人間性の豊かさに
気持ちのいい敗北感というか
私という人間は
この人の足元にも及ばないなぁ…と、思いました。

こんな時
私は患者さんから元気をもらえるんですね。

この仕事をしていて
本当によかったと思える時。

やっぱり
UFO世代…大好きです。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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