昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
先輩
学生時代の先輩が遊びに来た。
彼女はご夫婦で
都内で開業されていて
娘さんが1人いる。
とても綺麗で聡明な女性で
性格もサバサバしている男前な方。
娘さんが学校の旅行で留守なので
「卒業以来だから顔を見たいし
仕事も手伝うわよ」と
来てくれた。
あのですね…
おっかない先輩に“手伝い”に来て頂いても
仕事が…
すご〜くやりにくいんですけどーっ!
そして彼女の登場!
夕方6時過ぎ。
クリニックは一番忙しい時間帯。
「いやぁ…久しぶりぃ!!!」と
彼女は手短に挨拶をして
すぐに白衣に着替えて
現場に出てくれた。
さすが都内で開業されている先生だけあって
瞬時に全体の状況を把握して
テキパキとアシスタント業務をこなす。
また大学病院の歯周病科に
在籍経験もある彼女ですから
歯石除去も素晴らしい!!!!
おまけに
バイト料もタダ!!!
経営者としては非常―――――に
有難い人材。
永久就職してくれないかしらん♬
仕事の後にあらためて
「どうもお久しぶりでした」という話になり
深夜まで女子(?)トークに花が咲く。
やはり仕事の話が中心となり
色々と情報交換をする。
先輩といえども
彼女は私の話に耳を傾けてくれてメモを取る。
向学心のある女性なんですな。
そして…
彼女からの歯に衣着せぬ私への
あえての指摘も有難く頂戴する。
私は裸の王様になる傾向がありますからね。
その夜、
犬好きの彼女は
うちのボーダーコリーの早雲をやけに気に入った様で
一緒にベッドで寝たそうです。
プレゼント
新学期からこの時期にかけて
検診が多いせいか
小児の患者さんが増える。
基本的には
3歳を過ぎると
お互いにきちんとした会話が出来るので
喋っていると楽しい。
さて…
今日はとても嬉しい事がありました。
5歳のT君が
「ちょっと早いけど…」と、言って
お誕生日プレゼントにチョコレートを持ってきてくれました。
お母様に伺うと
数日前にスーパーに買い物に行った時に
「チコ先生にお誕生日プレゼントを買うんだ!」と言って
チョコレートを買い
今日の診療の日まで
大切に冷蔵庫にしまっておいてくれたのだそうだ。
プライスレスのプレゼント…。
何だか胸が熱くなった。
するとT君が
「いつでも欲しい物があったら言ってね。
僕が買ってあげるよ。」
涙が出そうになった。
T君は我が家の犬の早雲の事が好きで
治療が終わると
私のオフィスに来て
早雲の頭を撫でるのが習慣になっている。
今日は治療の最終日。
T君は早雲の頭を撫でながら
「しばらく会えなくなっちゃうね。
ごめんね…」と、言った。
もう…この段階で
私の涙腺は完全に崩壊…涙が出た。
虫歯の治療が終了するのは
もちろんいい事ではあるわけです。
しかし
「そうだな。しばらく会えなくなっちゃうんだな」と思うと
とても悲しくなった。
さて…ここでふと考えてみたが
まぁ…今回は5歳の男の子ではありますが
殿方に
「僕が買ってあげるよ」なんて言われたのは
何年ぶりだろう…。
あれって
嬉しいものですなぁ…。
若い殿方とお食事に行ってご馳走させて頂いたり
プレゼントを買わせて頂いたりという事はあるけれど
考えてみると
殿方からプレゼントをもらったり
ご馳走になったりという事とは
無縁な生活が長いですなぁ…。
悲しい…。
亭主ですら
私の誕生日が近づくと
「お前は相当高い物じゃないと
喜ばないに決まっているからな」と
戦々恐々としている。
あのですね…
値段じゃないんですよ!
気持ち!!!!!
T君がくれたスーパーのチョコレートであったり…
スタッフの関ちゃんの
小学生の長男のジュエルが
「先生に一番にあげます」という
お手紙をそえてくれた
自分で育てたキュウリであったり…
甥の小学校一年生の龍之介が
紙粘土で作ってくれたネックレスであったり…
そういったプライスレスなプレゼントが
一番嬉しいものなんですね。
サザエ
矯正のゆう子先生のご両親が
千葉に海岸沿いに別荘を持っていらっしゃる。
その敷地面積が
53000坪だか530000坪だか忘れしてしまいましたが
要するに「坪」が「万単位」って…
全くピンとこないが
とにかくすご〜〜〜〜〜〜〜く広いのは間違いない。
さて
ゆう子先生のご両親が
時々朝一番で採れた新鮮な魚貝類を送って下さる。
これがまたハンバじゃない。
敷地面積もダイナミックだが
送って下さる魚貝類もダイナミック。
タコ丸々一匹とか
60センチオーバーのスズキを丸々一匹とか
40センチ近い金目鯛を丸々一匹とか
とにかくダイナミック。
共通しているのは
とにかく大きくて
新鮮で
お!い!し!い!!!!!
スズキやら金目鯛なんて
超高級魚ですからなぁ…。
さて…
昨日の日曜日
ゆう子先生のお母様から
「今朝、いいサザエが採れたから宅急便で送ったのね。
多分、夜には届くと思うから召し上がってね」というご連絡を頂いた。
サザエ…大好物なんです。
シンプルにつぼ焼きにして
フォークでクルクルっと身をとると
先っぽに黒くて苦い部分(ハラワタ?)が
大好きなんですよ。
また実家の父がサザエは
「最後の晩餐にサザエは選びたいな」という位、大好物。
早速、両親と一緒に食べました。
あのですね…
今回のサザエ…ものすごく大きいんですよ。
父親も大興奮。
両親と我々夫婦で固唾を飲んで箱を見守る。
粛々とした雰囲気の中
箱が開かれる…。
中身をみて一同「おお!!!」
大興奮!
父もご満悦。
網に乗せて日本酒を少したらし
強火で焼く。
この時、母が
大吟醸の高い日本酒を使うとすると
父が
「料理酒でいいだろっ!」と、ちょっとクレームを言っていたが
「人間が飲んで美味しいなぁ…というお酒を
お料理の使うとやっぱり美味しいのよ」と
おしげもなく使っている姿を
日本酒好きの父は
恨めしそうに見ていたのが可笑しかった。
一匹丸ごと食べると
かなりお腹が一杯になるほどの大きいものでしたが
味は最高でした。