昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
大冒険
土曜日の夜は弟のタケが泊まりにきたので
その日は夫と矯正の祐子先生と4人で呑みました。
次の日曜日の午後は
タケと二人で白洲次郎正子夫妻邸の『武相荘』へ行ってきました。
以前もこちらへ行った事があるのですが
その時は場違いな高いヒールのブーツを履いていき
砂利道がツルツル滑ってしまい
全く歩行出来ず
ゆっくり探索が出来なかったという苦い思い出があるのですよ…。
そんなわけで今回は
どこでもガンガン歩けちゃう〜という
ステファンケリアンの
エレガントなんだけど実はブルト−ザーの様な機能を持つシューズで行ってきました。
館内のディスプレーも前回のものが
春の装いに変わっており相変わらず素敵でございました。
その後は厚木の家にタケを送り届けました。
お嫁さんのあゆみちゃんも甥の謙信も元気そうでしたし
入園式を控えた姪のまはるの園児服姿に目を細める私。
ちなみにこの日は
センエツながらこの私がな、な、なんと終始車の運転を引き受けました。
結婚してからというもの
自宅から半径10キロ以内の範囲しか運転したことがありませんでしたから
ものすごく緊張いたしましたよ。
いつもは大音量で聞いているBGMも
「あ゛―っ、うるさいっ!集中できないっ!」と音を消し
ナビのオネエサンの声に耳を傾ける。
関越自動車道の高崎インターから出発し
圏央道なるものに乗り、気がつくと中央道。
「タ、タケちゃんっ!お姉ちゃん…中央道を運転してるねっ!凄いと思わないっ?!」と、興奮を隠し切れない私。
そして自然と
「中央フリーウェイ〜♪」と、鼻歌がこぼれる。
その後白洲邸を後にした私の車は東名高速へ。
「東名か…。感無量ですよ…タケちゃん。
私がですよっ!東名を運転しているなんて…」と、目頭が熱くなる。
厚木のタケの家で夕飯をご馳走になった後、帰り支度を始める私に
「お姉さん、八王子経由で帰った方が楽かもしれませんよ」と、あゆみちゃん。
ふうん…。そうなんだ。
方向音痴の私は一抹の不安がよぎったが
とりあえず八王子を目指せばいいのね…と、大きく頷いた。
ナビの「自宅に戻る」を設定し
運転を始めて暫し…。
気がつくと東名にのっているのよね。
あゆみちゃんは八王子って言ってたけど…だ、だ、大丈夫かな…。
不安に押しつぶされそうになるが
とりあえずこのまま行けば…八王子?
しかし結局大丈夫ではなく
何だかしらないけれど環八に到着。
さすがの私もここに来てやっと現実を把握する。
渋滞に苛々させられつつ何とか関越道に。
やれ川越インターだの
東松山インターだのと
見慣れた標識が目に付き始めホッと安堵のため息。
自宅に戻ると
「へぇ…。チコ、凄いじゃないか。大冒険だったな」と、夫にねぎらいの声をかけられ嬉しい。
ま…確かに私にとっては大冒険で楽しかったけれど
やっぱり夫の助手席で居眠りをしている方が楽だなぁ…と、痛感いたしました。