あの日に帰りたい?

患者さんのTちゃんは17歳の可愛らしい高校生。

「私さ、この冬はハッピーターンにハマっちゃって太っちゃったのね。
そんなわけでダイエット中なのよ」と言ったら

彼女は目をキョトンとさせて
「先生、ハッピーターンって何ですか?」

「えぇっ?ハッピーターンを知らないのぉ?
Tちゃん、お金をあげるからコンビニで買って食べてみなさいよ。
超美味しいわよ」と私。

ハッピーターンを知らないとは世代の違いなのかな。

「ちなみにTちゃんのお母さんって何歳?」と聞いてみると
42歳だという。

えぇっ?!タメやぁ〜ん!

私と同じ歳のスタッフのナカジと顔を見合わせてしまった。

Tちゃんの治療の後、ナカジがしんみりと
「我々もあの歳くらいの子供がいても、おかしくない年齢なんですね…。
あの時…ああしておけば…今頃…」と、遠い目。

「まぁな…。
私もあの時…ああしておけば…今頃は旦那と子供の夕食の支度なんかしちゃってさ、
こんなにあくせく働かなくてもよかったかもな…」と、同じく私も遠い目…。

そして私が
「♪泣きながらぁ〜千切った写真を〜
手のひらにぃ〜つなげぇ〜てみるのぉ〜♪」と、口ずさむと
ナカジが加わり
「♪悩み無きぃ〜昨日ぉ〜の微笑みぃ〜訳も無くぅ〜にくらぁしいのぉよぉう〜♪」
洗い物をしていたスタッフの順子さんも加わり
「♪青春のぉ〜うーしーろ姿を〜人はみなぁ〜忘れてしまうぅ〜♪」
そして三人で
「♪あの頃のぉ〜私にぃ戻ってぇ〜あーなーたーにぃ〜逢いたいぃ♪」
大合唱。

お若い方々はご存知ないかもしれませんが
荒井由実(ユーミン)の「あの日に帰りたい」は
我々世代は胸がキューンとしてしまう歌なのですなぁ…。

しかし…
本当にあの日に帰りたいか?
もう一度人生をやり直したいか?と、聞かれれば…

答えは“ノー”です。

うちの亭主に逢うために生きてきた人生ですから(←キャーッ!ハズカシーッ!ガラじゃねぇか…)

ちなみにこの歌
最近ではsugar soul がThose Days って歌として英語でカバーしています。
これもいいですよ。

あしからず。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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