昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
久しぶりに…
昨日はインプラントのイケメンH先生と
仕事の後にちょっと飲みました。
月に2回来て頂いておりますが
何となくすれ違いで
久しぶりに飲んだ…という感じでした。
H先生とは
4年目のお付き合いになりますが
あれ程、映画好きだとは存じませんでした。
好きな映画を3つあげてもらうと
その方の趣味がわかりますね。
H先生は相当の映画好きとお見受けし
映画談義に花が咲く…というシチュエーションが
互いに希少なものですから
非常に盛り上がりました。
私は独身時代、何度かお見合いをした事がありまして
紹介してくださる方に
「チヒロさん。
歴史と政治の話はなさらない方がよろしいですよ」と、釘をさされ
仕方がないので
「ご趣味は?」なんて、ありきたりの事を聞いたりして
「映画観賞ですね」と、言われて
え?マジで?!と、少し嬉しくなり
「お好きな映画は何ですか?」と、伺ったトコロ
「『サウンド オブ ミュージック』と
『雨に唄えば』ですね」と、言われ
絶句しました…。
子供の頃に観ましたけど…。
確かにいい映画ではありますけど…。
私にはちょっと…この人、無理だわ…。
「お好きな映画は?」と、逆に聞かれたので
わざと
「『タクシードライバー』と
『仁義なき戦い』ですねっ!」と、
吐き捨てる様に言ってやった記憶あり。
お相手の方が
「あ…僕は…
それは観ていませんね…」と、首を傾けていたので
お見合い終了〜〜〜っ!チ〜〜〜〜〜〜〜ン!と
頭の中で鐘が鳴りました。
映画の好み…
これはとても重要ですね。
H先生はサバサバとした体育会系の性格の方ですが
映画の描写がとても繊細で
いい趣味をされておりますね。
昨夜は久しぶりに
楽しかったでございます。
ルーズ
ヨーロッパの映画を観ていると
時々目にするシーンがある。
商談の場で大幅に遅刻する場面。
先日、フランス映画で
クライアントを1時間半待たせた場面があって
「車が混んでいて…」と、営業マンが言うと
クライアントも
「あ…そうなの?まぁ…とにかく急いで頂戴」というシーン。
気になった…。
またスウェーデンの映画では
家を買おうとしている夫婦が現地に着くと
不動産屋さんの営業マンの方から電話があり
「日にちを変更してくれ」と言う。
買う側の夫婦も
わざわざ現地まで行っているのに
「仕方ないわね…」と、言う。
これも…気になった…。
それらのシーンは
肝となるシーンでなく
何気ないシーンなので
比較的日常的におこなわれている事と推測される。
いや、いや、いや…おかしいでしょ?!!!!!!
@ お客を1時間半待たせる(携帯電話で連絡もしない)
A 当日、約束時間を過ぎてのドタキャンの営業
お客さんも
まぁ…仕方ないわね…という感じなんですけど
あれって私には絶対に無理ですね。
絶対にこの国では暮らせないな…と、思う。
時間にルーズな国は嫌ですね。
その点、日本はいいなぁ…と、思う。
山手線が5分遅れたら
ニュースになりますからね。
非常に暮らしやすい。
アメリカ、アリゾナ州のフラッグスタッフという街の駅で
ロサンジェルス行きの電車を待っていた母だったが
電車が全く来ない。
ロサンジェルスから日本へのフライトの時間もあったので
母は焦って駅員さんに聞いたトコロ
「俺が電車を運転しているわけじゃないから
そんな事を聞かれても困る」と、言われて驚いたらしい。
私もイタリアの駅で同じ経験がある。
「全然電車が来ないじゃないっ!」と、イライラしていると
夫が「そんなもんだよ…大丈夫」と、言う。
大丈夫じゃないじゃんか!
何の根拠があって大丈夫なんだよ!
駅員さんに聞くと
「なんとかかんとか…ベーネ!」と、笑っていた。
要するに「大丈夫だよ」という事の様だ。
全然大丈夫じゃないっ!と、イライラする事しばし…。
現地の乗客の人も全く気にしていない様だった。
この人達は
一体、どーなっているのだろう…と、思っていたら
電車が来た…結果的には大丈夫だった。
しかし胃がキリキリした。
いつかスペインかイタリアあたりに家が欲しいな…なんて
時々思ったりしますがね。
尚かつ、出来れば内装も施したいなんてね。
しかし
不動産屋さんは遅れるし
施工業者さんも打ち合わせがドタキャンなんていう事は
容易に想定されますからね。
「冗談じゃないっ!」と、激怒しながら
日本に帰ってくる事が予想されますねぇ…。
TV
ジョージ・クルーニーが
2005年に監督、脚本を手がけた
「グッドナイト・グッドラック」という映画がある。
これは1950年代、マッカーシーと戦った
エドワード・R・モローという実在の人物で
CBSのニュースキャスターですね。
赤狩りで有名なマッカーシズムを描いた映画は多く
私も比較的好んで観る種類の映画ですが
このモロー氏の事は
この作品を観るまで知りませんでした。
こうゆう着眼点がジョージ・クルーニーはすごいのよなぁ…と
本当に感心してしまいます。
さて…
この映画の冒頭の
モロー氏のセリフがとても印象に残っている。
要するに
「TVの民放番組が娯楽重視に傾倒してきてしまった昨今
TV業界の将来に未来はない」という様な事を
彼は憂いでいたんですね。
今から半世紀以上も前に
現在のTV事情を予測していたんだなぁ…と、驚いた。
私が生まれた頃は
TVには豪華なジャガード織りのカバーがかけられていて
家の中心にダーンと鎮座しており
家族全員でTVを観る…とか
近所のTVのない家のお友達が来て観る…とか
TVは重要な存在でした。
それが段々と時代が進むにつれ
各部屋に1台となり
今ではワンセグで観られますし
ネットも普及してきた今
そもそもTVを観ない…という方も案外多く
私もその1人。
タレントさんが出てきて
「僕の好物は豆腐なんです。毎日必ず食べますね」と、言うと
周りのお笑いタレントさん達が
とても驚いたフリをして
「へぇ〜!そうなんですかぁ!!!!!」という類いの番組を観ても
豆腐なんて誰でも食うし!!
アホラし…、消そ…。と、なってしまう。
先日も患者さんと雑談していて
TVの民放を観ないから芸能人が全くわからなくて
「誰と誰が熱愛!」と、聞いても
全くわからないんですよね…と、言うと
「私なんか20年以上は観ていませんね」という強者もいた。
しかし日常生活に全く支障がないと言う。
確かに…。
私も全く支障がない。
やっぱり私は映画がいいな…。
今朝ははまた「グッドナイト・グッドラック」を
久しぶりに観てみました。