トラベル英会話

今年のお正月はドイツに行きました。

同行した弟のタケに
「チコちゃんは旅行すると
案外大人しいよね。
黙って後ろからトボトボついてくるんだよな。」と、言われましたが

別に大人しいわけではなく
貴重な休日で貴重な体験ですから
その街並みの風景や空気感を
少しでも記憶に残そうと
黙って堪能していただけなんですがね。

逆に欧米では
自分の主張と申しますか
言うべき時にはきちんと言わないと
絶対に損をしますね。
大人しいではダメ。

ミュンヘンのホテルにチェックインすると
トイレの水の流れが悪かった。

係の人がチェックしてくれて
「明日にならないと修理人が来ないから
それまではフロント脇のトイレを使ってくれ」と、言われたわけです。

夜中にいちいちパジャマから洋服に着替えて
トイレに行くなんてまっぴらですからね。

「他の部屋に変えてもらうように
フロントに言ってきて」と、タケに行かせた。

彼は戻ってくると
「他の空き部屋がないんだって。
チコちゃん、仕方がないから諦めようよ」と
おっとりしたタケらしい返答。

嫌だね。
何で諦めなきゃいけないんですか。
100歩譲って、本当に満室なら諦めますがね。
ダブルブッキング用に
絶対に空き室はあるでしょう?

フロントに電話をかけ
その旨、きちんと言ったら
あっけなくとても広い部屋に変えてくれた。

「言ってみるもんだなぁ…」と、タケは感心しておりましたが

こうゆうシチュエーションは
特に海外では多いと思います。

旅行に行く時に
よく「トラベル英会話」の本を
買われる方って多いと思うのですが
あの内容に若干、問題があると思われる。

「トラブルになった時の文句の言い方」
「トラブルになった時の交渉術」って
案外、記載されていないんですよね。

特にトラブルが多いのが
ホテルでの水回り問題。

五つ星ホテルでも水回りのトラブルはある。

お湯が出にくい、出ない。
トイレが壊れている等…。

ですから
こういった時の対処法は
絶対に載せるべきだと思うんですよ。

基本的には部屋を変えてもらうのが一番。

ですから私が考える、トラベル英会話の本には
まず

「部屋を変えて下さい」という基本文章を記載する。

ここでスムーズに変えてくれればOK。

しかし
「満室です」と、冷たくあしらわれる事もある。

そういった場合の
応用編として
いくつかの文章が必要になりますよね。


基本的に交渉術として
泣き落とし作戦というのが案外、功を奏す。

「やっと取れた休日で
えんどはるばる日本から来たのです。
その辺を考慮して
どうか…どうかっ!!
もう一度、空き室がないかどうか
確認していただけませんか?」と
フロントの心にうったえかけるわけです。

あちらは一度「満室です」と、言いきっていますから
「もう一度、空き室がないかどうか確認してくれませんか?」と
相手の顔をたてるのがポイントです。

すると
パソコンキーを叩いて
「あ…一部屋キャンセルが出て
空いていますね」と、
もったいぶって言いますよ。

殆どの場合はこの辺で問題解決出来る。

それでもダメな場合は

「冗談じゃない」

「ふざけるな」

「本当に空き室がないと言いきれるんですね?」

「へぇ…もう一度確認しますけど
『神に誓って』、空き室がないと言いきれるんですね?」などの
文章もオプションとして記載しておくといいですな。

それでもラチがあかなければ
「支配人をよべ」ですよね。

そして支配人に
最初の
泣き落とし交渉からはじめる…という流れ。

ただ
もう…ここまでくると疲れちゃうというのもありますし
ここまでこじれるホテルというのは問題があると思う。

トイレが故障していて
フロント脇のトイレを使えって
例えばご高齢の方なんかは
とても困ると思うんですよ。

ですから
予めホテルの口コミをチェックして
「スタッフの方々がとても感じがよかった」
「とても清潔感のあるホテルだった」とか
余力があれば
海外の人の口コミもチェックして
“clean”
“staff are helpful”
“excellent staff”
“excellent service provided by staff"

等、要するに
クリーン、スタッフ、エクセレント、ヘルプフル、ホスピタリティ等の
単語が多い口コミなら
いいと思いますね。

さて…
今年の年末〜お正月は
タケとスタッフの関ちゃんと3人で
バルセロナに行く予定です。

そういった事をふまえて
ホテルを予約いたしました。

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白雪姫

「白雪姫と鏡の女王」

昨年、公開された映画ですね。

WOWOWでやっていたので観ました。

元来、
絶対ハッピーエンドの
ハリウッド映画なんぞは
観てたまるかいっ!…という
ひねくれたトコロがあるのですが
観たら観たで…面白いんですよね。

ハッピーエンドだから楽だし
やはり私の様なひねくれたオバチャンでも
「王子様憧れ願望」というのは
潜在的には残っておりますから

例えばディズニーものの
ラブストーリーなんかも
ブツブツ言いながら観ては
最後に美しいお姫様が
王子様とキスをするシーンになると

「…泣いてるしw」と、夫に笑われる。

さて…本作は
何度も魔法の「惚れさせる薬」を使っては
男性をものにして
永遠の若さと美しさのために
躍起になる
超自己チューの自分大好き女王に

あの
ジュリア・ロバーツが
ピッタリと役にハマっておりました。

1990年に「プリティ・ウーマン」で彼女をスクリーンで観た時には
本当に可愛らしくてキレイで
当時はこぞって
ジュリア・ロバーツの髪型を真似たものでした。

そんな彼女も
イジワル女王の役を演じる世代になったのね…と
あらためて
世代交代を感じました。

永遠の若さと美しさの為なら
魂まで売り渡すわよっ!という
必死な感じが
「うん、うん…。
わかるわぁ…。」と、苦笑しつつも
意地悪女王の気持ちもわからなくもない…と
ちょっと違う見方が出来ましたね…白雪姫も。

グリム童話の白雪姫は
小さい頃から読んでいたものでしたが

「鏡よ、鏡。
世界で一番美しいのは誰?」と

鏡に問いかける女王は
私が子供の頃には
「ただの悪い女王」という印象しかありませんでしたが

この映画は
ジュリア・ロバーツ演じる、鏡の女王の気持ちも

「そうなのよ…。
アンチエイジングは
お金じゃ、買えないからねぇ…。
まぁ…私も10年若くなる…と、言われれば
少々の魂は売るかもな」なんて思ったりもしましたね。

最後のシーンで
老婆になった鏡の女王が
毒入りリンゴを白雪姫に食べさせようとする。

しかしその魂胆を知った白雪姫が
「お年寄りからどうぞ」と、毒入りリンゴを
女王に手渡す。

(ここからの数秒のジュリア・ロバーツの演技が
素晴らしかった)

一瞬、戸惑う女王ですが
ニヤリと小気味よくほんの少し笑い
リンゴを受け取るのね。

白雪姫への完全な敗北宣言と
「老い」を初めて受け入れたのでしょうな。

そんな絶妙な表情が
たまりませんでした。

また
現在、普及されているグリム童話は
原作のそれとはだいぶ違いますでしょ。

グリム童話が出来た時代背景を考えると
当時はフランス革命なんかもあったりして
民衆文化が台頭してくる時代ですから
そんな時代背景を考慮しながら
あらためて
グリム童話を読んでみたいと思いました。

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数学

世の中で起こりうる全ての現象は
数学で表す事が出来るのというのは有名な事実ですが
例えば具体的に言ってよ…と、言われると
チンプンカンプンなんですがね。

恋愛なんぞも数学で表せるのかしらん…と、思って調べたら
きちんと方程式があった。

愛情=[{(F+Ch+P)/2}+{3(C+1)}/10] / {(5-SI)2+2}

F=自分から相手に対する好感
P=フェロモン(異性吸引化学物質)
.
.
.
(省略)
等、なんのこっちゃ…なんですがね。

方程式のいいトコロは
そこに数値をはめ込めば
キッチンと答えが出るからいい。

1+1=2なんですからね。(←先ほどの方程式と比べると
レベルが相当低いんですけど…
行間を読んで察してほしいです…ハイ)

グレーゾーンがない。

気持ちがいいじゃないですか。

四半世紀前にこの恋愛の方程式を知っていれば
私の人生も変わったのかなぁ…と、思う。

さて…
この天才的な数学者という人が
世の中にはいらっしゃいますが
私は無条件に大好きなんですね。

歴史上の有名な天才数学者は
案外変わり者が多く
数々の逸話が残っておりますが

性格が悪かろうが
変人だろうが
全部、受け入れる所存でございます…という程、好き。

元来、オタク系の人は好きなのですが
こう…ボサボサ頭を書きながら
数式を書きなぐっている後ろ姿を見ると
ウットリしてしまうんですねぇ…。

1904年にフランスの数学者
アンリ・ポアンカレによって提出された
「ポアンカレ予想」は
ほぼ100年間未解決のままであったわけですが
ロシアの数学者
グレゴリー・ペレルマンが2003年に解明したんですね。

この業績によってフィールズ賞が送られ
100万ドルが支払われたのですが
本人が辞退したわけですよ!!!!!!!!!!!

名声もお金もいらないってわけですね!!!!!!

無欲…かっこいいじゃないですか!!!

そういう人が好きだなぁ…。

んじゃ、その「ポアンカレ予想」ってなんぞや?
…って事になるわけですが
Wikipediaで調べてください。

2行読むと嫌になります。

何度もページをアップしても
2行以上は読んだ事がない。

この数学者好きの起源は
小学生の時の家庭教師の先生が
勉強を教えながら
鉛筆を片手でクルクル回すんですね。

それが大好きだったんですよ。

その影響は大きいと思う。

彼はその後
お医者さんになられましたけれども
理系好きからだんだん高度になってきて
数学者が好き!!!というトコロに帰結したわけです。

ペレルマンさん…最高です。


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