逆半水浴

リゾート地などに行った時に
プールに入ると
大の字になってプカプカ浮きながら
昼寝をするのが好き。

周囲の音が水によって遮断され
ちょっと別世界にいる様な錯覚をする。

さて…
お風呂に入る時に半水浴というのがあるが
私は逆半水浴と申しますか
大の字になる程、バスタブが大きくありませんから
ひざから上を外に出して
ひざから上の上半身、頭まですべて
お湯の中に沈めて
顔だけ浮かせて
ウトウトするのがいい…。

私は身体の中で一番気を使うのが頭皮。

加齢とともに身体は変わっていきますが
髪の毛だけはなるべく限界までギリギリ…
元気で若々しくいて欲しいと思う…。

お湯にしばらく頭をつけていると
頭皮の毛穴が開いていく(感じがする)。

もう…かなり毛穴は開いただろうなぁ…というところで
シャンプーをして
泡だらけの髪の毛のまま10分程放置。

髪の毛をキュピーの様にして遊ぶのもよし。

その時に普通の半水浴の形にして
本を読む。

水泳をされる方はご存知だと思いますが
プカプカ浮く時に
顎をひくのね。

すると自ずと身体は浮きますから。

耳に水ははいりませんよ…ご心配なく。

先日は
ややぬるめのお湯で
逆半水浴をしていたら
本当に眠ってしまい
あまりにも私がお風呂から出てこないので
夫が心配して覗いてみたら
不思議な格好&爆睡しているので
びっくりしたらしい。

逆半水浴…気持ちいいですよ。

お勧め♡

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わかってください

♬これから淋しい秋です
時折手紙を書きます
涙で文字がにじんでいたなら
わかってください♬




これは因幡晃さん作詞、作曲した唄で
「わかってください」という
私が小学生の頃
すごくはやった曲。

私自身大好きだった曲で
レコードもすり切れる程聞いたし
ラジオでもよく流れていたんですよね。

先日、何となく鼻歌でこのフレーズを唄って
よくよく歌詞を考えてみた。

これは
「私」という主人公は女性という設定です。

別れた彼の事が忘れられずに
時折、「涙で文字が濡れた手紙をおくりますよ」と
ある意味…宣戦布告しているわけです。

これは送られた方にしてみれば
ちょっと怖いですよね。

「涙で文字がにじんでいたならわかってください」って。

「えぇっ?!」ですよね…。

わかりたくないし
そもそも手紙は送って欲しくない!と、
言いたいでしょうな…先方は。

だって別れたわけですからね。

しかし
因幡晃さんはやはり男性ですから
彼が書いた詩は
女性の深層心理をあまり理解していないのでは?と、思った。




♬忘れたつもりでも 思い出すのね
街であなたに似た 人を見かけると
ふりむいてしまう 悲しいけれどそこには愛はみえない♬




これは男性的だなぁ…と、思うんです。

男性はとてもロマンチックですから
結構、覚えているんですよね…過去の恋を。

生前、
父もよく初恋の女性の事を
お酒を飲むとポツリポツリと言うわけですよ。

「100回以上聞いたし…」と、思いつつ
黙って聞いていると

「でもあれだなぁ…。
今、彼女に出会って本気になられちゃっても困るなぁ…。」
ニヤリと笑って喜んでいるわけですよ。

「60年前でしょ?
想像力もそこまでいくと、ある意味…すごいわよね。
断言するけど、あちらは
ちーさん(父の呼び名)の事なんか覚えていないわよ。
まぁ…帯のついた現金でも積めば
無理矢理でも思い出してくれるんじゃないの?」と、
せせら笑っておりました。

女性は割り切っちゃうと
切り替えが早いですからね。



私が作詞すると
♬思い出したくても 忘れちゃうのね
街であなたに似た 人を見かけると
ふりむいてしまう 悲しいけれど名前が思いだせない〜♬




という、何とも味気ない詩になってしまう。

これが女性の心理なのではないでしょうか…。

それとも私だけなのかなぁ…。

ただし…
一人だけ絶対に忘れられないオトコはいます。

ちーさん。

全くもう…このオトコだけは
一生引きずりそうですな…。

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ローズマリー

私は愛用している「ほぼ日手帳」に
「調べなきゃいけないもの」リストがあり
気になる、気なった事の単語を羅列しておいて
後で、時間を見つけて調べるのが好き。

地味…。

ヘミングウェイ家
ケネディ→ロボトミー
アフリカ象

こんな感じでキーワードを書く。

今日は
ケネディ→ロボトミーについて
調べた事を少し…。

ロボトミーと聞くと
パッと思い浮かぶのが
ジャック・ニコルソン主演の映画
「カッコーの巣の上で」。

ジャック・ニコルソン演じる主人公のマクマーフィーが
精神病院でロボトミー手術を施されてしまい
廃人になってしまうんですよね。

ちなみに
このロボトミー手術は
1930年代頃に開発されたもので
前側頭部の頭蓋骨に小さな穴を開け
ロイコトームというメスで前頭葉を切るもの。

もともとはチンパンジーの前頭葉を切除したところ
性格が穏やかになったとの報告から
凶暴な正確が治る…とされていたんですね。

前頭葉は
意志、学習、言語、類推、計画性、衝動の抑制等
ヒトをヒトたらしめている高次機能の主座ですから
これを切断されてしまうと
廃人の様になってしまうのだそうです。

日本では昭和50年に廃止になったのだそうです。

さて
暗殺されたケネディ大統領には
実はローズマリーという妹がいて
2005年に86歳で亡くなったそうなんですね。





私の母は若かりし頃ケネディ家が好きだった様で
私の幼稚園のお迎えの帰り道に
色々なケネディ家の話を聞かせてくれた事が
鮮明に記憶に残っている。

後にこれがかなり誤った情報で
「本当にお母さんは
テキトーな事を教えてくれたわね。」と、
私が大人になってから文句を言うと
「歳だからボケてしまって覚えていない」と
都合のいい時だけ
ボケたふりをするから癪に障るんですがね。

私はつい最近まで
ローズマリーさんの存在は知らなかったのですが
彼女は23歳の時に
医師の勧めで
父親がロボトミー手術を受けさせたわけですが
尿失禁の後遺症や
幼児的な正確になってしまい
何時間も壁を眺めたり
支離滅裂な事を言ったりして
人格が崩壊してしまったのだそうです。

結局、ウィスコンシン州にある
障害者施設に入居し
86歳まで孤独な一生を過ごしたのだそうだ。

彼女の美しい写真を見て
とても悲しくなった。

そもそも何故ロボトミー手術を受けたのかしら…となる。

これが諸説あってはっきりしないんですがね。

Wikipediaによれば
幼児時代は大人しかった彼女であったが
成長するにつれ自己主張が強くなり
時に暴力的になったり
不機嫌に陥ったりしたらしい。

一時は修道院に入れたものの
夜な夜なそこを抜け出して
家族は相当手を焼かされたらしい。

だからといって
ロボトミーは随分と乱暴な治療をと思ったが
当時はそれがひとつの治療法として
確立されていたわけですからね。

ケネディ家というのは
アメリカでは今でも絶大な人気のある名門一家でありますが
本当に悲しい一家でもあるなぁ…と。

追記すると
幼稚園からの帰り道の母からのケネディ家の情報は
本当に間違ったものが多かったわけですが
彼女はさも見てきたかの様に
身振り手振りで楽しそうに語っていたんです。

それが子供心に楽しい時間だったので
私も小さい頃はケネディ家が好きだった。

しかし
ひとつひとつ真実を知る毎に
悲しい気持ちになってしまうんですなぁ…。

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