よしなに…

かず君の会社の住宅展示場のデザインを頼まれて
数ヶ月前に壁紙、床材、家具類の提案書を出して
その建物がほぼ、完成したらしい。

そんなわけで今週の金曜日の夜に
家具類のディスプレイを頼まれた。

彼が昨日、意気揚々とオフィスに来て
「姉さんっ!建物、マジでいいっスよ!すげぇですよ!
まぁ…とにかく一度見に来て下さいよっ!」と
ドヤ顔で自慢していた。

「別に見なくてもさ…
私が考えたわけだからさ…
もう、イメージは出来ているからさ…」と、言うと

「まぁ“俺たち”のコラボですからねっ!」と、
鼻息が荒い…。

「何で“俺たち”なんだよ…。
アンタは私が図面とにらめっこしている時に
目の前でアホ面して座っていただけじゃんか…」と、言うと
苦笑しつつ
「その辺はまぁ…よしなに…」と
トンチンカンな事を言っていた。

しかし…彼の感性の吸収力は確かに凄いモノがあり
私が当初、タケのクリニックのデザインを提案した時には
「え?!!!!それは…」と、絶句していたけれども
その後、海外のインテリア雑誌などを見たり
人の話に熱心に耳を傾ける様になり
最近では私も
「なるほどね…」と、言わざるを得ない指摘をしてくるから面白い。

しかし
だんだん彼の感性もブラッシュアップされてくると
「あぁ…いかにも姉さんが好きそうなデザインですよね…」と、
言われちゃう様になったらつまらんなぁ…と、思い
私も日々、絵画や映画を見て
色々と勉強する様に心がけていた。

今週の金曜日が弟のタケのクリニックの
壁紙部分の最終プランの提出日。

昨夜は仕事の後に
ずっとお手伝いしてきてくれた
お馴染みの飯塚ちゃんにも来てもらい
図面とにらめっこして
最終チェック。



クリニックのトイレ部分と
2階自宅の和室を
大幅にデザインを変更した。

クリニックのトイレは
ちょっと勝負に出たというか
エッジを効かせてみた。

我ながら、いい物が出来たと思う。

そうなると
私の本丸であるクリニックの内装も
色々と気になる所が出て来て
リニューアルしたい。

タケとかず君にも
「もう…アンタ達、
『ありがとうございます』は言わなくていいからさ…。
形であらわして頂戴よ…感謝の気持ちをさ…」と、言い
「かず君の会社で格安で施工して
タケは今回、銀行から借り入れするわけだから
私のクリニックの分も乗っけて借りなさいよ」と、
とて〜も、優し〜く脅しておいた。

すると2人はまた苦笑しつつ
「その辺は…よしなに…」と
これまたトンチンカンな返答をして
うやむやにされちゃった。

まぁ…来年はうちのクリニックも10周年ですからね…。

本気で考えたいと思っていす…。


余談ですが…
また犬の話なんですがね…
昨日はとても嬉しい事がありました。

今日で産まれて2週間経つ子犬達ですが
何匹かの子が目が
うっすらと開いたんです!!!

体重も毎日80〜100g程増えていて順調です。

スタッフの平井ちゃんとまいちゃんは
里親さんになってくれるメンバーですが
まいちゃんのご主人も
時々会社帰りに立ち寄って
子犬の成長を見てとても嬉しそうでした。










ニクキュウがたまりません…。

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入れ知恵

先日、大学生の若い可愛らしいお嬢さんが
患者さんでいらした。

虫歯を削って型取りをしたら
「先生、ここは銀歯になりますか?
白いのは出来ませんか?」と、仰った。

保険治療というのは
とても細かい規定が定められており
保険で白い物を被せられる歯と
被せられない歯がある。

たまたま彼女の場合は
保険では銀歯になってしまう場所だったのね。

銀歯が嫌であれば
おのずと自費のセラミックになるので
値段が3万円かかってしまう。

大学生の学生さんには
高額だと思う。

彼女は困った様子で考えていたので
「彼氏いるの?」と、聞くと
彼女は
「はい…いますけど…?」と、仰ったので

「とりあえず保険の銀歯を入れておいて
誕生日プレゼントとして
彼氏にセラミックを入れてもらえば?」と、アドバイスした。

すると彼女はニヤリと笑い
「それはいい考えですねぇ〜♬」と、大笑いしていた。

モデルさんの様にスタイルがよくて
とても美人な彼女。

「おねだりする時は
ちょっと上目遣いで『お、ね、が、い♡』って言うのよ」と
細かい仕草も指示。

「先生、さすがですねぇ…」と
大きく頷いていた。

「まぁな…。まぁ…私も今じゃ…こんななっちゃったけど
こう見えても若い頃は、
結構おねだり上手だったんだな…」と、遠い目をする私。

純粋無垢なキレイなお嬢さんに
悪い入れ知恵をするという
汚れたオトナの私…。

いかんですなぁ〜。

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また今日も…

毎日毎日、犬の話ばかりで
申し訳ないのですがね…。

いかんせん
生後9日目の子犬達がおりますから
仕事の後は
犬用の巣箱に入って
母親犬のマツを
私の膝枕で寝かせながら
お乳を吸う子犬達を見守りつつ
私はハイボールを飲みつつ…
時にはそのまま
私も寝てしまう…というのが日課。

昨夜もそのまま寝てしまい
気がついたら朝の3時でした…。

先日母が
「大きい犬には“引っ張られるから”
年寄りには散歩が大変」と、言った言葉が
非常に印象に残っている。

散歩で犬が引っ張るのは
大型犬、小型犬関係なく
要するに
犬が「自分がリーダー」だと思っているだけの話で
飼い主サイドが見下されちゃっているわけで
きちんと躾をして愛情を与えて
犬と飼い主の間に信頼関係が出来れば
引っ張らないわけですな。

以前も素晴らしい光景をミラノで目撃した事がある。

おそらく80歳後半とお見受けする男性が
リード無しでラブラドールを散歩させていたんです。

トボトボとゆっくり歩く男性の少し後ろを
ぴったりと寄り添って歩く犬。

ものすごい信頼関係だなぁ…と、
感心した事がある。

以前、ドッグウィスパーというTV番組で
筋ジストロフィーの障害をもつ
車いすの男性が
ピットブル2匹を
それはもう従順に育て上げた話を観ました。

落ち着きはらったピットブル2匹が
車いすの男性を見上げる眼差しは
素晴らしかった。

その犬達はセラピー犬として
時々病院に訪問して
重症な疾患を抱える子供達の
癒しとなっているそうだ。

犬は飼い主がお金持ちでもそうでなくても
健常者であってもそうでなくても
全く関係ないわけですな。

犬は飼い主の「心」を読みとるだけ。

犬が飼い主を信頼していれば
どんな犬でも
最高のパートナーとして暮らす事が出来るという
典型的な例だな…と、思いました。

ピットブルは獰猛な犬…というイメージがありますけれども
要するに飼い方というか
犬との接し方なんですよね…。

母にその画像を見せて
色々と力説していたら
「チコちゃんは本当に教育熱心ないい子ねぇ…」と、母。

アホくさ…。

親バカもいい加減にして下さい…お母さんっ!

そんなわけで…
施設で保護されている
可哀想なワンちゃん達を引き取って
きちんとしたいい子に躾て
里親さがしをする…というのを
仕事の他に
ライフワークにしていきたい…と、言うと

「それは素晴らしい事ね」と、彼女。

「本当にそう思う?」

「思うわよ!
さすがチコちゃんは考える事が違うわねぇ…」

「あそ…。
ならさぁ…(不敵な笑み)
『素晴らしい事』と思うならさぁ…
実家が所有する土地を
ちょっと拝借させてよ…犬の保護施設作るからさ…」と、言うと

「え?!!!そ、それは…」と、大慌てしておりました。

母ももう70歳を過ぎましたからね…
大慌てさせるのもちょっと可哀想なので
意地悪もこの辺でやめておきました。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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