昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
ドイツ②
ケルンから電車で20分程の場所に
ボンという街がある。
小さな街なんですけれども
ベートーベンの生家があるというので
行ってきました。
全体的にこじんまりとして
清潔感のある街という印象。
いかんせん元旦でしたから
お店は殆どお休みで
人通りもありませんでしたが
ありましたよ…ベートーベンの生家。
休館日で中には入れませんでしたが
ピンク色の小さな可愛らしいお家。
この道をベートーベンも歩いたのかな…なんて考えると
ワクワクする。
近くにミュンスター教会があり
地元の方々が続々と集まっていた。
新年のミサがおこなわれるようだ…。
静寂の中…暫くすると
パイプオルガンの音が教会内に鳴り響いたわけですね。
あのですね…
ものすごい迫力のある音色で
全体的にちょっとベートーベンっぽいんですよ。
感動しましたよ。
教会を後にして
「ミサの前のあの曲なんだけど
ちょっとベートーベンっぽいよね。」と、タケに言うと
「この教会は11世紀からあるわけだから
絶対に彼もこの教会には来ていたと思うんだよね。」
え?!もしかして
あの音色がベートーベンをインスパイアしたのかしらん!!!
なんて想像したら
さらに感動しました!!
さて…
街の隅っこに時々発見するストリートアート。
このカルチャーは
こんな小さな街にも浸透しているんだなぁ…と
興味津々。
これはバングシーのマネでしょうけど
なかなか面白くていい。
色々な出会い、発見があるのが
旅の醍醐味ですねぇ…。
午後はケルンに戻り
タケとは別行動。
彼はライン河に沿って探索するとのこと。
また前回書き込みした
チケット紳士にたよらずに
みどりの窓口でチケットが買えるという事に
かなり感動を覚えたようだが
いかんせん、神経質&心配性な気質のせいか
「明日、ミュンヘンへのチケットの事が心配だな…」と
一日中
「チケット、チケット」と懸念していたようで
結局、1人でみどりの窓口に行って
ミュンヘンへのチケットを購入して
やっと安心したようです。
私はそういった事務的な事は
他力本願タイプなので
全く無関心…なるようになるし…という感じで
1人でホテル周辺を探索して
所謂、地元密着型タイプのレストランに入りました。
メニューを見たらイタリアンのお店だったみたい…。
店員さんには英語が通じなくて
ドイツ語は殆どわかりませんでしたけれども
「トマトサラダ!」
「ペンネ!ゴルゴンゾーラ!」
「ホワイトワイン!」と叫んでいたら
通じたみたい…。
無事、お料理は運ばれてきました。
美味しかったんですけどね…。
量がすごいんです…。
食べきれない…。
「食べ物は残したらダメ!」と
小さい頃から母に言われていたので
すごく罪悪感が残るわけですよ…。
店員さんに
「とても美味しかったんですけど
量が多くて食べきれませんでした…。
ごめんなさい」と、どうしても伝えたくて
親指をあげて
「テイスト!グッド!ボーノ!(←これイタリア語ですけど
とりあえず知っている単語を連呼)」
両手の人差し指でお腹を指差し
パンパンというジェスチャー(←必死でした…お母さんっ!)
店員さんはニッコリと笑って
大きく頷かれていたので
多分理解してくれたのでは…。
こんな体験も楽しかったです。
次の目的地はミュンヘン。
かず君も合流します…。
ドイツ
ドイツ旅行前夜…。
成田空港近くのホテルに泊まる予定でいたので
ゆう子先生とタケと3人で
新宿の行きつけのお店で飲み会…。
その後、成田のホテルについて
今度はタケと2人で飲み会…。
エコノミーでの12時間はきついですから
一睡もせずに搭乗して
ドイツまで爆睡する予定だったわけですが…
寝坊!!
夫からの電話がなければ
完全に飛行機に乗れませんでしたね…。
慌ててギリギリにチェックイン。
しっかり寝てしまったわけですから
これからのフライト…きついなぁ…と思ったので
これ…裏技なんですけれども
エコノミーの格安チケットを
チェックインの時にカウンターのオネエサンと
直接交渉すると
かなりの安価で
シートのアップグレードが出来る場合がある。
今回も成功!
ビジネスクラスで
快適な旅を楽しめました。
これ…皆様も一度試してみて下さい♬
さて…
いよいよフランクフルトに到着!
その後
電車でケルンへ移動。
駅で中国系アメリカ人のご夫婦が近寄ってきて
“Do you speak English?”とおっしゃるので
“Y es”と、言うと
電車のチケットをくれるという…。
急きょ、用事でアメリカに帰国しなければならないらしい。
ラッキー!!
この旅…
最初からついているなぁ…♬
車中は食堂車でビールを飲みながらのんびりと…。
スタッフの方もとても気さくで楽しかったです。
さて…ケルン中央駅近くのホテルにチェックインして
世界遺産のひとつであるケルン大聖堂へ。
ここは世界三大大聖堂の1つで
(4大聖堂という節もあり☆ウェストミンスター寺院)
高さが157mあるらしい。
建て始められたのは13世紀だったけれども
完成したのは1800年代。
ナポレオン戦争に勝利した際に
民衆の指揮が高まり
民衆が建築費用を寄進したらしい。(この辺のタケのウンチクが楽しい)
もう…このゴシック建築の大聖堂…
鳥肌がたつ程、圧巻でした!
私はどちらかというと無神論者ですけれども
「なんだかんだ言って
キリスト教はすごいなぁ…」と
思わざるを得ない程の迫力がありました。
感激…。
これをみられただけでも
来たかいがあったなぁ…と。
さて…実はこの時ハプニングがありました。
大聖堂内の階段から
回転しながら落ちたんです…私。
タケ曰く
「池田屋事件じゃないんだからさ。
あんなに回転しながら
階段を落ちていく人は初めてみた」と、
後で苦笑しておりました。
死ぬかと思いました。
まぁ…怪我はたいした事ななかったのですがね…
その時、赤いガウンを着た神父様が
「大丈夫ですか?」とか
「救急車をよびましょうか?」とか
色々と介抱してくださったわけですよ。
暫く休んで
「もう大丈夫です。ありがとうございました。」と
お礼を言ったら
プレゼントを差し上げましょう…と
キャンディーを2つ下さったわけですよ。
大聖堂の壮大さ…。
階段からの回転転落のショック…。
そして神父様の優しい心使い…。
「タケ…私、カトリック信者になるっ!!
今日、入会していくわっ!」
「えぇ?!!
入会ってっ!チコちゃん…とりあえずさ
日本に帰ってよく考えてからね…。」
「日本に帰ったら飽きちゃうに決まっているからさ…。
今、ケルン大聖堂に直接入会したいわけですよっ!」
こんなトンチンカンな会話をしながら夜の街へ。
大晦日のケルンは街をあげてのパーティーという感じで
花火や爆竹があがったりと
とても盛り上がっておりました。
ドイツの旅は始まったばかりですが
夫が言っていた通り
とても治安がよく
親切な人も多く
過ごしやすい国なぁ…という印象。
余談ですが…
電車で移動する際
チケットを購入しますよね。
最初、インフォメーションの人に
「券売機で買って下さい」と、言われたものですから
券売機の前に立つわけですが…
タッチパネルのドイツ語。
またすごく複雑なわけです。
「買い方がわからない!!」
そこで
券売機から少し離れ
アーリア系の優しそうな
紳士っぽい人が
チケットを買いにくるまで待つわけですよ…我々は。
そして
その紳士風の人が来ると
「どこそこまで行きたいんですけど
買い方を教えてください」と、言って
パネルを押してもらい
「7番線の出発ですからね」というアドバイスをもらう…という事を
繰り返していたわけです。
(この発券機での紳士を『チケット紳士』と我々は命名)
夫から電話があり
その事を話していたら
「お前ら姉弟は…本当に要領が悪いというか…」と、呆れられ
「券売機じゃなくて窓口で買えばいいじゃないか…」と、彼。
「所謂、『みどりの窓口』的なものがないのよ…ドイツは」と、言うと
「あるよ!!バカだなぁ…」と、詳しく教えてもらいました。
確かにありましたよ…緑の窓口。
今まで券売機の前で
じっと待っていた我々は本当に情けない…。
まぁ…これも勉強。
珍道中も楽しいものです。