マグカップと…

私はとにかくコーヒーが大好き。

夏はアイスコーヒー
冬はホットコーヒー

最近では
仕事開始の1時間前にオフィスの暖房をつけ
ドリップコーヒーの準備をしておくのが
習わしとなっている。

私のコーヒーメーカーは一度に5杯分しか作れなくて
それを1日に3回はおとすから
相当量を飲んでいると思う。

このコーヒーですが
マグカップに入れて
オフィスだけで飲むわけではなく
診療室にマグカップを持っていって
コーヒーを飲みながら
患者さんと世間話をしたり
スタッフと談笑したりする。

ここからが私の悪いクセなんですけど
空になったマグカップを
あちこちに置きっぱなしにしてしまうクセがある。

呑気にコーヒーなんぞを飲みながら
ふんぞり返る私を尻目に
忙しそうに働いてくれるスタッフ。

おそらく彼女達が
そんなシチュエーションの中
時々
「ん?また先生のマグカップだ…。
また変な所に置きっぱなしにして…」と
思っているのかいないのか…わからないけれど
いつもきれいに洗って
置いておいてくれる。

まぁ…そんな事もたいして気にせず
現在に至っていたのですが
先日、裏の流し台にこんなものを発見。



「先生のショッキ(食器)を洗う用」と
紙コップに書いてあり
中にスポンジが入れてあった。

なんだかとても嬉しかった。
最後のハートマークも可愛い。

いつ誰が書いたのかわからないけれど
ちょっと心が和まされたと同時に
やっぱりスタッフは家族だなぁ…と思った。

本当にスタッフには恵まれています。

ありがとね♬

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バロンドール

一昨日は
早起きをして
バロンドールをライブで観ました。

今更私が申し上げるものでもないが
バロンドールは
FIFAなどが主催する
サッカー界で最も権威のある賞。

各国代表チームの監督、主将と各国の記者によって
選ばれるもので
男女とも過去にアジア勢の選出なないんですな。

そして今回
我々に感動を与えてくれたなでしこジャパンの
佐々木監督が女子の最優秀監督に選ばれ!!!
そして日本の沢が
ブラジルのマルタと
アメリカのすげぇ〜選手のワンバックを抑え
堂々の女子最優秀選手に選ばれた!!!

発表の瞬間…
「ゴイサン…ワンバック、怖いよぉぉぅ。
完全に迫力では沢が負けてるもんねぇ…」などと
オロオロしておりましたが
沢の名前が呼ばれた瞬間
「よっしゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!」と
ガッツポーズ!!!

まぁ
それが例えばハリウッド映画の
アカデミー賞の授賞式なんかもそうなんですけど
あの受賞者の発表の瞬間の「ドキドキ感」と
受賞者のスピーチを聞くのが
私は大好きなんです。

アカデミー賞などのスピーチは
役者さんがされるわけですから
ジョークを交えながら会場を笑わせたりして
面白い。

しかし
バロンドールは
アスリートですからね。

受賞のスピーチに
気の利いたジョークなんぞはいれなくてもいい。

心技体が伝わる
しっかりとしたスピーチだけしてくれればよしっ!

そして沢のスピーチは
きっちりとして
彼女らしいスピーチだったと思うし
私なんぞは
「渡る世間は鬼ばかり」を観ながら
うんうんと頷く義母の様に
彼女の言葉1つ1つにうなずいて
聞いておりました。

本当に誇らしい気持ちでした。

しかし
残念な事が2点。

あのですね…
どこのスタイリストの方なんでしょうかね…
あの着物を選んだのはっ!

振り袖を選んだのは完璧ですが
色が…私は納得がいかなかったっ!

もう少し渋めのお色を選べばよかったんじゃないかなぁ…。

いっその事、黒とかね。

それからもう一点。

彼女のスピーチの時の終始無表情が気になった。

確かに緊張していたのでしょう。

しかしもうちょっと
ニコリとするとか
逆に感極まって涙ぐむとか
少し表情を出してくれると
良かったんですよね。

日本人同士ならわかるんですよ。

ただ世界中の方が観ているわけですから
せっかくの沢さんの事を
「せっかく受賞したのに
あまり嬉しそうじゃないな…。」なんて
外国の方に誤解されちゃうじゃないかと
冷や冷やしちゃったんですなぁ…。

海外の方は日本人に比べ
比較的感情を表情にだしますからね。

私だったら
「そして最後に…(ここで言葉をあえてつまらせ涙ぐむ)
………私達を応援してくれた方々に……
(ここではもう涙を必死でこらえる様に天をあおぐポーズ)
………(感極まって言葉がでないという演技)」

ここで会場から「頑張って!」という拍手が起こるのが常。

その拍手の中で
「感謝の言葉を…お…送ります…。
本当にありがとうございました…」深々と一礼。

会場の大拍手!!!!

「あ〜あ…。
海外のメディアから
沢さんの事、誤解されちゃわないかなぁ…。
すごく心配…」と、言うと

「俺はそういうお前が心配だよ」と、夫。

まぁ…世界の沢だもんな。

下手な小芝居なんぞしなくても
実力があればそれでいいわけですものねぇ…。

とにかく彼女の受賞はとても嬉しかったです!

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寅さん

最近、WOWOWで
「男はつらいよ」、
ご存知の寅さんシリーズを毎日やっておりまして
クセになって観ております…。

この「男はつらいよ」は
全48作あり
30作目を超えた時点で
世界最長寿番組としてギネスブックに登録されている事は有名。

もともとはTVシリーズとして
昭和42年に放送されたものが
昭和44年に映画化されたのがはじまりらしい。

私は特に寅さんの「口上」が大好きなんですよ。

寅さんが縁日で例えば下駄を売る時。

商品の周りにお客さんが集まってくる。

ここからの寅さんの口上が始まるわけですよ。

「さぁ…皆さん、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。
本日は大売り出しね。
黙ってないで…ホラ…手に取って見てって頂戴…ね。
どお?気に入った?
さぁ…(ここからが私が大好きなヤツ)
まがった数字が、ホラ、二つだ。
兄さん寄ってらっしゃいは吉原のカブ。
仁吉が通る東海道。
憎まれ小僧が世にはばかる。
(一部省略)
三三六法で引け目がない。
産んで死んだが三島のお千。
(一部省略)
京都は極楽寺の門前で
かの有名な小野の小町が
飲まず食わずで野たれ死んだのが三十三。
とかく三十三というのは女子(おなご)の大厄だ。
ね。お大事にしてね。
はい、手に取ってどうぞ…見てやって下さいよ」

この丁々発止の口上が
すごいなぁ…とうならされる。

他に有名なのが
「見上げたもんだよ、屋根やのフンドシ」とか

「ヤケのヤンパチ、日焼けのナスビ。
色は黒くて食いつきたいが
あたしゃ入れ歯で歯が立たないよ」なんてのもありますよね。

小さい頃から
落語…特に5代目志ん生の大ファンだった私は
この江戸っ子節が
小気味よくてたまらない。

さてこの寅さんですが…
昔からTVでやっていると
何となく観ていましたが
ここ数日
真剣に(?)寅さんと向き合ってみると
ちょっと彼に対するイメージが変わってきた。

寅さんといえば
必ず美しい女性に恋をして
ものすごく勝手に盛り上がっちゃうんだけど
結局最後は失恋しちゃう…というのがパターン。

しかし
案外、寅さんが
相手の女性をふっちゃうパターンも多い事に気がついた。

これが以外だったんですね。

寅さんもその女性の事を好きなのに
冗談でごまかしてしまって
相手からのプロポーズをうやむやにしちゃう。

これは
照れ隠しなのか…
それとも
「俺みたいなヤクザな渡世人なんかと一緒になっても
不幸になるぜ」という相手に対する思いやりなのか…。

TVの前で
「もう…寅さんっ!
じれったいなぁ…。
こんないい縁談…もう他にはないわよっ!」と
こちらも地団駄を踏みたくなる。

ここ数日
一緒に寅さんを観ていた夫に言わせると
「結局、結婚するのが面倒なんだよ。
結婚より自由を選びたいんじゃないの?」との事。

ふ〜ん。
そんなもんなのかな。

しかしこの寅さん。

確かに女性にはモテるだろうなぁ…と
思う様になってきた。

まず
思いやりがある。
頼りがいがある。
そして
会話をする時に
とにかく「聞き上手」なんですよね。

これには感心した。

例えば私の場合…
仕事を終えて
ちょっと嫌な事があったりした日なんか
寅さんに電話をかける。

「おぉう、チコ。
どした?何かあったんか?」

「寅さん…ちょっと色々あってさ…聞いてくれる?」なんて言うと
柴又からすっ飛んで来てくれるわけですよ。

あちらはヒマですからね。

すると寅さんは寅やの草団子と
お酒を持って
我が家に訪れる。

お酌をかわしながら
私がグズグズ愚痴を言うわけですよ。

寅さんは終始
「そうか…そうか…」と頷きながら
「さ…もう一杯お飲みよ」なんて言って
お酒をついでくれる。

そして彼は必ずこう言うんですよ。

「俺は頭が悪いから細けぇ事はわかんねぇけど
チコも色々と苦労しているんだなぁ…。
もう…こうなったら
朝までパーッとやるか!な?!」

最高のカウンセラーだと思うんです。

皆、それぞれ悩みは抱えているけれども
結局の所
それを解決するのは自分しかないわけです。

それでも時々辛くなって
誰かに話を聞いてもらいたい時がある。

聞いてもらうだけでいいんですよ。

そんな時に
寅さんのあの優しさにふれたら
惚れちゃうかもしれないなぁ…。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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