昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
スッピン
この事は以前も書き込みしましたが
お化粧をせずにスッピンで仕事場に出ると
50代以降のご婦人の患者さんに非常に評判がいい。
古くから通って下さるその世代の患者さんは
「先生もやっとまともな化粧になったじゃない」と、感無量という感じで
満足そうに頷かれる。
ところがこのスッピン。
私と同世代、もしくはそれより若い女性の患者さんには
あまり評判がよろしくない。
「あれ?先生、昨日は飲み過ぎたの?」とか
「また昨日は都内に行って遊びすぎたの?」とか
何しろ「酒がらみ」で
化粧の手を抜いているというご指摘を受ける。
先日なんぞは患者さんの
7歳の女の子のKちゃんに
「微妙〜」と言われたし
25歳のY君に
「先生…つか、なんなんスか…その顔。まっじ…びっくりしましたよ…
ありえないっしょ…」と笑われた。
『微妙』『まっじ…びっくり』『ありえないっしょ』という形容をせざるを得ない私の顔立ち…。
以前、バッチリアイメイクの素敵な
女性の患者さんに
「いつもアイメイクが素敵ね」と言ったら
「ありがとうございますぅ」と嬉しそうに笑い、
その後
「でも先生、実は私の目って化粧をとると『シジミ』みたいなんです…」と、嘆いてた。
わかるわぁ…。
私も『シジミ』ですからね…。
「シジミの時の自分って、強気になれないんだよね」と、言うと
「先生っ!ホントそうなんですよ!!」と、大きく頷いていた。
化粧という鎧で武装しないと自分に自信がもてないんだなぁ…。
例えば、お化粧をちゃんとして
セレクトショップにお洋服を買いにいき試着をしますよね。
店員さんの
「お客様…とてもお似合いでございますね」というお世辞に対して
私は満面の笑みで
「ホント…似合うわね。ここまでこれを着こなせる人って
私以外いないと思うわ…」なんて、アホな発言を平気で言っちゃう(…から
正真正銘のアホなんですがね。)
しかし化粧武装していない時なんぞは
ショップにすら入れませんよ…シジミですから。
しかしこと『仕事』に関しては
化粧をしようがしまいが関係ないですしね。
今まで通り、その日の気分でやっていこうと思います。
自堕落
自分で言うのもナンですが…
通常のウィークデーの私は
本当にストイックに食事制限やら運動やらと頑張っているつもりです。
そんな自分へのご褒美に
日曜日と祝日、そして盆暮れ正月だけは
運動せずに食べたい物を食べて
出来るだけ「自堕落な生活」をするようにしている。
もちろん多少の体重増加のリスクは伴うが
自堕落中の私はそんな事は一切気にしない。
さて…
このお正月休みの自堕落生活は凄かったなぁ…。
とにかく食べて飲んでやりたい放題でございました。
どうせ自堕落解禁デーなんだから
徹底的にやりたくなり
例えばキッチンに何かを取りにいくにも
起き上がらずにゴロゴロと転がっていったり
芋虫のように這っていったりと
まぁ…歩いた方が断然速いのだけれど
重力にすら逆らわずゴロゴロとしていると
本当に自堕落の極みの様な気がして
あえてそんな休日を楽しんでおりました。
しかし
休日があけて2日目
自堕落モードからニュートラルに戻すのが結構大変なんですなぁ…。
昨日も運動をサボってしまい
甘い物も結構な量、口に放り込んでいる。
ツイッターで
友人の「今年は身体をしぼろうと思って、ランニングウェアを購入」という“つぶやき”を見ても、触発されるわけでもなく「Mちゃん、頑張ってね…。でも私はもうちょっと、こっちの世界にいたい…」なんて、相変わらずゴロゴロしている。
本当に困ったものです。
もちろん自堕落解禁デーの時には
ピアノなんぞに触ってはいけない。
「ピアノの練習」そのものが自堕落道に反しますからね。
あぁ…こんな生活をしていたら本当に人間が駄目になりますよね。
今日から心を入れ替えますっ!
ちなみに、今朝から運動を再開致しました。
運動を始めちゃえば
すべて解決して自堕落道と縁をきれるのですが
今朝はそれを始めるまでに時間がかかった。
天使と悪魔のささやきがあるんですよ。
天使「さぁ、チコちゃん!今日からまた汗を流しましょうねぇ。
気持ちいいわよぉ〜う!」
悪魔「もう一日だけ休んじゃって、よくね?
明日からやれば、よくね?」
葛藤するんだよね〜。
でも天使の
「チコちゃんとこのスタッフの約2名を思い出してっ!
あっという間に太っちゃうよぉうっ!」
こちらのブログでお馴染みの連中の顔が脳裏をよぎる。
慌てて運動を始めましたよ。
丸ビルの…
ミラノのレストランの名店である
「アンティカ・オステリア・デル・ポンテ」なるお店の
初の日本店が丸ビルの36階にできて
そこがなかなか美味しいとのお勧めで
このお正月休みに夫とランチに行ってまいりました。
重厚感漂う外観とは対照的に
白を貴重にした案外スッキリとしたカジュアルな印象を受けた店内で
壁一面を覆う大きなガラス窓から都内を一望出来る景色は
素晴らしかったです。
お料理はそれはもう美味しかったですよ。
特にバルサミコには驚かされました。
とてもフルーティーで濃厚。
あんな美味しいバルサミコは初めて。
フォアグラの独特のクセをあえて強調させたパテって
私はあまり得意では無いのですが
この濃厚なバルサミコをつけると何故か合う。
最高でした。
また
今が旬の黒ムツを蜂蜜でマリネして
オリーブオイルでソテーしたものにゆずの皮をすっておろしたものは
絶品だったし勉強になったですよ。
あれってお肉でも白身魚でも
味付けはシンプルに塩こしょうというレシピで
何の素材でも応用出来るんじゃないかなぁ…。
美味しかったので
とりあえず豚肉の
「蜂蜜でマリネしてゆずの皮」を
家で試してみようと思います。
こちらのお店ですが
所謂、南イタリアのそれではなく
いかにもミラノっぽいイタリアンを食べたければ間違えナシのお店だと思います。
ただ、お値段のバランスやお料理の内容等総合的に考えると
我々のテーブルを担当して下さったオニイサンの
微妙に気取った態度が同じく微妙に鼻についたので
その分を意地悪く差し引いたとすると
例えば銀座の「リストランテ・ヒロ」さんや
「ブルガリ イル リストランテ」の方が軍配が上がるかなぁ…という印象のお店でした。(←つか、「お前が言うなっ!何様〜っ?!」だよね…)
さて…
それが例え高級レストランであろうが
回転寿しであろうが
私に終始一貫しているのは
近くのテーブルに座る方々の人間ウォッチング。
ついつい耳がダンボになって
隣のテーブルの方の話を盗み聞きするのが私の悪い癖。
今回は
私の左隣のテーブルに
興味をそそられるご婦人を発見。
親子三世代でいらしていていた様で
小学生位の上品な女の子に
「おばあさま」と呼ばれていたそのご婦人は
年齢はおそらく70代で
シルバーグレーの髪をショートカットにした
とても美しい方でした。
シャネルのスーツを上品に着こなしておられ
ブルーのバーキンのクロコがとてもお似合い。
私は鼻息荒く、
「ゴイサンっ!
あのバーキン見てっ!クロコだよっ!
絶対に400万近いわよっ!
凄いわよねぇ…。
あのダイヤの指輪も“どんだけなんっ”ってツッコミたくなる位、大きいわよねぇ…」と、相変わらず言う事が卑しい。
そのご婦人の
「若い頃はともかく…
この歳になるとね…本当に物欲って無くなってしまうのよ。
所詮、物なんて空しいのよね…」という発言が
妙に説得力があって格好よかった。
そうか…。所詮、物なんて空しい…か。
これを神の啓示だと真摯に受け止め
今年こそは無駄遣いを止めようと思いますっ!(←毎年年頭に同じ事を言っていますけど…今年こそはマジですぜ…。)