検証

よく聞く昔からの言い伝えや噂話がある。

このテの話に対して
私は基本的に
実際にその様な事例が過去にあったとか
権威ある機関による科学的に証明された文献があるとか
きちんと理論的に説明出来ないモノは信じない事にしている。

納得出来る文献が無い場合、
時々自分で実験して考察してみる事もある。

例えば
「ご飯を食べた直後に寝転がると牛になる」という言い伝え。

この件に関しては
実際にそのような事例があった事を私の祖母が生前、証言していた。

私が幼稚園の頃…
祖母に「おばあちゃん。ママがね『ご飯を食べた後に寝転がると牛になっちゃうわよ』って言うんだけど…それって本当?」と聞いた。

すると祖母は
「本当だよ」と断言した。
更に
「与五郎さんちの“嫁ご”(お嫁さん)がね
昔、本当に牛になっちゃって、肉にされてたべられちゃったんだよ」と言った。

えっ?!肉にされて食べられた?!

私は当時、本当にショックをうけて
現在でも食事の後は絶対に寝転んだりしない。

「与五郎」なる方のお宅のお嫁さんが
実際に牛になったという事例がある以上
「ご飯を食べた直後に寝転がると牛になる」という話は
事実であると言わざるを得ない。

では
「白髪を抜くと白髪が増える」という説。

これはどうなのか?

美容師さんに伺っても納得の出来る説明を受けた事がない。

私は某有名国立大学のある教授と仲良くさせて頂いており
彼は有名な雑誌「サイエンス」にも
研究論文を載せた実績もある優秀な先生。

そこで昨日、昼休みの時間を見計らってお電話をさせて頂き
「白髪を抜くと白髪が増える」という説はどう思われるか
遺伝子学的見地からのご意見を頂戴したいとお願いした。

彼は「相変わらず、チヒロさんはユニークだなぁ…」と笑いながらも
調べて下さるとの事。

とても優しいお人柄の先生なのです。

私は現在、局部的に7本の白髪がある。

先生からの連絡をただ待つだけではなく
自分でも検証してみようと思い
今朝、全部抜いてみた。

これから経過観察をしていこうと思っている。

この類いの実験の場合
被験者は多い方がいい。

夫に協力を請うと「勘弁してくれ」と拒否された。

人類の進歩に寄与する可能性のある大実験であるにもかかわらず
己の頭髪の方が重要らしい。

彼の遺伝的傾向から推測すれば
将来的にすべて抜け落ちてしまう可能性が非常に高く
「髪の色が白でも黒でもとにかく現状を維持したい」という彼の心情も理解出来なくはない。

そこで別の被験者を探してみようと思う。

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餃子

夜の10時過ぎ…
1人でソファに座り映画「エレジー」を観ていたら
誰やらリビングのドアをノックする。

こんな時間に誰だろ…?

ドアの鍵をあけると
近所に住む、衛生士スタッフの石原ちゃん。

彼女はニッコリと笑い
「先生、これ食べて。」と
熱々の焼きたての手作り餃子をもってきてくれた。

タレまで別の容器に入れて。

私は以前から声を大にして言っているのですが
彼女の作る餃子は日本一美味しいと思う。

皮はモチモチと弾力がありそれがカリカリに焼けていて
ふっくらしていて
中身の具がとてもジューシーで
あれを一度食べてしまうと
他のお店の物は物足りない。

私も餃子作りにはちょっと自信があって
マツケンレシピの真似をして
隠し味にコーヒーゼリーを入れるのですが
石原ちゃんのそれには足元にもおよばない。

彼女のレシピを聞いて一度作ってみたけれど
あんな風にはいかないんだなぁ…。

隠し味に味噌を入れるのがポイントらしいけれど
やはり母親歴20年以上の彼女ですから
キャリアの差なのでしょうな。

愛情が入っている。

彼女はその日は遅番で
9時まで仕事はしていたわけですから
一度家に戻ってから作って届けてくれたわけですよ。

餃子作りは結構面倒ですからね。

感激のあまり涙が出そうになった。

日々、ダイエット生活を心がけている私ですが
この時だけは目頭を熱くしながら
彼女の手作り餃子を美味しく頂戴致しました。

母を思い出した。

考えてみると
患者さんからも
採れたてのお野菜やら手料理が
殆ど毎日といっても過言ではない程
それはもう沢山頂戴する。

この時期は白菜、大根、水菜、ほうれん草、みかん等頂戴するので
私を始めスタッフ一同、殆ど野菜は買わずにまかなえちゃうんです。

本当に私は恵まれています。

心から感謝致します。

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ヒデキサン

先日の日曜日の午後は
アップル銀座店でONE TO ONEというレッスンを受けてきました。

この事は以前も何度か書き込みを致しましたが
このシステムは年間9800円支払えば
何度でも1時間のマックの操作法の個人レッスンをしてくれる。

こちらのスタッフの方々というのが
私の想像ですが
英語か中国語がネイティブに喋れて
Macの事を熟知していれば
学歴、国籍、経歴不問っぽいところが興味深い。

このレッスンですが
ものすご〜いイケメンのスタッフの方の時もあれば
「ん?」というスタッフの方の時もある。

そりゃぁ…同じ一時間を費やすのであれば
願わくばイケメンの方がいいに決まっている。
しかし
何度か足を運んでみて思ったのは
私はくじ運があまりよくないのでは…という事。

ま…なまじっかイケメンだったら
色々な邪念に気を取られレッスンに集中できないかもしれませんから
かえっていいのかもしれませんけど…。

いかんせん私は妄想癖がございますからね。

さて…今回のレッスンでは
前回と同じヒデキサンによるレッスンでした。

実はこのヒデキサンですが
とても優秀な方で丁寧に指導して下さるのですが
私はとても緊張してしまうのですよ。

彼は手取り足取り指導するというより
まずは自分で考えてやってみなさい…という教え方。

尚かつ、私の得意な「余計な無名話」は一切させないという
ちょっと怖い雰囲気がある。

他の人のレッスンの時などは
雑談ばかりして「血液型は何型だと思う〜?」てな具合で
和気あいあいとした雰囲気でレッスンは進められるのですが
彼はそういったスキが無い。
私のペースに巻き込めないという苦手なタイプ。



「はい…ではここからどれをクリックすればいいのかなぁ?」と、ヒデキサン。

「えっと…わかりません…」どっと冷や汗が出る。

「よ〜く考えてみてくださ〜い。」

「……テキストボックス…を…クリックですか…?」

「そうですっ!」

嬉しさのあまり涙が出そうになる。

そして彼は容赦なく続ける
「次はどうするのかなぁ?」

「………。」すがる様な目でヒデキサンを見上げる私。

「よ〜く考えてみてくださ〜い」

「フォントをクリック…でしょうか?」もう滝のように汗が出る。

「う…ん。ちょっと違うなぁ」

あぁ…彼を失望させてしまった。

またまた泣きそうになる。

この繰り返しなので
一時間が終わるとグッタリとしてしまう。

しかし確かに勉強になる。

また来月に予約を入れるつもり。

最近では「またヒデキサンだったらいいな…」なんて思っている自分がいる。

S気質、M気質という性格的分類をすると
よく人様に私はSだという指摘を受けますが
案外、マゾ気質なのかもしれませんなぁ…。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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