昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
記念日
日曜日の午後は
夫と一緒に前橋にあるフレンチレストランの朔詩舎へ
行ってまいりました。
こちらのお店はランチとはいえ
かなり本格的なフレンチを出してくださるお店。
な〜んて、知ったかぶっているけれど
ここに夫と一緒に来るのも約10年ぶりくらい。
「前に来た時は
何かイベントがあったんだっけ?」と私。
夫は首を傾げて
「覚えてないなぁ…。でも確か…お前が浴衣を着ていたんだよなぁ」
という事は8月だよなぁ…。
あ!もしかして!
「“付き合い始めて一周年記念”で、来たのよ!」と、思い出し
二人で苦笑い。
そもそも我々夫婦は
やれ誕生日だの
やれ結婚記念日だのと
あまり執着しない…というか、
全然興味がないんですな。
夫の両親が気を利かせて
予め食事に誘ってくださり
「あ…そうか。誕生日か」と、はじめて思い出す有様。
そんな我々でも10年前には
一応、○○記念なんぞをやっていたのだなぁ…と
ちょっと気恥ずかしい思いと
懐かしい思いで
ホント…苦笑いするしかありませなんだ。
靴の修理
私は靴が大好きで
超流行り物の形の物は
アウトレット等で激安で購入し
ワンシーズンで履き潰す。
流行に左右されないベーシックな物は
丁寧かつマメにメンテナンスをし
時には修理にだしたりしながら
長く履く。
中には軽く10年以上の付き合いの物もある。
さて
この靴の修理…。
一番安心なのはそのメーカーにお願いするのがベスト。
しかしちょっとした直しは
高崎のあるお店でいつもお願いしております。
ここのオジサンが
独特のキャラクターをお持ち…と、いうか
コミニュケーション能力が若干欠如している…と、いうか
やる気があるんだかないんだか
毎度毎度伺う度に
“イラッ”とさせられるんですな。
しかし
結果的に「いい仕事」をしてくださり
技術は確かなので
結局そこへまた伺う事になる。
先日も
昼休みに靴の修理をお願いしに伺った。
するとオジサンは案の定
嫌々ながら(という風に見える)
靴を手に取り
ジロジロとチェックをし
はぁっ…と、ため息をついた後に
「こうゆうねぇ…複雑な形のものはねぇ…
皮の部分をはずすのが大変でねぇ…
ちょっとねぇ…」と、黙り込む。
「では、はずせないわけですか?」
「いや、はずせますよ」
はずせるんじゃんっ!!
「では、修理が可能なわけですね?」
「可能かどうかはわかりませんけどねぇ…」
私サイドはこの段階でかなりイライラしてきている。
「では、やって頂けないという事ですか?どうなんですか?」
だんだん声が大きくなる。
「やりますよ。
ただねぇ…新しく皮を貼り付けた部分が
段差になっちゃうんですよ」
ここまでくると私の大声もヒステリックになってくる
「靴の底が段差になってたら歩けませんよねっ!!
素人判断ですけど
段差の部分は研磨すればいいんじゃないですかぁっ?!!
あなたの後ろにある機械は
その為の研磨機でしょう?!!」
するとオジサンは淡々と
「えぇ…ですから最後に研磨はしますよ」
えぇっ?すんのかよっ!
だったら最初からそう言えよっつーのっ!
そして待つこと30分…。
果たして仕上がりは相変わらず完璧。
そしてお会計が1200円。
これだけテマヒマかけて
このお値段。申し訳ないとさえ思う。
自然と
「どうも有難うございました」と頭が下がる。
ヒステリックに大声を上げてしまった自分が恥ずかしい。
でもですよっ!オジサンも
もうちょっとだけ説明上手になってくれるとね…いいんですけどね。
だって毎回この繰り返しなんですもの。
反面教師
某安売りメーカーのスエットパンツ。
まだ購入して2ヶ月程であるが
かなり酷使して
乾燥機でガランガランとやっていたせいか
劣化が激しい。
丈もくるぶしまで短くなり
ヒザ部分は出てしまって
かなり無残な状態になっている。
しかし
別にそれで外に出かけるわけでもないし
たいして気にせずそれをはき
ウロウロしていたら
スタッフの順子さんに
「先生〜っ、ちょっとそのスエット…しょっぱいよ」と
失笑されてしまった。
普段からスタッフに
「人様の前に出るのだから、ちったぁ小奇麗にしときなさいよ」と
叱咤している者として
“しょっぱい格好”は如何なものか…と、反省し
それを捨てる事にした。
しかし
いつもそうなのであるが
こういった物を捨てる時に
ちょっと罪悪感が心をよぎるんですよ。
その原因は
実家の母にあると思っております。
とにかく母は
物を捨てない人で
昔はボロボロになったシャツや下着などは
小さく正方形に切って箱に入れ
自転車磨きなどに有効活用しておりました。
そんな母を見て育ちましたから
ゴミ箱に自分で捨てたスエットを見て
なんとも言えない罪悪感を感じちゃうんだなぁ〜。
でもね
捨てなければ家は片付きませんからね。
私はあまり物には執着せず
不要なものはドンドン捨ててしまう。
これも面白いもので
母の影響だと思っております。
なんでも“もったいない”からと、捨てることをせず
家にあふれかえった“物”を
収納する場所がなくなると
お金を出して倉庫を作る。
当時から子供心に
本末転倒だな…と、思っておりました。
私に言わせれば
そちらのお金の方がよっぽどもったいないと思うわけです。
まさに反面教師ですな。