昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
色男…
先日、スーパーモデル級のナイスボディーをもつ
NARS系のメイクが良く似合う Iちゃんが久しぶりに検診にいらした。
「お?Iちゃん久しぶりだねぇ〜。
どうよ(親指を立て)こっちの方は?」
「先生〜っ!全然ダメっ!またフラれちゃったんですよぉう!
誰かイイオトコ紹介してくださいよぉう」
彼女とはこんな会話を開業当時からしているから
かれこれ4年は経つ。
とってもスタイリッシュで可愛くて、性格的にもとても明るくチャーミングな彼女。
しかし…何故か男性にフラれる。
「何でなんですかねぇ…」と泣きべそをかく彼女。
「う〜ん、何でなんかなぁ…」と天を仰ぐ私。
そこで歴代の彼女のボーイフレンドを思い出してみると
まぁ…いわゆる今風のイケメン…が、多い。
要するに彼女は面食いなんだな。
一目惚れして猪突猛進してしまうタイプ。
実はそこに問題点があるのではないか…と、指摘した。
昔から“色男…金と力はなかりけり”って言うじゃないですか。
特に自分でイケメンだと気が付いているイケメンは駄目。
タチが悪い。
すると、Iちゃんはなるほどと頷きながらも
「でもね…かっこいい人が好きなんですよネェ」と苦笑い。
「だからさ、自分でイケメンだと気が付いていないイケメンを探すのよ。」
そしてイケメンのプロフェッショナル(?)の私は続ける。
「実はイケメンなのに
お洋服のセンスがイマイチだったり
髪の毛の寝癖がついたままだったり
ちょっとどこか抜けてるイケメンがいいわね。
ボクトツな感じの…。
そうゆう物件を新緑のうちに摘んじゃうわけよ。」と、悪徳業者の様にほくそ笑む。
「なるほどぉ…」とIちゃん。
「それを自分好みに育てていけばいいんじゃねぇのぉ?」
そして
「先生、今日も勉強になりました!どうも有難うございます!」と
元気に帰る彼女の後姿を見ながら
満足そうに頷くやり手婆ぁなのでした。
スティレット
スティレットStiletto【stileto】 : @細身の短刀Aハイヒール、スティレットヒールB男性を臣下にするか、あるいは自らが臣民になるかを峻別する女性専用オブジェ
ハーパスバザーのコラムニストの村上新子女史のコラムよると
スティレット…聞きなれない言葉であるが
要するにすごーくヒールの高い靴…すなわちスーパーハイヒールの事…らしい。
8センチ、9センチのヒールなんぞはもう普通。
近頃では13センチ前後のヒールを履きこなせなければ
フランス女とはいえない…のだそうだ。
先日おこなわれた天才デザイナー イヴ・サンローランの国葬に
彼の95歳の母親が両脇をエスコートされながら出席した。
そしてなんと彼女の足元にはスティレットヒール!!!
その美への執念には
葬儀に出席した百戦錬磨のセレブ美女群団も脱帽したという。
日本人女性の立ち姿の悪さは海外でも有名。
膝から下が内股の可愛いポーズなのだよね。
これって確かにハイヒールを履いている時なんぞは格好悪い。
ご他聞にもれずこの私もそう。
写真を見るとゲンナリする時がある。
しかしショウガナイですよ。我々日本人は西洋の方々に比べ
靴文化の歴史が短いですからね。
だいいち
私なんぞは幅広で甲が高い、いわゆる“つちのこ”のような足をしていますからねぇ…
フランス女性のように颯爽とかっこよくスティレットヒールを履きこなしたいけれど
痛くて痛くて歩けるかどうかが心配。
しかし
クチュールシューズの名匠故ロジェ・ヴィヴィエは
「フラットシューズは履物。
ハイヒールは着るもの。
美しさのためには数時間の苦痛など耐えるべき」と言い放っている。
御見それいたしました…。
サンローランの母君を見習って…頑張りますよ…。