ペットシッター

いつも長期旅行になると一番の悩みの種が犬の事。

普段ほとんど放し飼いじょうたいなので
ペットホテルではちょっと可愛そう。

ですからいつもペットシッターさんに来て頂いていたのですが
こんかい初めてお願いした「Pet Sitter GO GO」さんはすごいです!
ビックリする位良心的で丁寧で
今回は本当に安心してお願いする事ができました。

毎日写メールで犬の写真と状況を
事細かに送ってくださいます。
「田んぼ道を歩く道三クンはいつも楽しそうです。お散歩が大好きなんですね。
排便1回、排尿4回です。
半兵衛クンと早雲クンはとても甘えん坊で、
一緒にぴょんぴょん跳ねたり走ったりして遊びました。」

これ送られてきたメールのほんのごく一部。

かなり詳細な行動がメールで報告されてくるので
我々も「あ〜あの子ならやりそうだなぁ〜」などと
嬉しそうに目を細め
本当に安心して出来ました。

帰宅した次の日
担当の方がいらして
しっかりした経過報告書も4日分提出してくださり
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尚且つ犬達の写真をポストカードにしてくださり
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とにかく至れり尽くせり!

本当に有難うございました。
ちなみにそちらを紹介しておきますね。
URL:http//www.pet-55.com

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京都へ

皆様、お久しぶりでございます。

私はこの連休
夫と京都に行っておりました。
もちろん目的は着物道の向上のための勉強と
以前からとっても行きたかった「伏見稲荷」と「南禅寺」の見学。
それから京都の超高級料亭の「瓢亭」の店先での
記念撮影。ここはかなり前から予約困難で(離れ形式の茶室が5つしかないので
私のようなイチゲンさんにはなかなか敷居が高いわけ)
それならせめて写真だけでも…という魂胆。

「3泊四日の京都は全て着物で通すかんね。
あったりまえじゃないっ!年増芸者の会の代表なんだからさっ」と
出発前は鼻息の荒い私でした。

初日まずは「伏見稲荷」
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年増芸者の皆様、ごめんなさぁぁい。
車での移動がつかれてついつい洋服になっちゃいました、。
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でもこの幻想的な鳥居のアーチはすてきでしょう?
ここは絶対着物にあうと思います。
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この後母方の従兄の豊ちゃんと合流し
南禅寺ふもとにある『瓢亭』の店先で記念撮影。
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この時、たまたま仲居さんが外にでてきた。
「豊ちゃん、なんとか食事出来ないか聞いてきてよっ!
ダメモトでいいからさっ!早く行ってきてぇ〜っ!」と私。
「そやなぁ〜そんなら一応聞いてみるか…」と豊ちゃん。

私が無理難題を押し付け
彼があちこち奔走する…という縮図は
小さい頃から変わらない…。

すると一度中に入ってまた戻ってきた仲居さんが
「茶室は全部ふさがっておりますけど
団体さん用の大きな部屋ならひとつ開いております。
そこでもよろしおすか?」

え〜〜〜っ?!
よろしおすよぉ〜〜〜っ!
やっぱり聞いてみるもんだなぁ。

そしてうっとりするような素敵な庭園をくぐり抜け
奥座敷へ。
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この瓢亭は今から300年ほど前
南禅寺へお参りする人々の休憩所として庵を結んだのが始まりで
天保11年(1837)に料亭ののれんをかかげて
会席料理の高級店として名声を得
近世の文人、頼山陽や明治の元勲、山県有明らの
深く愛するようになった名店。

夫はそうでもなかったけど
いささか緊張気味の私と豊ちゃん。
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しずしずとお料理が運ばれてくる。
名物の瓢亭卵もあった!

ここで女将が登場。
シックな紬をざっくりと粋に着こなす姿はさすが。

「もお、ほんに、今日はわざわざ来てもろて
ほんまにありがとうございますぅ」

伝統とか格式に極端に弱い私は
「いやぁ〜もう、突然にすいません。」と畳が擦り切れるほど
頭を下げる。

「今日はどちらからいらっしゃったんどすか?」
「群馬県です。」
「はぁ、そうどすか」

私はいつもは群馬最高!上州最高!と豪語しておりますが
伝統と格式の前には平気で態度をコロっとかえる。

「でも母は京都出身なんですよ。」と私。
「え?ほんまどすか?京都のどの辺…?」
「御幸町松原です」
すると京都っ子の女将は少し顔をやわらげ
「ほんまどすかぁ…そしたらホンマ生粋の京都っ子ですなぁ」
「はい、ですから私も…まぁ…いうたら半分は京都人ですさかい
地元でもついつい節々に京都の習慣やら言葉遣いがでてしまうんですわ。
まぁ…ゆうたら、DNAでっしゃろなぁ…」
「うそつけっ!」という夫の視線は無視してすっかり楽しいお話が出来ました。

仲居頭の「あき」さんというのが
これまた素敵な女性で還暦を過ぎた現在でも
ばりばりと仕事をされている。
「私はとにかく、お酒とタバコと着物が大好きなの」
あぁ…ここでも運命の女性との出会い。
お互いとっても意気投合し
さっそく来月祇園でのデートの約束をしてきました。

そんなわけで
すっかり楽しい時間とお料理を堪能させていただききました。

すると夫が最終日の5日にもう一度茶室のほうで
食事をしたいんですけど何とかなりませんかね…という
傍若無人なお願いをしている。
すると、あきさんパワーで
少し時間をすこしずらしてくれたら大丈夫とのこと。
奥の茶室を用意してくださるという。
わ〜い!五井さん太腹〜っ!
「こんなに嬉しそうなチコの顔見たのは久しぶりだったしさ
せっかくだから頼んでおいたよ」

ありがとうございます。いつもは邪けんにしていてごめんねと深く反省
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まだまだ私にとって身分不相応なお店だけど
また頑張って働こう〜っとという活力がわいてきました。

さてその後は
河原町近辺に最近出来た昔着物の店を十数点チェック。
う〜ん、なんか特別コレだぁ〜ってのはあまりなかったですねぇ。
やっぱり高山ちゃんのアドバイスとセンスはかなりハイレベルなんですね
ですからとくべつ目新しいものはありませんでした。

でも新風館3階の京都スタイル内のKYOTO表梅屋reraxの中川さんのお店は
素敵でした。ご自分の好きな柄で帯や着物を作ってくださるというお店。

その後は木屋町通のBARにて
豊ちゃんの奥さんの華ちゃんと愛娘のまいちゃんと合流。
かなり遅くまで飲み明かしました。
楽しかった〜っ!
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二日目…スイマセン。結局この日も
昨日のお酒が残っていたのと
あまりの暑さに単衣を持ってこなかったという理由で
着物をきませんでした。
あぁ…なさけない。
年増芸者の皆に何て弁解しようかな…。
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この日はまず西陣にある日吉屋さんで
蛇の目傘を購入。
色染めした竹で作られた骨組みと
高級越前和紙の色が相まって
非常に美しい和傘となっている。

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そして西陣の富田屋さんの「町屋で暮らしの体験ツアー」に参加。
明治18年に建てられた典型的な大店の町屋として
国の登録有形文化財の指定をうけている。
神秘的な3つの蔵と季節の流れを感じる6つの坪庭
奥には茶室の「楽寿」、能が舞われた離れ屋敷など
本物にこだわった西陣の秘めたる暮らしぶりが伺えます。
そして最後に
お茶会で点心として出された伝統のお弁当を復元したという
ぶぶづけ弁当を堪能。
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ここからは夫とは別行動。

私はまず八坂神社まえでタクシーをおり
独りテクテク花見小路通を歩き
その後、縄手通りへ入る。

これからが今回の一大イベント。
昔着物の老舗中の老舗『今昔西村』さんへ向かう。

何かすごい緊張するなぁ〜。

ふとみると途中、
酒屋さんの軒先に小さなテーブルとビールケースを裏返した椅子が
置いてあり『一服どうぞ』という張り紙がしてある。
ありがたいなぁ〜。ちょっと疲れたし一服しますか…と腰をかけ
タバコに火をつける。
何だかのどもかわいたなぁ〜。
すると中から出てきたおじさんに
「生ビール呑みたいんですけど」と恐る恐る声をかけると
「今、よぉ冷えたのがあるさかい、持ってきますわ」と快くおっしゃってくださり
尚且つ「お姉さんはべっぴんさんやから、300円にまけときます」だって!!
京都最高!!
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ビール一杯で勢いをつけて
今昔西村ののれんをくぐる。

いたっ!西村さんだっ!
感動で目頭が熱くなる。

西村さんの事は本や雑誌でよく存じ上げていた。
実際お逢いしてもとても素敵な紳士。
着物の事をゆっくりと丁寧に御講義下さった。
置いてある商品も明治時代、大正時代、昭和初期の物を中心として
その品質と商品そのものも
他店とは明らかに一線を画している。
さすが!!

こちらでは小紋二着、打ちかけ、名古屋帯、丸帯を購入。

今度は是非年増芸者達も勉強のため
皆とまた来たいなぁ。
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3日目。
今日着ないといつ着るの?
さすがの私も決心をし
朝食後着物の準備にとりかかる。
母の日も近いしこの日はカーネーションのお召しを着用。
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まずタクシーに乗ると
これを発見!!
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「着物を着てらっしゃる方は1割引なんですよ」
わ〜い。MKタクシー最高!
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そして四条通をお土産など買いながらブラブラしていると
こんな喫茶店を発見。
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「ハンナ…?もしかして映画『ハンナとその姉妹』のハンナかなぁ」
店内に入るとやっぱり!!
いたるところにウッディ・アレンの写真やら
彼の映画のポスターが張ってある。
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もぅ〜〜感激!!

お店の人に伺うとオーナーが大のウッディ・アレンファンなのだそう。
気が合いそうだなぁ。
こうやって自分の趣味を前面に出す経営者って好きだなぁ。

こんな風にゆっくりと京都の街を歩いていると
色々な発見があって楽しいです。

しばらく京都にハマりそう。

そしてお昼は再度瓢亭へ。
雨が降るということだったので
着物が濡れるとこまるので一度宿に戻り洋服に着替える。

今回は、ちゃんと奥の茶室に通していただいた。
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お料理もさることながら
この茶室にしてもそこから眺める風景にしても
本当に素敵。
ため息が出る。
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やっぱりいいなぁ…京都。
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「でもさ、車で5時間だったしさ、意外と近いよね」と夫に言うと
「あなたはね、ずっと寝てるわけだからね、近いだろうけど
運転しているほうね、やっぱり遠いよっ!」と彼。
確かに。
どうもすいませんです。

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