昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
戸田奈津子節
雑学が大好きな私は
マツコの知らない世界という番組は大好きで
時々思い出すとYouTubeで観る。
先日、あの!!!映画字幕界のパイオニア的存在の
戸田奈津子大先生が出演されていた。
「映画字幕の世界」
まじかよぉ〜!と、大興奮して
メモを片手にしっかり拝見させて頂いた。
映画字幕というのは
日本独特の文化なんだそうですね。
海外は殆ど吹き替えなんだそうですよ。
確かにそうかもしれませね。
夫がフランスに旅行した時に
ホテルでTVを観ていたら
黒澤明の「7人の侍」をやっていて
三船敏郎がガッと扉を開けて
「よぉっ!」と、言って入ってくるシーンで
「ボンジュール♪」と、言ったのが
あまりにも似合わなくて笑った…という話を聞いた事がありますが
字幕で慣れている我々は
吹き替えには非常に抵抗がありますね。
字幕というのは
読み切れる数というのがあり
1秒間に3〜4文字だと
負担なく読めるんだそうです。
ですから短く
しかし的確に
訳していかなければならないそうですね。
例えば
I didn’t know that.
そんな事知らなかった→直訳
初耳だ→戸田奈津子節
これはすごいなぁ…と、深く感心してしまいました。
この字幕というのは非常に英会話の勉強にもなりますね。
例えば、先日発見したのは
グループセラピー → group therapy
これを「慰め合う」という風に字幕で訳されていて
なるほどなぁ…と、思った。
試しに、プライベートレッスンの先生に
使ってみたら
普通に会話として成立していたので
一般的なんだなぁ…と、思った。
また
辞書では名詞として載っている単語でも
動詞として使っているものもあり
例えば
ゴシップ→gossip→噂
という名詞ですが
映画なんかでは
完全に動詞として使われていますよね。
案外、「これはいけるな…」という名詞は
動詞として使ってしまっていい様に思います。
この「いけるな…」というのが
感覚的に使い分ける必要があり
本当は法則みたいのもあるのかもしれませんが
説明できないんですけどね。
話が横道にそれましたが
戸田奈津子さんの名字幕の代表といえば
やはりターミネーターのあれだそうですね。
有名なやつ。
Hasta la vista, Baby
また会おうぜ ベイビー →直訳
地獄で会おうぜ ベイビー →戸田奈津子節
鳥肌モノですな。
YouTubeを観終わり「戸田奈津子さん素敵♪」と
興奮したまま2階の自宅に戻り
夫がいたので
「アストラビスタ…ベイビー」と、おもむろに言ったら
「地獄で会おうぜ、ベイビー」と、返してくれました。
こんな時(だけ?!)、この人と結婚して良かった…と思います。