白黒映画

先日、H・ボガード主演の
「3つ数えろ」という1946年に制作された映画を観ておりました。



フィリップ・マロウという探偵役の彼なのですがね。

クールで
寡黙で沈着冷静…そして己の道を行くタイプ…ではあるけど
女性にモテる…という
男性が憧れる様なキャラクター設定なわけですけれども

事ある毎に女性をパーンと平手打ちするわけです。

この時代の白黒映画に出てくる女性というのは
皆さん、綺麗でか弱く
何かにつけて
「キャー」と騒いで
かなりの高確立で失神する。

私が観ていても相当ウザいんですな。

大事な所で
キャーキャー騒ぐから

フィリップ・マロウはパーンと女性を平手打ちし
「黙れ」と一言。

殴られた女性も
ハッと我に返り黙る。

私はそれを観ていて

「アホか…。
いいんかよ…それで…。」と、
女性にツッコミを入れてしまう。

しかし昔の映画の女性は殆どそうでしたね。

ジョン・ウェイン主演の西部劇なんぞは
必ず女性がキャーキャー騒いで足手まといになり
悪者の人質になってしまう。



私が小学生の頃に父と西部劇を観ると
必ず彼が
「これだから女はダメなんだよ…」と、
苦々しくつぶやいておりましたが

今の私が観ても苦々しい。

またパニック状態の女性を落ち着かせる手段が
平手打ちて…。

もう少し、考えなさいよ…とも思ったりする。

要するにツッコミどころ満載なんですな。

この女性像を大きく変えた映画が
1979年のエイリアンでしょうねぇ…。

女性が決断力があり沈着冷静に事を運び
敵をやっつける…という設定は
それ以前の映画にはなかったような気がします。


最近、WOWOWで毎朝特集でやっている白黒映画ですが
最近の映画では観られないシーンも多く
ある意味、新鮮でして
楽しませて頂いております。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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