アカデミー賞2014

昨日は…私にとって大事な日でございました。

月曜日。
日本時間の朝9時。

アメリカでは
アカデミー賞授賞式がおこなわれていたんですな。

これはWOWOWで完全生中継をしてくれるのですが
おかしな同時通訳が入るので
夜9時から再度、編集された字幕スーパー版が
すぐに放送されるので
そちらを録画しておきました。

これが例えば
サッカーのW杯であったり
オリンピックであれば
「いよいよだよね〜」なんて
友人達とも盛り上がったりするのですが

アカデミー賞に関しては
あまり周囲に共感してくれる人がいないので
1人でこっそりワクワクしつつ
作品賞
監督賞
主演男優・女優賞
助演男優・女優賞を予め予想して
ノートに記載しておく。

これが毎年の恒例行事。

またアカデミー賞の要となるのが司会者。

今年はエレン・デジェネレス。

有名なコメディアンであり女優さんでもある方。

仕事が終わると一目散に2階に駆け上がり
再生ボタンを押す。

いよいよだわぁ〜♬

彼女の司会は2度目となりますが
ウィットにとんだ大人のジョークが期待され
実際にもオープニングから大爆笑させてもらいまして
「お腹すいたわよねぇ〜」と、
実際に会場に宅配ピザが届いたハプニングがあったりと
面白かったですね。

さて…実際の受賞作品は速報でご覧いただければ
すぐにわかりますから説明は省きますが
ある程度、予想通り…という感じでした。

ディカプリオの「ウルフ・オブ・ウォールストリート」も
是非観てみたい作品の1つですが
ディカプリオ様はアカデミー賞を取れない…というジンクスがあり
今回もそのジンクスは破られませんでした。

これは必見という「ダラス・バイヤーズクラブ」の
主演男優賞を取ったマシュー・マコノヒー。

私はこの作品に出会うまでは
ちょっと彼の事を過小評価しておりました。

なまじっかのイケメンですから
ドタバタコメディの常連役者さん…という程度の評価でしたが
実際に観てみると
マコノヒーごめんなさい!あなた…すごい役者さんですね!と
脱帽させられましたね。

また同作品の助演男優賞を取った
ジャレット・レイも凄かった。大ファンになってしまいました。

アカデミー賞の受賞した人のスピーチも
楽しみの1つなのですが
野暮なスピーチがある。

最近ではスピーチは60秒以内で…という制限がありますから
だいぶマシになりましたが
撮影関係者の名前を列挙する人がいるんですよね。

これが野暮。

「受賞できたのは皆さんのお陰です!
山田さん、高橋さん、吉田さん…」と
延々とクルーの名前を列挙する方がいる。

これはカンベンして頂きたい。

しかしジャレット・レイのスピーチは
簡潔でメッセージ性もあり
シングルマザーで育てて下さったお母様への感謝の言葉。

思わず私もグッときて
涙を流したりして…。

また亡くなった方の追悼シーンも恒例のひとつ。

あの名優フィリップ・シーモア・ホフマンも亡くなったんだよなぁ…と
大好きだった彼の早過ぎた死には
またまた涙を誘われました。

作品賞をとった
「それでも夜は明ける」

これは観なきゃいけないけど観ると辛くなる映画のひとつ。

奴隷問題の映画。

実話に基づいたお話で
アフリカ系アメリカ人の12年間に及ぶ
壮絶な奴隷生活を綴ったストーリー。

ここ暫くアカデミー賞授賞式にむけて
過去のノミネート作品の特集をWOWOWでやっていたので
あらためて観ましたけど
「リンカーン」しかり、「ジャンゴ」しかり
本当にアメリカの奴隷問題にはウンザリしてしまう。

150年前に奴隷制度は廃止されたものの
本当につい最近までは歴然とありましたよね…公での差別が。

その最たるものがミシシッピ州法(でしたっけ?)

アフリカ系アメリカ人と同じトイレを使うと感染するとか
本当につい最近まで信じている人がいたわけですから…。

どーゆー州なんだよ…と、思ってしまう。

ただ映画のすごいトコロは
そういった問題もあえて題材として取り上げて
一石を投じる。

歴史に興味がない人でも
映画を観るとこんな事があったんだ…と
知る事ができますからね。

本当に映画は素晴らしい。

先週は「アカデミー賞まであと何日だな…ウフフ」と
本当に楽しみにしておりましたから
今日は祭りの後の静けさの様な
ちょっと淋しい気持ちでございます…。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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