古漬け

先日、ブログで書込みをいたしたました
7カ国語の落語をやる竜楽さんなる人のドキュメンタリーを観て…。

肝心の日本語での落語は
お世辞にも上手いとは言えないものですから…

ちょいとここで名人の落語を聞きたくなりましてね。

原点回帰と申しますか…
小さい頃から父と一緒に
カセットテープで聴いて育った一流の落語。

ここ数日、寝る間を惜しんで(?!!)
聴いておりました。

やっぱり名人と言われる人の落語は
とにかく上手いですねぇ…。

故立川談志に
「金を払って聴きたい落語は志ん朝だけ」と、言わしめた
故志ん朝の落語をYouTubeで聴いて
「やっぱり上手いなぁ…」と、時には笑い
時にはグッと涙ぐみながら感動しておりました。

さて…志ん生、志ん朝
この名人親子の落語で
特に好きなお題を3つ挙げろと言われると
これ…相当悩みますが
火焔太鼓、文七元結、唐茄子屋政談…ですかねぇ…。

さて…話は変わりますが
昨夜は志ん朝の
「酢豆腐」という話を聴いていた時の事。

この話の中に
古漬けの話が出てくる。

ぬか床に漬かりすぎてしまった古漬け。

これを
細かく刻んで
水にさらして塩抜きをしてフキンでキュッとしぼって
刻みネギと鰹節を散らして…
ほんの少しのキリ(お醤油)をかけて…という描写がある。

上手い人の落語の描写というのは
聴いているこちらも
古漬け食べたい…と、ゴクリと生唾を飲み込みますな。

あ〜あ…。
どうしても食べたい!!と、なった。

古漬けはそのまま食べると
酸っぱくてしょっぱくて食べられたものではない。

ぬか床のお漬物は
やはり浅漬けがいい。

しかし古漬けというのは
この落語の描写の様に
ちょっと一手間加えて…つまり
水にさらして塩抜きして固く絞り…

ごま油と鷹の爪なんかで炒めると絶品ですし

刻みネギにミョウガを薄くスライスしたものと
鰹節なんかをかけてね…。
すだちをちょっと絞ってね…。

これはこれで絶妙に旨い。

あー!!!食べたい!!!!古漬け!!!!

しかし
この古漬けっていうのは
スーパーには売っておりませんからね。

また漬ける人も
わざわざ「古漬け」を作ろうと思って
作るものではない。

毎日、ぬか床をかき回していて
うっかり1つか2つ
取り忘れてしまったりして出来る代物ですからね。

なかなかお目にかかれない。

昔は祖母がぬか床を管理しておりましが
「あら!うっかりカブがつかりすぎちゃったよ」とか言って
時々お目にかかる物。

もう…何年も食べていないなぁ…。

こうなると
ぬか床をやるか…と、なるのですが
今の家に越してきて3回程ぬか床は途中で挫折。

だいたいダメにしちゃうのね。

3度目のは
「ヨーグルトをぬか床に入れるといい」と、聞いて
輸入物のちょっと高めのヨーグルトを入れたら
変な味になっちゃった。

夫の実家のぬか漬けが美味しい。

またぬか床をわけてもらって始めてみるか…と
思案中でございます。

ああ…古漬けが食べたいなぁ…。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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