昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
近未来
SF映画は
積極的に好んで観る…というカテゴリーではないのですが
WOWOWでちょっと観た映画のコト。
これ…題名が全く思い出せず…。
場所は
スウェーデンだったか…
ノルウェーだったか…確か北欧。
エリカ…じゃない。
サリナ…じゃない
リリカ…じゃない…なんだかそんな感じのタイトル。
要するに近未来の設定で
ロボットが普通に生活の一部にあるのね。
ペットもロボット。
パッと見たところ
人間と全く変わらないロボットもいる。
まぁ…映画の内容は可も無く不可も無く…というモノでしたが
まず感心したのは住居。
今と変わらないのね。
ヨーロッパの古いレンガ造りの家に
センスのいいアンティーク家具。
ただボタンを押すと
パンと空中に映像が出てきて
それでネットをするのね。
住居環境が
現在と変わらないので
非常にリアリティがありましたし
あのネット環境はいいわぁ…。
近未来モノの映画って
住居が必ず宇宙船の内部みたいになっていますでしょ。
いくら便利になったって
こんな部屋じゃ
住みたくないなぁ…と、思っていたんですよね。
「材質は何なんだろ…。樹脂?
いくらなんでもこれじゃぁ…。
私だったら、この部屋に無垢材を敷いて…」なんて考えて
気になって気になって仕方がなかった。
ただこの映画は住居がむしろ素敵なので
感情移入できましたね。
またロボット人間も
「感情を自発的にもつロボットは違法」と、
すごく利にかなった細かい設定もココロニクイ。
人間が主導権を握る。
このロボットは是非購入したいですね。
外見は人間と全く変わらないのですから
出来ればハンサムな殿方がいいですな。
家事も全部やってくれますし
こちらの都合のいいように設定できますから
「すごく聞き上手」「とにかくつくす」モードに設定しますね。
仕事が終わると
ハイボールがキンキンに冷えていて
ちょっとしたおつまみなんかも
小鉢に作ってあってね。
「お疲れ様でした」と、言う。
「ちょっとさぁ…今日はすごく嫌なコトがあったのよ」と
延々と続く私の愚痴も
満面の笑みで聞いてくれる。
うちの夫の様に
「もうその位にしておけよ」とか
「だから言わないこっちゃない」とか
こちらがイラッとする様な発言はしないわけですね。
理想的…。
となると
おそらく夫もロボットは購入するでしょうな。
若いキレイなモデルさんみたいなロボット。
設定も
「大人しい」「甲斐甲斐しい」という設定にするでしょうな。
私とは真逆の性格設定ですよ。
となると
我が家には人間2人
ロボット2体
本物の犬6匹という大所帯になりますなぁ…。
しかし
ちょっとしたトラブルも想定される。
例えば
たまたま私の横を通った夫のロボットに
「お水を持ってきて」と、言う。
すると夫のロボットは
「私のご主人様ではないので
あなた様のご要望にはお答えしかねます。」と、拒否される。
もちろん私はイラッとする。
ちっくしょう…。設定を変えてやろ!!!と、なるが
夫もその辺は想定済み。
私が無断で設定を変更しようとしても
暗証番号に網膜スキャン等の
厳重なセキュリティがしてあるでしょうから
設定変更が出来ない。
私がキィーーーーッ!と、なる。
結局
頭にきた私は
夫の仕事場に電話をかけて
「あなたねーーーーっ!!!!」と、文句を言う。
となると
現在の生活スタイルとあまり変わらない…というか
むしろトラブルが増えるという危険性もある。
ので
やはりロボットは個人専用ではなく
一家に一体がいいと思いますね。
この映画は
PCの形態、仕様…また
ロボットの実用化…
案外、近い将来そうなるなぁ…なんて
思わされた映画でした。
だって
四半世紀前は
やっと携帯電話が普及しはじめたなぁ…という程度で
PCを持っていない…という人が殆どでしたし
ましてや現在の様にPCで通話をして
PCをバックに入れて持ち運ぶなんて
想像できませんでしたからね。
弟のタケに健康診断を受けた時に
「愛煙家でお酒も好きなくせに
理想的な心臓と肺をしていて
血液検査も驚く程正常。
チコちゃんが一番長生きをするよ」と、言われ
ショックを受けた事がある。
私だけが1人残されたらどうしよう…と、将来を案じていたのですが
殆ど人間に近いロボットがいればね。
話し相手もいるから
案外淋しくないかもしれないし
寝たきりになっても介護してもらえるな…なんて
想像している…いい大人です…。