昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
わかってください
♬これから淋しい秋です
時折手紙を書きます
涙で文字がにじんでいたなら
わかってください♬
これは因幡晃さん作詞、作曲した唄で
「わかってください」という
私が小学生の頃
すごくはやった曲。
私自身大好きだった曲で
レコードもすり切れる程聞いたし
ラジオでもよく流れていたんですよね。
先日、何となく鼻歌でこのフレーズを唄って
よくよく歌詞を考えてみた。
これは
「私」という主人公は女性という設定です。
別れた彼の事が忘れられずに
時折、「涙で文字が濡れた手紙をおくりますよ」と
ある意味…宣戦布告しているわけです。
これは送られた方にしてみれば
ちょっと怖いですよね。
「涙で文字がにじんでいたならわかってください」って。
「えぇっ?!」ですよね…。
わかりたくないし
そもそも手紙は送って欲しくない!と、
言いたいでしょうな…先方は。
だって別れたわけですからね。
しかし
因幡晃さんはやはり男性ですから
彼が書いた詩は
女性の深層心理をあまり理解していないのでは?と、思った。
♬忘れたつもりでも 思い出すのね
街であなたに似た 人を見かけると
ふりむいてしまう 悲しいけれどそこには愛はみえない♬
これは男性的だなぁ…と、思うんです。
男性はとてもロマンチックですから
結構、覚えているんですよね…過去の恋を。
生前、
父もよく初恋の女性の事を
お酒を飲むとポツリポツリと言うわけですよ。
「100回以上聞いたし…」と、思いつつ
黙って聞いていると
「でもあれだなぁ…。
今、彼女に出会って本気になられちゃっても困るなぁ…。」
ニヤリと笑って喜んでいるわけですよ。
「60年前でしょ?
想像力もそこまでいくと、ある意味…すごいわよね。
断言するけど、あちらは
ちーさん(父の呼び名)の事なんか覚えていないわよ。
まぁ…帯のついた現金でも積めば
無理矢理でも思い出してくれるんじゃないの?」と、
せせら笑っておりました。
女性は割り切っちゃうと
切り替えが早いですからね。
私が作詞すると
♬思い出したくても 忘れちゃうのね
街であなたに似た 人を見かけると
ふりむいてしまう 悲しいけれど名前が思いだせない〜♬
という、何とも味気ない詩になってしまう。
これが女性の心理なのではないでしょうか…。
それとも私だけなのかなぁ…。
ただし…
一人だけ絶対に忘れられないオトコはいます。
ちーさん。
全くもう…このオトコだけは
一生引きずりそうですな…。