届いた!!!

昨年末に公開された映画
「映画と恋とウッディ・アレン」の
DVD完全版が届いた!!!!!





劇場版の他に80分の未公開映像と
30分のメイキングシーン入り!!!

嬉しい…(涙。

ウッディ・アレンは
監督、脚本、役者の三役をこなせて
成功を納めた数少ない人で
演じる際には
自らをカリカチュアライズした様な
神経質なインテリという役柄が多いわけですが
実際の彼の実像というのを
ここまで掘り下げた作品は希少だと思う。

超秘密主義と言われている彼の
ドキュメンタリー。

これはアレンファンなら
必須ものですし
逆に彼の作品を観た事が無い方でも
この映画を観たら
彼の作品は観たくなるかもしれないでしょうなぁ…。

映画界のそうそうたる面々のインタビューを中心とした
人選、構成が逸品なドキュメンタリー。

そしてこの作品は
彼の生い立ちや私生活にも踏み込んでいる。

ウッディ・アレンの過去の女性関係と申しますか
彼に公私共影響を与えた女優さんで
パッと浮かぶのが
ダイアン・キートン。

そしてミア・ファロー。

特にミアとの12年の及ぶ関係は良好に思えたが
彼女の養子の韓国人女性スン・イーとアレンとの交際が発覚して
ミアから訴訟をおこされ
当時、大スキャンダルになりましたよね。

その後スン・イーと結婚するわけですが
その辺のちょっとデリケートな部分にも
きちんとふれられている。

また
実際の撮影シーンも興味深かった。

彼は脚本も書きますから
全てが頭に入っているのでしょうね。

実際の現場は
リハーサルもなし
役者さんにも
多くを要求せず
「好きに演じていいよ。
何なら台詞も変えちゃっていいからね」と、言って
殆ど撮り直さないんだそうだ。

NG以外は殆どがファーストカットで終了なのだそうだ。
これはクリント・イーストウッドの撮影理念と似ている。

豪の女優ナオミ・ワッツも言っていましたが

「好きに演じていい」と、言われると
役者さんサイドもプロですからね。

役者魂に火がつき、最高の演技をしよう!
ウッディ・アレンに褒められたい!

そういった気分になるのだそうだ。

自ずといい演技が出来る。

ですから彼の作品に出演した役者さんは
殆どアカデミー賞を受賞しちゃう。

高校時代に
コメディライターとして有名になり
その後コメディアンとしてTV界で有名になり
そして映画界に入って
自分で映画を撮る様になって40年間
毎年1本の映画を撮るペースは今でも変わらず
77歳になった現在でも
彼の創造性は枯れる事なく
意欲的に毎日タイプライター(!)を打っているのだそうだ。

彼の作品は全部網羅していますけど
駄作と評された作品もあるんです。
(酷評したのはアメリカだけですけどね…。
ヨーロッパでは評判がよかったんですよね。
イワユル、フェリーニ風ってヤツ)

でも私は気にしないんだなぁ…。

彼の人生観が必ず表現されていますでしょ。

今迄コメディだけだったのが
特に70年代頃から作風が変わり
彼が冒頭でも言っている様に
どこか彼の人生観すなわち
愛と死そして宗教観への疑問がベースにあって
時折、物悲しさすら感じる事がある。

また2000年半ばに入ると
今迄はニューヨークが中心だった舞台も
ヨーロッパになる。

細かい映画評は省略しますが
彼の映画を堪能して
最後のテロッブの
Directed by Woody Allen を観ると
それで大満足なのです。

ある男性のレビューを読んでいたら
「そもそも身長も低く髪の毛の薄い彼が
何故かいい女にモテるという“役柄”に
無理を感じて昔からしっくりこなかった」というのがあり。





しかしこのレビューを書いた男性に一言、申し上げたい。

「そういうアナタの考え方の方がしっくりこないですよ!
長身のイケメンでも頭がカラッポだったり
話していてつまらなければモテないですぜ」

またこの彼は「モテる『役柄』」と限定していますけど
身長が低くて髪の毛も薄く
シャイでオタクで神経質で青臭い彼は
映画の役柄だけでなく
私生活でもモテますぜ。

40年前に2年間同棲して
現在でも素敵な友人関係を築いている
女優のダイアン・キートンは
「彼に一目惚れして、どうにかして彼を振り向かせたかった」と
当時の事を回想している。

また79年の作品「マンハッタン」で共演した
マリエル・ヘミングウェイ(作家ヘミングウェイの孫娘)も
当時18歳だったわけですが
映画の中でカフェで別れを告げられ涙を流すシーンがあるのですが
「あぁ…これで彼との撮影も終わっちゃうし
もう会えなくなっちゃうのかな…」と思うと
本当に悲しくなって自然に涙がでたと
回想している。

その他にも
世界中のトップクラスの女優さん達が
彼にはメロメロですからね。

本当に彼は素敵ですもん♡

このドキュメンタリー映画は
私の宝物です!!


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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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