エル・ブリ

WOWOWのバイヤーさんは
本当に嗅覚が鋭いというか
いつも「おぉっ!!!」という映画を放送してくれるので
本当に大好き。

先日、
「エル・ブリの秘密 世界一予約の取れないレストラン」という
ドキュメンタリー映画が放送されました。

「えぇっ?!この映画は知らなかった…」と、
自称映画通も勉強不足だな…と、反省。





エル・ブリ(エル・ブジともいう)の事はご存知の方も多いと思いますが
スペインにあるレストランで
一年のうち半年しか営業せず
45席のテーブルに年間200万件の予約が入るというお店。

ですから世界一予約が取れない店として有名。

私のブログを昔から読んで下さっている方は
ご存知かもしれませんが
私が遊びほうけていた昔…何度か予約のトライをした事がある。

クレジットカードのデスクの方にお願いをすると
殆どの無理難題は解決してくれるのですが
エル・ブリの予約と
先輩に頼まれた嵐のコンサートチケット予約だけは
さすがのデスクも無理でした。

さて…何故半年間しか営業しないのかなぁ…という疑問は
昔からあったのですが
残りの半年は翌年の新作メニューの開発に費やしていたんですね。

この開発の舞台裏のドキュメンタリー映画でした。

すごく興味深かったです。

オーナー・シェフのフェラン・アドリアは
世界で最も革新的なシェフと呼ばれ
亜酸化チッソガスを用いて食材を泡状にする手法を開発したり
アルギン酸ナトリウム、フラスコ、スポイト、ソーダサイホン
減圧調理器具等、
その舞台裏は料理の厨房というより
科学の実験室の様でした。

またお料理のコースは
30品目以上にのぼり
お値段は270ユーロというから
案外リーズナブルですよね。

この撮影中のシェフは
日本の食材である
柿やゆずがお気に入りの様で
「フェンネルとゆずは相性がいい…」というコメントがあり
早速、メモをとる。

私の様なフツーの主婦は
フェンネルといえば
フェンネル、塩胡椒、オリーブオイルに漬けた白身のお魚を
フライパンで焼く…という事位しか知りませんでしたから
塩胡椒の代わりに柚子胡椒なんかを使ってもいいし
柚子の皮をすり下ろしても使えるかも…なんて思い
それもメモに書き加えた。

実際、それが我が家のテーブルの上にのるのは
おそらく遥か遠い未来…
よっぽど私の機嫌のいい時でしょうけど…。

お料理好きの方には
色々とヒントになるコメントが多々あり
勉強になります。

とにかく食材に色々と手を加えるという
その手法には驚かされました。

ちなみにオーナシェフの
フェラン・アドリアは料理研究財団を設立するために
エル・ブリは201111年に閉店したんです。

余談ですが
以前、TVで観たシチリア島の漁師の人が言っていたコメント。

「料理っていうのは
例えば
とれたての新鮮な魚に
塩胡椒とオリーブオイルだけかけるのが、一番旨い。
シンプルがいいんだよ」
という言葉を思い出しました。

料理というのは食材に
亜酸化チッソガスを用いるのがよいのか…
出来るだけシンプルにするのがよいのか…。

やっぱり毎日のお料理は
シンプルな料理がいいですな。

でも、やっぱり一度は行ってみたかったです…エル・ブリ。

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