張り込み

うちのスタッフが
「うちのダンナは
家庭内ストーカーなんですよぉう」と、言う。

「ヤキモチやきって事?」というと
そうだという。

他の男性にちょっと挨拶しただけでも
不機嫌になるんだそうだ。

確かに彼女は
年齢よりはるかに若く見えるし
とにかくスタイルがよくて綺麗。

なまじっか綺麗な奥さんをもらうと
ご主人も気苦労が耐えないのかもしれない。

しかし本人にしてみれば
仕事に子育に主婦業にとの真っ只中で
ヤキモチをやかれる様な事はしていないわけだし
本人にもさらさらその気はないわけだから
他の男性に挨拶しただけで
ヤキモチをやかれたら
たまったもんじゃないでしょうなぁ…。

それでもナンダカンダと言いながらも
仲のいいご夫婦なんだろうなぁ…という雰囲気を
かもしだしているから微笑ましい。

そういえば
我々夫婦は
特に開業してからというのは
そういったヤキモチ云々という感情は
ほとんど皆無。

お互いに全く干渉しないから
「どこに誰と行く」なんて
聞かないし聞かれないしと
非常に楽なんですね。

「私は亭主に対して
ヤキモチはやかないなぁ…」と、言うと
たまたまそこに一緒にいた
スタッフの平井ちゃんに
「昔からですか?」と、聞かれたので
遠い目をして昔を思い出してみたら

そう言われてみると
結婚する前は
すごーーーーーい、ヤキモチやきで
かなりのストーカーだった様に思う…私。

例えば
張り込み!これ重要。

念には念を入れて
私の車だとバレない様に
ご丁寧にレンタカーを借りて
帽子を深くかぶる。

刑事さながら
缶コーヒーを飲みながら
彼の家の前で張り込みで、す、よ!

「絶対にオンナの所に行くにきまっているわ…」と、妄想したり
「もし本当にオンナの所だったらどうしよう…」と、悲観に暮れたり
とにかく色々な思いで
待つこと数時間…。(←このエネルギーを他に向ければ
今頃、違った人生を歩んでいたと思う…確実にっ!)

彼が家から出てくる…。

ニット帽を更に深く被り直し
缶コーヒーをグビリと飲みほし
煙草の火を消し
固唾を飲んで彼を見張る。

この時の私の鋭い眼光は
ベテラン刑事(デカ)の風格すら漂う。

何も知らない彼は車に乗り込み
エンジンをかけて動き出す。

バレない様に車間をあけて追跡。
(何故か追跡中は
前のめりになって運転する…あれって不思議ですね。)
↑どんだけ、追跡してるん?!

しかし…必ず行くところは同じで
高崎ののぶちゃんのお店「味一味」。

「な〜んだ…。のぶちゃんちか…。」と
ホッとするとともに
ちょっとガッカリとしてみたりと
複雑な心境で帰路につく。

こんな事を数回繰り返した事がありますなぁ…。

いつしか馬鹿馬鹿しくなってやめましたけど…追跡。

だって味一味ばっかりなんですから。

しかし結婚して年月の経過と共に
そういった感情は段々薄れ
現在は皆無になってしまった。

「信頼しあっているんですねぇ…」と、言われたけれども
そんなキレイな事ではなくて
ヤキモチをやくというのは
ものすごくエネルギーがいりますでしょ。

お互いに仕事等忙しくて
めんどくさい…というのがホントの所でしょうなぁ…。

でも
私も若かりし頃には
そういった事もしていたんだなぁ…と
ちょっと懐かしく思いました。

こう見えても
私も案外、可愛かったんですね♬(可愛くなーーーいっ!怖いって!)

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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