貴重(?)な体験…

段々と歳を重ねてくると
やはり一緒に過ごすには
価値観が似ているとか
例えば
笑いのツボが同じだとか
要するに何か共通項がないと
話をしていても合わないわけですから
一緒にいてもキツイわけです。
時間がもったいない…と、思ってしまう。

先日は何とも言えない
興味深いシチュエーションがありました。

5〜6人の友人達で食事に行った時に
偶然、ちょっと顔見知りの男性にお会いしたわけです。

その方の事は
行きつけのお店で時々お会いすると
お互いにちょっと会釈をする程度。

ただその時の彼は
とても人懐こい笑顔で
感じのいい方だったので
「お食事をご一緒しましょう」と、お誘いを受けた時も
袖すりあうのも何かの縁…と、
快諾させて頂いて
私の友人達と彼とで
テーブルを囲んで食事をはじめたわけです。

ソフトな物腰で
言葉遣いも丁寧で
とてもお話がお好きな方とお見受けした。

長身でハンサムで
パッと見れば
女性にモテる感じもする。

しかし…ある時点から
「ん?」というちょっとした疑問符が
脳裏をよぎったわけです。

「ん?」という疑問符が
「ん?ん?」となり
「ん?ん?ん?!!!」と
どんどん私の頭の中でふくらんできた。

彼の話の内容、そして素振りが
微妙〜に、ホント微妙〜になんですけれども
『なんか…うさん臭い…』
『なんか…詐欺師っぽい…』
『なんか…得体が知れない。』という
私の心の言葉。

こういう多弁な人いたよなぁ…。
そう…羽賀研二っぽい。

彼の裁判で偽証罪に問われ
有罪になった元歯科医師の事を思い出し
嫌だなぁ…と、思った。

パッと見た印象では気がつかなかったが
お話をしてみて
「君子危うきに近寄らず」だな…と確信。

まぁ…その時はせっかくのお食事の席ですし
彼の独壇場となっている状況下
私はかなりの忍耐の元
満面の笑みを浮かべて聞いていたわけです…。

しかし彼の話を聞けば聞く程
よくここまで
「全うに働いて生活しています」感の無い人も
ある意味珍しいというか
私の周りでは皆無なので
まぁ…貴重(?)な体験だなぁ…と
思うようにした…。

友人達の顔色をチェックすると
皆、ニッコリと笑いながら
楽しそうに頷いていた。

この疑問符は私だけが感じているのかなぁ…なんて思いながら
まぁ…何事も経験ですし
色々な人もいるからなぁ…と
自分に言い聞かせていた。

その後、彼とはその場で別れ
友人達と別のお店に行ったわけです。

すると…
全員がセキを切ったように
一気に弾けましてですね…
「あの人…怪しくない?」とか
「絶対にあの人は嘘つき!」とか
「人の目を真っ直ぐに見られない人だな。
目をジッと見る目をそらせるんだよな。
怪しい…。」とか
もう…出るわ、出るわ…。

その話だけで
朝まで盛り上がってしまいました。

やっぱり皆、私と同じ事を考えていたのねん♬

この価値観の共有がいいなぁ…。

また
うさん臭い人だなぁ…と、思いながらも
終始、彼の話に耳を傾けていた
彼、彼女達は
大人だなぁ…と、感心した。

私はその辺は
ちょっと大人げないトコロがありますから
満面の笑みを浮かべながら
相手を傷つけない様にしつつ
かなりきわどい突っ込んだ質問を投げかけた場面もあった。
これはちょっと高度なテクニックがいるわけですが
「あのギリギリのラインのツッコミは
小気味よかった」という友人からの意見も頂戴し
大笑いしてしまった。

価値観の共有できる仲間との
他愛もない話って
本当〜に楽しいですね。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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