サッチャーナイト

ちょっと古い話になりますが
アカデミー賞2012年は
皆様ご存知の通り
私の一番好きな役者さんの
メリル・ストリープが
サッチャー役を演じて主演女優賞をとった。






その作品が
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」

この公開をきっかけに
イギリスの元首相であった
サッチャー首相のドキュメンタリー映画が
いくつか公開されたわけです。

サッチャー政権時代は
私はまだ子供で
彼女の政策、当時のイギリスの状況というのは
子供の私はわからなかったのですが
父が「あれは考え方がオトコなんだな」と、言って
政治家としては認めていた節があるという
不確かな記憶が子供心にあり
イギリスといえば
チャーチル首相とサッチャー首相は
私自身が小さい頃に
父親から記憶の中に刷り込みされていた存在でした。






いかんせん、子供時代から私は
父が絶対的な存在でしたからね。

ですから
大大大好きなメリル・ストリープが
サッチャーを演じるとなれば
これはもう盆暮れ正月が一緒に来た様な
嬉しい作品でありまして
それに伴い公開された
いくつかのサッチャー首相のドキュメンタリー映画も
全部まとめて観よう!と、決めまして
先日、まとめて3本観るという「サッチャーナイト」になりました。

彼女の政権、政策には
あえてコメントはいたしませんが
(「あえて」とか言ってるし…。
オツムが足りないからコメント出来ないくせにね…)
3本観終わってから
夫に一言…、

「ゴイサン…私、サッチャーの生まれ変わりかもね」

「またそれかよ。
色々生まれ変わるなぁ…お前は。
だいいち、サッチャーは生きているじゃんか。」

彼女のアイデンティティーの源は
食料品店を経営しながら
市長も務めた事もある父親。

彼女はよく父親の話をしたという。

また理解ある夫と
双子の子供に恵まれ
家庭と仕事の両立には
さぞかしご苦労された事と思う。

また一国の代表として
様々な決断を強いられた事と思われ
まぁ…私なんぞは
しがない小さな町医者でございますが
いかんせん、ポジィティブ思考と申しますか
能天気と申しますか
自分とサッチャー首相をダブらせて観る…ので
「わかるわぁ…その気持ち。」とか言ってみたりする。

ハッピーターンをボリボリ食べながら
ソファにふんぞり返っている私なんぞが
彼女の気持ちがわかるわけない!のですが
一応、経営者として
非常に親近感を覚えた。

またメリル・ストリープの演技はもう…
言葉にはできませんね。

フォークランド紛争の時に
サッチャー首相は究極の選択を迫られる。

財政難の中
アルゼンチン軍と一戦を交えるか否か…。

官僚達は戦争回避をせまり
軍部は一気に攻める事をせまるわけです。

「ご決断を!」
静まり返る会議室。

地図を凝視するメリル・ストリープ。

この「間」がたまらない。
おそらくこの「間」は
彼女のアドリブと推測される。

そして一言
“Sink it”   「沈めて」  (つまり「やっつけちゃって」って感じ)

その迫力ある名演技には
のけぞってしまいました。

サッチャーナイト…堪能させて頂きました。

余談ですが…
“Sink it”のモノマネが
私の中では密かなブームでして
夫に「飯は?」と、聞かれても
暫く「間」をおき
キッと、夫を見据えて
“Sink it” (←意味不明…)

全部これ。

夫もいささかウンザリしている様子でございます。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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