手前味噌

余計なお世話やお節介とわかっていても
ついつい口にしてしまう事がある。

我慢していられないんですね。

先日、ある男性が電話で
「“手前味噌”で恐縮なのですが
3月は弊社の決済でバタバタしておりますので
4月に伺います」と、言った。

えーーー?!ですよ。

ちなみに『手前味噌』とは
辞書で調べると
「てまえーみそ {手前味噌}
自分で自分のことをほめること。自慢。」と、ある。

その方が言いたかった事は
要するに
「本来はそちらに伺わなければいけないのだけれども
会社の事情でいけないのでごめんなさい」という事ですよね。

ですから文頭に「手前味噌で恐縮なのですが」と持ってくると
意味不明の文章になってしまう。

私も決して言葉は得意ではありませんが
これ…お若い方ならともかくとして
ある程度の年齢で社会的地位のある男性が
言っていいんでしょうかねぇ…。

どうしてもこれが気になって気になって
夜も眠れなかった(うそ)

次の日、その方に
わっざわざ電話をして
「そういう場合は“手前味噌”って言わないでしょ…普通。
そもそも“手前味噌”の意味をご存知なんですか?
私だったら『“私事(ワタクシゴト)”で恐縮ですが…』って言いますねぇ…。
いい大人なんですから、気をつけて下さいよ。
恥をかきますよ。」だって。

言わなきゃいいのにね。

特にある程度の年齢の男性には手厳しい。

逆に、ボキャブラリーの豊富な男性は
それだけで尊敬してしまうわけです。
職業年齢関係なし。

しかしこの私のお節介…
いつもそうなのですが
言ってから後悔するわけですよ。

「やっぱり言わなきゃ良かったなぁ…。
きっと嫌な思いをしたろうなぁ…。」と、思ってしまう。

しかし
またどーせ、繰り返しますぜ…私、バカだから。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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