調べもの…


リッキー・ジャーベイスは
私の大好きな役者兼プロデューサー、脚本家で
彼の作品の
ジ・オフィスやエキストラズは
永久保存版として私のDVDコレクションにあり
時々、無性に観たくなると
深夜に1人…大爆笑させてもらっている。

彼の作品は
イギリス独特のブラックユーモアが面白いのと
彼の人柄なのか…
彼のコメディー作品には
ちょい役で超大物俳優が出演するから凄い。

ジョニー・ディップ
デビット・ボウイ
ロバート・デニーロ…もう数え上げあげたらきりがない。

さて…先日からWOWOWで
彼のプロデュースしている
Life is too short という番組が始まり
夫と2人で大笑いしながら観ていたら
これまたちょい役で
あのリーアム・ニーソンが出たわけですよ。

これはどうも本当の話らしいのですが
彼は役作りをする時にリストを作るらしい。

それをスピルバーグ監督に話したら
「シンドラーのリスト」に主演してくれ…という話になって
あの映画に出演し
アカデミー賞ノミネートされましたよね。

「へぇ…、そんな裏話があったんだ」
なんて言いながら観ていて
「シンドラーのリスト」か…と、
何となく頭の隅に残っていたわけです。

私は三度の飯より映画が好き!と
豪語する程の映画好きで
気に入った物は何度も観る。

しかし
あの「シンドラーのリスト」だ、け、は
映画館で観て
当時はもちろん感動しましたけれども
二度と観たくないな…と、思ったわけです。

だって
ナチスの殺戮シーンがリアル過ぎて
胸が苦しくなっちゃったわけです…当時。

そんな話を夫にしたら
「オスカー・シンドラーに対しては
賛否両論あるんだよな」という。

詳しく聞いてみると
彼は戦後まもなく奥さんと離婚して
その奥さんは最近まで生きておられて
晩年…
シンドラーの暴露本を出版したらしい。

オスカー・シンドラーという人は
私財を全て投じて
1200人のユダヤ人を救ったという事で有名で
結局、その為の莫大な出費で
彼は破産しちゃうわけですけれども
離婚した奥さんに言わせると
彼は女遊びが激しくて
経営能力は全く無くて
映画では彼だけが英雄視されているけれども
奥さんもユダヤ人救済の為に
奮闘したらしい。

女遊びが激しかったというのは
どうも本当の様で
とにかく女性にモテたみたい。

若かりし頃の写真をやっと見つけたけれども
確かにハンサム。

また彼は色々と起業するんですけど
確かに失敗が多かった様ですな。

そんな彼は皮肉な事に
ナチス政権下で莫大な冨を得るわけですけれども
その財産を全てユダヤ人救済に投じたわけです。

まぁ…奥さんの出版した本に関しては
まだ読んでいませんから何とも言えませんが
いかんせん、夫婦の事ですからねぇ…。

ましてや
女性問題で相当苦労されたでしょうから
客観性に欠けるのでは?という思いもあり
買ってまで読む気にはなれないのですがね。

ただ賛否両論ありますけれども
なかなか私財を全て投じて
人様の助けるというのは出来る事ではありませんからね。

彼によって命を救われたユダヤ人の方々のインタビューでも
「彼はとにかく酒と女が好きだった」
「賄賂、恐喝…手段を選ばなかった彼は
“汚れた聖人”だった」
「我々に得に厳しかったナチス親衛隊の女性隊員達と
片っ端から肉体関係を持つ事で
親衛隊員が我々に厳しくしない様に取りはからってくれて
守ってくれた」等の発言。

要するに、ユダヤ人を救う為には
手段を選ばなかったみたいですね。

NHKで「シンドラーとユダヤ人 ホロコーストの時代とその後」という
番組が放送されたらしくて
現在、それを探しています。

ただ、基本的にTVでの情報というのは
その放送局の主観がはいりますから
そういった情報はそのまま信じない様にしている。

父の口癖は
「歴史を知る上で作家の書いた本は
その作者の主観が入るから
まず色々な文献を読むべきで
一番いいのは
例えば2.26事件なんかも
裁判記録を読むのが一番いいぞ。
主観がないからな。」というものでした。

ですから色々な角度からチェックする必要がありますよね。

そんなわけで
昨日の昼休みは久しぶりに自分の時間が取れたので
映画「シンドラーのリスト」をあらためて観て
ちょっと彼の事が知りたくなり
色々調べ始めました。

この類いの…例えば以前も書き込みした事がありますが
「ゴッホは実は他殺だった?!」とか
「ピラミッドを20年で作ったというのはウソ?!
そもそもあれって墓じゃない?!」とか
今までは歴史的に真実とされていた事に対して
色々な新説が出ると
「えーっ?!マジでーっ?!」となり
「こうしちゃいられないっ!」と、パソコンの前に座り
片っ端から調べ始める癖がある。

頭の中でその時代にタイムスリップして
色々と想像するのが好き。

そうなると頭の中ではその事で一杯になってしまい
夫に「腹減ったな…。飯は?」なんて言われると
「あのね…ゴイサン。呑気に飯とか言っている場合じゃないのよ。
ピラミッドって20年で建築されたってウソらしいのよね…。
調べなきゃ…。
だからご飯を作っているヒマはありませんっ!
ほ〜んと、アナタって呑気よねぇ…。
勝手にお蕎麦でも食べて来なさいよっ!」となるのが
我が家の常。

しかし…よくよく考えてみると
一番呑気なのは私なのよね…。

世の奥様方は
ご主人、お子様の世話、お仕事…
日常の生活に忙しくされておられますからなぁ…。

要するに私はヒマなんですな。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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