自然体

まぁ…私は一応長男の嫁なわけで
義父や義母に対して
もうちょっとこう…嫁らしい事のひとつも
すればいいのですがね…。

結婚する時に
実家の母に
「『いいお嫁さん』になろうとしたらダメよ。
続かないからね。
お嫁に行くという事は
あちらの本当の娘になるんだから
自然体でいきなさい」と、アドバイスされた。

そういったトコロにだけは
非常に素直な(?)私は
夫の実家に行っても
まぁ…甲斐甲斐しく台所に立って
洗い物のお手伝いをしたのも
結婚して2年位でしょうかね。
それ以降は
自然体で過ごす様にしている。

夫の実家に行っても
お酒をガンガン飲みつつ
お義父さん、お義母さんが作ってくださった料理の数々に舌鼓を打ち
デザートまでたいらげて
眠くなるとそのままコタツで横になる。

いつの間にか
毛布をかけてくれていたりする。

もうあちらにお邪魔しても
台所にも10年近く立っていないなぁ…。

まぁ…とにかくひどい嫁ですよ。

挙げ句の果てには
最近では
夫の実家に電話をかけて
あれを作ってだの
これを作ってだのとおねだりをして
お料理を作ってもらって
わざわざ届けて頂くという体たらく。

本当に申し訳ないです。

でも…これが私の「自然体」なので。

しかし…ひとつだけ隠している事があった。

喫煙。

もちろんあちらは
私が喫煙者である事は知ってはいるでしょうが
あちらの両親の目の前で
煙草を吸った事は一度もなかったんです。

しかし先日
私は自分のオフィスでパソコンにむかっていた…
それも「くわえ煙草」で!!

すると背後から
「ちひろさ〜ん♬こんにちは!」という聞き慣れた声。

くわえ煙草のまま
後ろを振り返ると
義母がいた…。

凍りつきましたね…。

慌てて煙草を灰皿において
何事も無かった様に満面の笑みを浮かべて
「あ…お義母さん…いらっしゃい…」と、言うしかないですよね…私。

義母はたいして気にしていない様で
「色々作ってきたわよ♬」と
両手一杯に紙袋を持っていた。

「ひでゆきさん(夫の名)は二階にいますから
顔を見ていってあげて下さい…」と、義母を二階に移動させ
慌てて灰皿、煙草を隠した。

その後
私はとても落ち込んだわけですな。

よりによってくわえ煙草ですから…。

その夜
夫に「困った、困った…。私、絶対に軽蔑されたもん…」と、愚痴をこぼすと
「そんな事は気にしてないだろ…あっちは」と、彼は笑い飛ばすわけですよ。

「五井さんっ!何を言っているのっ?!
嫁が煙草なんか吸っていいと思っているのっ?!
それもくわえ煙草する嫁ってどうなのよ?!
私は認めませんっ!」

完全に論点がおかしい…。

しかし私は案外保守的なんですな。(←いや…ホントに!)
ただ他人に厳しく自分に甘いという性格が災いして
今日に至っているわけです…。

お義父さん、お義母さん…
最悪な嫁で本当にごめんなさい…。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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