昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

昨日の日曜日は高崎でイベントがあり
こちらのブログでお馴染みの「味一味」が出店するという。

最近ずっと引き込もり生活をしていた私を心配した
弟の様な存在のかず君が
「姉さん…、たまには外に出ないとダメですってば！
俺がむかえにきますから
一緒に行きましょうよ！」と言ってくれたので
久しぶりに出かけてきました。

お馴染みのメンバーにも出会い
とても楽しい時間を過ごせました。











９月と６月は単衣の着物という貴重な時期だったので
お気に入りの単衣の着物を着て行ったわけです。

現地につき
かず君と一緒に会場を歩いていたら
着物を着た品のあるご婦人に
「素敵な着こなしですねぇ…」と言われた。

私は満面の笑みを加え
少し…いやかなりの上から目線で
「9月ですからね…やっぱり単衣の…」と
ウンチクを言い
途中で「ハッ」とした。

彼女は着物界の巨匠の石田節子さんだったんです！

えーーーーーーーーーっ？！！！！！

まずいっ！

弱い者には強いくせに
強い者には弱いという
非常にコソクな性格の私は
大慌て致しました。

「もしかして石田先生ですか？！！
いや…ですよね？！！！！」

先生はにっこりと微笑まれ
「はい」と仰った。

キャーーーッ
すいませんっ！
すいませんっ！
こんなへんてこりんな着こなしですいませんっ！
いかんせん我流なものですから！
ってゆうか、先生！
恥ずかしいーーーっ！

すると先生は
「とても個性的な着こなしをされていらっしゃるし
素敵ですよ。
結局、自分が着物を楽しめれば
何でもいいんですよ…」
と、仰って下さった。

そして立ち話をしながら
私の襟元をちょっと直して下さった。

感動…（泣。

最後に彼女は名刺を下さって
連絡先も教えて下さいました。

マジですか…感動×２

早速、後日ご連絡させて頂きますというお約束をして
別れた。





その後も私は興奮が冷めず
キャーキャー騒いでいたら
一緒にいたかず君が
「姉さん…そんな有名な人なんですか？」と
怪訝そうな顔をした。

「あんたは相変わらずバカだねぇ…。
あのねぇ…石田節子先生はね
特にアンティーク着物界ではすごい人なんだよ！
まぁ…野球界のイチローかな」と、言うと

「えぇっ？！」

「だからね、私が最初に石田先生に対して言ったウンチクはね
すごく恥ずかしい事なんですよっ！
あんたがイチローにバッティング指導するようなもんなのよ」
と、説明すると
かず君も理解したようで
「でも姉さんは凄いっスよね。
あっちから声をかけてきましたもんね」と、彼。

「まぁな。私ってスターオーラがあるんじゃねぇのかな？」
などと
相変わらずのしょ〜もないアホな会話をしながら
夜の街にくり出した。

矯正のゆう子先生に
「チヒロさんはとにかく『ひきが強い』よね。強運。」と、よく言われるが
確かに有名人の方から
お声がけを頂き
ご縁を頂戴する事が多い。

ただ
今回は本当に驚いた。

色々な有名人でも
今回は私の大好きな方でしたからね。

これは私がいつも思う事なのですが
事を成し遂げる方って
お会いしてみると
とても腰の低い方が多い。

中途半端なヤツに限って
「俺って凄いだろ」オーラを
これまた中途半端に出すんだな…。

まぁ…その典型が私ですけどね。

石田節子さんは
本当に謙虚で腰の低いそして「凛とした品」のある
素敵な方でした。

先日も友人のI氏に指摘された通り
静寂な中に凛とした品格のある女性になりたいものです…けど
まぁ…無理でしょうな…。

所詮、中途半端な小さい人間ですからね。