昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
はいしゃさん
うちのスタッフのお馴染みの関ちゃん。
子供が3人いる。
二番目の長女のじゅのんちゃんから
お手紙をもらいました。
「チコ先生へ
私は高校生になったら
チコ先生の所で
アルバイトしたいです。
習字の子筆で
自分の夢を書きました。」
「はいしゃさんになれますように」
可愛いじゃないですか…。
よく色々な子供達からもらうお手紙と
心が癒されます。
あれやこれやと謀殺されている毎日で
自分を見失いがちになるほど
精神的にも肉体的にも
「疲れたなぁ…」という時
こんな手紙をもらうと
本当――――――――に癒される。
特にこのじゅのんのお手紙とお習字には
目頭が熱くなった。
じゅのんちゃんの期待を裏切らない様に
“はいしゃさん”としても頑張らないとなぁ…と、思う。
しかし
可愛いじゅのんちゃんの夢を
打ち砕く様で申し訳ないのですがね…
私の周りの女医仲間では
「歯科医師の免許と引き換えに
“女の幸せ”を売り渡したわね…」というのが口癖。
まぁ…そもそも「女の幸せ」という定義にもよりますがね。
「夫に相談して…」とか
「パパに相談して…」という
主婦の友人の話を耳にすると
時々羨ましいなぁ…と、思う事がある。
女性らしいなぁ…とか
守られているんだなぁ…とか
要するに隣の芝生はよく見えるものなんですな。
少なくても私の友人の女医仲間は
結婚していても
諸々の決断は自分でしますからね。
治療、経営、買い物、交友関係…
いちいち配偶者に相談しない。
自分で決める。
もちろん責任も自分がとる。
そうすると段々我が家の様に
一つ屋根の下に
世帯主が2人いるようになる。
但し、これはあくまでも私の事であり
世間の先生方は
そうでない方は大勢おられますよ。
映画なんぞをみていて
甲斐甲斐しく夫を支える女性をみると
「しかしなんだな…
うちの亭主はもの凄い『貧乏くじ』を引いたな…」と
苦笑いしてしまうと共に
「少しは可愛い奥さんにならないとなぁ…」と反省する…が
まぁ…2日と、もたないですなぁ…。
「え?!何でいちいちあなたに相談しなきゃいけないのよっ!
仕事の事には口を出さないで頂戴っ!」なんて捨て台詞をいい
ドアをバターンと閉める。
全く可愛げがない。
お手紙をくれたじゅのんちゃん…
高校生になったら是非うちでアルバイトしてね。
そして
私を反面教師として
「完全にオトコモード」ではない
素敵な歯医者さんになってね。