奥さん

どこの地域でも
町内会というものがあり
私が現在、住居件診療所の位置する所も
昔ながらの旧家が多い地域。

ですから
町内会のお祭りや
いわゆるリンポ班などの結束も固く
私も実際色々と助けて頂く事も多い。

さて…先日
その町内会の役員の方が
「集まりがあるので参加してほしい」と
クリニックの方にわざわざ来て下さった。

私は
「その日はあいにく仕事があるものですから…」と言うと

「“奥さん”が参加してくださってもいいんですよ」と、役員の方。

奥さん…?
ん…誰?
あ…それって私の事?

苦笑いしてしまった。

そもそも「参加して下さい」というのは
我が家の“世帯主”である「夫」への要望であったわけですね。

本来であれば
「夫に聞いてみます」とか
「夫に相談してみます」と、言うのが模範解答なのでしょうな。

しかし
私は現場で歯科医師の責任者という立場で
いつも仕事をしているので
何事も自己判断の元、
物事をおこなっている事に慣れてしまった現在、
“奥さん”とか“夫に相談してみます”という感覚が
希薄になっているんだなぁ…と、思った。

これは私が仕事をしているから…という事が
原因ではないと思う。

お友達の同業者の女医さんも
お子さんのいる方などは
仕事の現場では「先生」と呼ばれても
子供の学校行事では「K君の“お母さん”」と、呼ばれる事もあるだろうし
夫の関係者の方の前では「Kさんの“奥さん”」と、呼ばれる事もあると思う。

要するに私自身に問題があるんですな。

日常生活でいかに「奥さん」をしていないか…という事ですよ。

世界三大悪妻といえば
ソクラテスの妻
トルストイの妻
モーツァルトの妻…と、有名ですが
私も彼女達に勝るとも劣らない程の悪妻ですからなぁ…。

もう少し「奥さん」しないといかんなぁ…と
反省してしまいました。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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