昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
お風呂
女医のK先生の
「子供とお風呂に入る…」というコメントを読んで
そういえば
私は何歳まで親と一緒にお風呂にはいったかなぁ…と考えた。
そもそも私が幼い頃…幼稚園位だったでしょうか…
お風呂に入るシステムや
頭を洗うツールなども
現在とは全く違っていましたからね。
お若い方はご存知ないかもしれません。
まずシャワーがない。
蛇口をひねってもお湯はでない。
(当時「バスタブ」なんて“ハイカラ”な言葉は無かったのですが
今回はあえてバスタブと書き込みます)
バスタブに水を入れ
温めるのにガスが使われていたのですが
そのガスの装置が
台所脇の裏ドアの所にあったり
要するに
浴室の外にあったわけです。
ですからお湯が冷めてくると
お風呂のドアを開けて
「火をつけて〜!」なんて言うと
母がガスを点火するわけですよ。
また
シャワーがないから
いちいち桶でお湯をくみ
頭や身体を洗う。
更に昔にさかのぼると
トリートメントという物がない時代もあり
シャンプーしたあと
大きめの桶にお湯を入れ
リンスをキャップ一杯分いれて薄める。
そこに頭をつけて
髪の毛を馴染ませる。
そんな事をしているうちに
バスタブのお湯はどんどん減る。
ですから家族の最後に入る人は
バスタブには1/3位しかお湯が残っていない…
こんな感じでございました。
ですから
一番先にお風呂に入るのは
「1番風呂」と言って
非常に有り難いものだったわけです。
さて…私が親と一緒にお風呂に入った記憶は
母とは幼稚園位までだったと思う。
祖母とは小学生になっても
よく一緒に入って
「背中をタワシでこすって頂戴」と言われました。
今、考えてみると
タワシで背中を洗う…ってすごいな…。
まぁ…究極のスクラブですな。
毎日タワシで洗っていれば
角質なんかもたまるヒマがないですものね。
父親とは入った記憶がない。
母親に電話をして聞いてみたら
当時、父は勤務医で殆ど帰りが遅かったけれど
早く帰ってきた時には
私をお風呂に入れてくれていたらしい。
ただ
私が小学生になると
父親がお風呂から出てきて
身体を拭いているところを
うっかり通りすがりにチラッと見えたりする
シチュエーションってございますでしょ。
彼の身体の中央部でブラブラしているのを
目にするのが
すごく嫌だったなぁ…。
うちは祖母と母と
我々女3姉妹で
ブラブラしているのを持っているのは
父親だけでしたから
すごく奇妙なものに思えた。
そして
私が小学校の4年生になると
弟のタケが生まれ
まだタケの首が座ってない新生児の頃
祖母の監視のもと
タケをよくお風呂に入れました。
タケのブラブラは
父のそれと違って
ちいさなウインナーの様でとても可愛らしかったですよ。
それを今でも弟に話すと
ものすご〜〜〜〜〜〜〜く
嫌な顔をして
「気持ち悪いからカンベンしてくれよ」と言われます。
まぁ…そんな昔のお風呂の風景を思い出して
懐かしいなぁ…と思いました。
現在は温度と湯量設定をして
お湯がたまると
「お風呂がわきました」というアナウンスまで流れる。
本当に便利にですよね。