テーブルマナー

FBを眺めていたら
甥っ子の龍之介が
コンラッド東京にあるセリーズbyゴードン・ラムゼイで
ランチをしている写真が載っていた。

ナイフとフォークをきちんと使っている姿が
「お!龍之介!なかなかやるじゃんか!」と
とても微笑ましかったし
妹の典子夫婦も
きちんと躾をしているんだなぁ…と感心した。





さて…
食事の食べ方の話は
よく矯正のゆう子先生と話すのですが
幼稚園の頃から
うちもゆう子先生のお宅も
とにかく両親が
食事のマナーはとても厳しかった。


お箸の持ち方はもちろんの事
ナイフフォークの使い方
特に
このナイフフォークの使い方は
今から40年前でしたし
両親も戦前生まれですから
ナイフフォークを使う料理=フランス料理という
固定観念しか彼らにはなかったわけです。

さてこのナイフフォークですが
お肉の場合はよい。

しかし
お魚の場合…
骨付きのまま出てくるものは最近では少ないですが
骨付きの魚料理…
あれって幼稚園児にはとても難しかったんですよね。

絶対に魚を裏返してはいけない…という原則がありますから
フォークで頭の部分をおさえて
ナイフを寝かす様にして骨と身をはがしますでしょ…。

母の監視の元…
必死で練習させられたものです…。

2歳下の妹の典子は
記憶にあるのかなぁ…。

そしてそれを実地訓練でレストランに行くわけですが
幼稚園だったか小学生になりたてだったか
記憶は定かではないのですが
実地訓練の場所は
殆どの場合、
地元にスズランというデパートがあり
最上階に広いレストランが当時はあったわけです。

そこで実地訓練。

しかし…
所謂、フランス料理のお魚の食べ方のマナーを
自宅で練習しても
スズランデパートのレストラン…というか
食堂ですな。

そこでは
海老フライやらハンバーグやら
カレーライス、ナポリタン(!懐かしい…)等の
メニューしかなかったわけです。

ですからメニューに
骨付きのお魚のお料理がない事に
子供心に「ホッ…」としたと同時に
基本的には自宅ではいつも納豆ご飯系だし
外食しても
結局はスズランの海老フライなわけだから
フランス料理の骨付きのお魚のマナーなんか特訓しても
意味ないじゃんか!!!という様な
釈然としない気持ちがあった。

しかし結果的には大人になった現在では
とても感謝しています。

そんな話をゆう子先生にしたら
「私も小さい頃、練習させられたわよ…。
帝国ホテルのフレンチで…」

えぇっ?!帝国ホテルかよっ!

スズランデパートの
海老フライとはワケが違うじゃねぇか…。

す…すげぇな…。

やっぱり東京のお金持ちは違うなぁ…と、
苦笑いさせられました。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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