昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

お若い方はご存知ないかもしれませんが
昔、
「24時間戦えますか？ビジネスマーン♬ビジネスマーン♬」という
TVCMがあった。

24時間戦う…つまり24時間仕事モードでいるなんて
とてもじゃないけど無理…。

ですから私は仕事のONとOFFの切り替えは
きっちりとするように心がけてはいるが
経営しているとなかなかそうはいかない。

9時以降もオフィスに居座り
同業者で開業している友人達と
仕事の話で互いの情報交換をし
「へぇ…。それって勉強になるわぁ…。」なんていう
長電話が最近特に増えている。

仕事をしていると何かと気苦労も多いが
よくよく考えてみると
やっぱり仕事が好きなんですね。

アラフォー向けの某有名女性ファッション雑誌の
読者モデルを最近までやっていたという
M先生などもその一人。

歯科医師として
非常に向上心のある女医さんで
とにかくよく勉強されている。

ご主人と一緒に歯科医院を数件経営し
子育てもきっちりとこなし
いわゆる華のある美人な女性で
一見、とても女性らしい雰囲気を持つ。

しかし話をしてみると
サバサバとして男前な女性で
尚かつ完全な仕事人間で
休みの日も
クリニックに行って、技工物（歯の被せ物）類のチェックは
おこたらないというから凄い。

「子供が一番大切。その次は仕事。亭主は一番最後ね」と笑う。
（ちなみに私の場合は①仕事②犬③亭主という順位づけですw）

彼女は去年、読者モデルを辞めたらしいのだが
その理由として
読モ（読者モデル）といえども
雑誌にしょっちゅう出る様になると
今後、子供にもし迷惑がかかると困るから…という理由と
「読モでもね…女ばっかりの世界だから
色々とあるのね…人間関係が。
お世辞の言い合いばっかりでね。
そういったのが面倒くさいから
辞めたのよ」

かっこいい…。

言ってみてぇ…。

しかし彼女との長電話は
殆どが仕事の話が中心となり
「お互い、本当に仕事が好きなのねぇ…」という話に帰結する。

先日、また別の女性歯科医師で
ご自分のクリニックを経営されている方が
「患者さんがお帰りになる時、患者さんがすぐ側を通るのに
顔を上げず、目を合わせず
片付けの手を止めずに「おだいじに」と
患者さんに声だけかけるスタッフ…、
（患者さんに対して）無礼極まりない。
どう指導したら良いのでしょうか…。
最後にどっと疲れを感じました…。」とのコメントがあった。

私自身もなるべくそれには注意はしていますが
やはり私もスタッフも含めて
そういった細かい気配りが「完璧か」と、聞かれると
自信がない。

経営者の方々は
それぞれ色々な苦労をされているのだなぁ…と、思いました。

それでも…やっぱり仕事が大好きです。