昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

今日は患者さんのTさんの話に
大笑いさせられました。

Tさんはパリの街並が似合いそうな
60代のご婦人で
結婚して40年以上が経ち
お孫さんもいらっしゃる。

私は彼女の歯に衣着せぬ物言いが大好きで
いつも彼女とのお喋りに夢中になってしまう。

彼女曰く
旅行は女友達と行くのが一番楽しいという。

「だって先生…
亭主と行ってもつまんないのよぉう」と、笑う。

第二の人生を楽しむ彼女に対して
退職したご主人は家にいる事が多く
どこかに出かけるにも
１人では出かけたがらないらしい。
奥さんが一緒じゃないとダメらしいんですな。

「自分で勝手に遊びに行けばいいのにねぇ…。
私なんかね、
そんな亭主を放っといて
お友達とドンドン遊びにいっちゃうけどね」と、言い
「そうするとね…亭主がスネるのよ…。
本当に面倒なのよねぇ」とクスクス笑う。

その話っぷりがとても面白かったわけです。

そういわれてみると
男性って歳を重ねてくると
スネちゃう事ってあるなぁ…と思った。

先日、実家の父と電話で喋っていて
彼が
「俺だけ、つんぼはじき（仲間はずれ）にしたろ！」と言い
スネたんですよ。

子供じゃあるまいし…。

「別に仲間はずれにしたわけではないのよ。
昔と今では時代が違うからね…。
もちろんアドバイスは欲しいのよ。」と
ちょっとおだてながら
相手をなだめるのが
面倒だなぁ…と、思うわけです。

数日前も夫とちょっとした口論をした時
「お前はすぐ俺を“仲間はずれ”にするんだよ」と、
言ったわけです。

彼とは10年以上の付き合いですが
愕然としましたね…。

ここにもいた！「スネ夫」君！

我々夫婦は
基本的には相手の行動を
干渉しない事にしている。

もちろん重要事項は彼に伝えますがね。

お互い、仕事で疲れているわけですから
細かい事をいちいち相手に伝えるのが面倒なので
自分で処理をする。

しかし
それが例えば仕事がらみの大きな事になってくると
夫としてみれば
「何で俺だけ知らないの？」となるわけでしょうな。

私にしてみれば
「あんたに言ってもしょうがないからよ。
結局、私の仕事ですからね！」と
言いたいトコロをグッとこらえ

「別に仲間はずれにしているつもりはないのよ…。
あなたも色々と忙しいでしょ？」なんて
なだめるのが
「うっぜぇなぁ…」と、思う時がある。

さて…このスネ夫君というのは
各ご家庭にいるのでしょうか…？

既婚女性の友人や患者さんに
色々聞いてみたトコロ
案外…スネ夫君は
多い事が判明。

Tさんの仰る通り
突然現れる「スネ夫君」…と申しますか
亭主の「スネ夫化現象」…と申しますか
いずれにしても
確かに厄介ですな。