昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
ツバメ
昔から来てくださっている親しい患者さんが
久しぶりに来院された。
「先生、携帯を変えたらさ
先生のブログが見られなくなっちゃって
超ショックなんだよぉう。すごい楽しみにしていたのに…」と言ってくれた。
素人散文のつまらないブログを
毎日読んでくださっているんですね。
目頭が熱くなる。
私は
「その携帯をみせてよ。見られないって事ないとおもうけどなぁ…」
そして彼女の携帯をちょこちょこといじっていたら
結局見られる様になったわけですよ。
すると彼女は
「わぁ!超嬉しい!先生、ありがとう!」
いやいや、とんでもございませんですよっ!
本当にこちらこそありがとうございますですっ!
ブログには
毎日のちょっとした出来事なんかを書き込みしているので
読んでくださっている方と話すときは話が早いんですよ。
私が患者さんに
「この間の日曜日にさ…」と言うと
「あ。知っている。軽井沢に行ったんでしょ?
マツ(子犬)元気?」なんて言ってくれる。
それにひきかえ
身内…親や妹弟達は全く読んでくれていないんですよ。
うちの親族で読んでいる人って
弟のお嫁さんのあゆみちゃんぐらい…。そうゆうトコロも可愛いよね。
逆に、夫の親族の方々なんかは読んでくださっているのですよ。
私は本当に嫁ぎ先に恵まれているんですなぁ…。
鬼嫁なのに有難い事でございます。
先日も母と電話で話していて
私が「ホラ、ブログにも書いたから話が重複するかもしれないけど…」と、言うと
母は無言。
「あ、読んでない?」
すると彼女は物凄く慌てて
「いやぁ、読みたいのよぉう…ホントはね…。
でも…ほら…最近ちょっと忙しくってね…」とシドロモドロ…。
大統領じゃあんめぇし、いくらなんでもそんなに忙しかねぇだろぉ…。
小さい頃母に
「お母さん、子供のためなら死ねる?」と聞いたら
「もちろんだよ。親ってものはそうゆうものなんだよ」と言っていたし
何しろ子供達の為ならどんな事でもいとまずに
日々奮闘していた母。
しかし嫁に出しちゃうと
完全に子離れしちゃうのね。
もちろん陰ながら子供達の事は心配はしているのだろうけど
もう子育ては終了したので自分の人生をエンジョイしている…という感じ。
何かあっても
「もうあなたの母親は五井さんのお母様なんだから」というのが口癖。
私はマザコンですからちょっと淋しい感じ。
うちの軒先に毎年ツバメの巣が出来まして
毎日観察するのが好きです。
若夫婦は一生懸命、枝や泥を運んできて
巣を作る。
そして卵が生まれると
夫婦で交代してそれを温め
ヒナが生まれると
親鳥夫婦は、もう…けなげな位
一生懸命餌を運んでくる…親鳥達のツヤツヤした毛並みも段々抜け落ちてくるのよね。
それでもお腹を空かせている子供たちの為に
休むまもなく餌を食べさせる。
そして大きくなった子供達は
ピューッと巣立ってしまう…。
私は一連のその流れを毎日観察していて
人間の親子と一緒だなぁ…と思うのですね。
つくづく親業という仕事は大変だと思います。
そして私も嫁いだわけですから
親元から巣立ったわけですものね。
いつまでも
元の親の巣に戻ってきて
餌をねだるツバメはいませんよね。
「ってゆうかさ、温暖化だか何だか知らないけど
最近、餌が少なくってさ、超お腹空いてんのよ…。
何か食べるものない?」なんてね。
私もツバメを見習わないといけませんね。