昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
落ち着く…?
私はよく「先生、ホント…若いですよねぇ…」と、言われる。
しかしこれは
肉体的に若いという事ではなく
オツムの中身がいつまでたっても成長しないという事を
やんわりと尚且つ失笑を含みつつ言われるわけですよ。
確かに
周りを見渡してみると
皆それぞれ歳を重ねるとともに
それ相応に落ち着くところに落ち着いているよう。
お酒の席でも
以前は朝まで飲み明かした仲間も
「じゃ…そろそろ…明日も早いから…」と、言い
早々に帰り支度をはじめる。
実際、最近は翌日にまで疲れが残るのだそうだ。
そっかなぁ…。
私は仕事も遊びも大好きだから
どちらも精一杯やってもちっとも疲れないけどなぁ…。
電話で話していても
「もう歳だしさ…」と言う。
そっかなぁ…。
「お前もいい歳なんだから
いい加減に落ち着けよ」と言われるけど。
何となく腑に落ちない。
ちなみに
西陣の神様と呼ばれた
機織り職人の兄弟は
100歳過ぎるまで生涯現役を貫かれ
弟さんの方がテレビの取材で
「5歳の時から毎日仕事をし
気がついたら100歳を過ぎていて
兄貴が常々“90歳を過ぎるとガクンと肉体の衰えを感じるぞ”と言っていたが、
本当にその通りだった。」という様な事を仰っていた。
また女優の森光子さんも
今年はもう無理だろうな…と思っていた『放浪記』も
上演が決まりましたよね。
こんな人生の大先輩が頑張っていらっしゃるわけですから
40代なんて
まだまだ若いっしょーっ!
ガンガン働いてガンガン遊んだらいかがですかーっ!という思いがある。
そんなある日
朝ごはんを食べ終わり
仕事の準備をしていたら
携帯電話が鳴ったわけです。
電話をみると
「K」となっている。
私より一歳年下の友人。
はて…?こんな早朝にどうしたのかな…?
「もしも〜し♪」と電話に出てみると
ヤギです…と、聞きなれぬ若い男性の声。
事情を聞くと
ある飲み屋さんで
酔いつぶれて寝てしまったKが全く起きないので
困ってしまったヤギクンは
Kの電話の通話履歴を頼りに
片っ端から電話をかけているらしい。
迎えに行ってあげたいけど
私はこれから仕事なのよ。
Kの彼女のSちゃんに電話して迎えに来てもらいなさいよ…と言って
電話を切った。
しっかし何だな…朝ですよ。
こんな時間まで飲んじゃって酔いつぶれるヒト、好感持てるなぁ…
学生時代みたいで懐かしいな…。
変なトコロで感心する。
私だけじゃないんだな…なんて
ホッと胸を撫で下ろす。
そこで私は夫に
「ゴイサン…いつも苦労ばかりかけてごめんね。
Kが落ち着いたら
私もいよいよ年貢の納め時なので落ち着きます。
それまではどうぞ今後とも宜しくお願いします」と頭をさげておいた。