目標

弟のタケが
先日、整形外科の認定医の試験を終えたとの報告。

「あんたは何事も用意周到にやるから
試験も合格しているでしょ?」と、言うと

多分合格したと思う…、でも…
「でも…?でもって何よ」と、言うと

今までは認定医の試験を目標に生活してきたから
試験を終えた今、目的意識が無くなってしまったので
次の目標を何にしようか迷っているという。

わかるなぁ…それ。

何でもいいから
目標を決めてそれに向かって猪突猛進するのが好きなんですな、我々姉弟は。

ま、私の場合はその目標が
前橋シティマラソンに出る事…とか
いつまでに体重を落とす…とか
タケのそれに比べるとかなりレベルが低くなるけどね。

何の目標もなく生活していると
日々の生活そのものが空しくなり
挙句の果てに
「人間は何故この世に生を受けたのか…。
私という人間の存在意義は何なのか。」などと
わけの分からぬことを言い
深夜、母に電話したりする。

母は大きくため息をつき
「おめでたい人だねぇ…。
要するにねっ、あんたは暇なのよっ!
暇だからそんな余計な事を考えちゃうのよ。
もっと日々精進して働きなさいっ!」と、一喝され電話をきられちゃう。

さて
話をタケに戻しますが…
最近…特に結婚してからというもの
あゆみちゃんが本当に出来たお嫁さんで
上げ膳据え膳で尽くしてくれるから
それにアグラをかいて生活しているタケは…
もうどんどん太ってしまって
ダサいオヤジ化への一途をたどっているのが心配。

昔、アメフトやサーフィンをしていた頃は
引き締まった体格をしていたし
もう少しオシャレにも気を使っていたはずなのに
「本当にダサいオヤジになっちゃって
あゆみちゃんにも捨てられるわよ!」と、言った。

「そうなんだよね。
最近ブクブク太ってきたら
まずいなぁ…とは思っていたんだけど…。」

次の目標はダイエットしてカッコいいオヤジになる!にしなさいよ…と、
認定医から比べると随分レベルの低いアドバイスをするアホな姉。

「お!それいいねぇ…。
早速、今日から始めるよ!」と、鼻息の荒いタケ。

「私もね…実はハッピーターンにハマッちゃって
ベスト体重より4キロも太っちゃったのよ。
そんなわけで
お姉ちゃんも頑張るから
タケも頑張って!」

アホな会話ですよ。

姉弟、医療関係者なんだから
例えば
もっと地域医療に貢献したい!とか
医師不足の地域へ行って何かお役に立てる事をやってみたい!とか
高貴な目標を立てればいいのに
その目標が“ダイエット”ですからね。

まぁ…何と申しますか…
そろいもそろって…オツムの程度の低い我々なのでございます。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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