昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
effort
ハーパス・バザー日本版の編集長のコラムによると
2010年のファッションのキーワードは
『エフォートレス』なんだそうだ。
エフォート(努力や頑張り)レス。
要するに「頑張らない」、
肩肘張らず、リラックスしたファッションという事なのだそうだ。
エフォートレス シック。
エフォートレス エレガンス。
何だかわかった様な、わからない様な…。
肩肘張らず、リラックスしたファッションとなると
私の場合は、開業当時から愛用している
腰の部分に「CRAZY LADY」と、プリントされた
ドンキホーテで980円で購入したジャージと
金魚の絵がプリントされた
10年以上は着ているであろう
古着屋にて500円で購入したTシャツという組み合わせになってしまう。
この上下の組み合わせ…ジャージの膝の部分なんぞは
完全に伸びきってしまっているのだが
この伸び具合が逆に愛しく
私にとっては大変リラックス出来るモノなのである。
これをシックにエレガンスに着こなせというというのか。
このイデタチに
マックスマーラのコートをシックに羽織り
ルブタンのヒールをエレガントに履いたら…想像するだけでも怖い。
もともと私は
外出用の服と
自宅用の服は完全にわけている。
その落差が激しい。
小さい頃からそうだった。
当時、お出かけ用の服はもっぱら
地元にあるスズランデパートという所で買ってもらっていた。
そしてそれを着て
出かけて家に戻ると
母に「お出かけ用なんだから早く着替えなさい」と、言われ
大切にハンガーにかける。
ですからお出かけ用の服を着て出かけると
なるべく汚さないように気を使わざるを得ず
それを着る事自体がもう
肩肘を張り、努力を強いられる事であった。
自宅用の服は穴が開くと祖母が当て布をしてつくろってくれ
もうこれ以上は無理…という状態まで着たものだった。
洋服という機能がいよいよ果たせなくなると
それは細かく10cm四方程の大きさにきざまれ
自転車磨き用の布になり
母が小さな缶に保管する。
この自宅用の服は
何も気を使わなくてもいいので
本当にリラックス出来るものであったから
今でもその習慣は変わっていない。
世の中がエフォートレスなファッションになっても
私はあえてエフォートでいこうと思っている。